ゴジラVSメカゴジラ
2004年9月4日 ゴジラ
やっぱり毎日日記とレビューを両方書くのはツライですね(^^;これから一日置きにしようかな(^−^;
と言うコトで、本日は「VSモスラ」の続編「ゴジラVSメカゴジラ」を。
まさに「平成ゴジラシリーズ」絶頂期に製作された作品。今作では、キングギドラ、モスラに続いて人気怪獣メカゴジラが復活した。前作の動員420万人、興行収入37億、日本映画興行収入1位と言う記録的な大ヒットを受けて製作されたのが、本作「ゴジラVSメカゴジラ」である。
登場怪獣はメカゴジラを始め、人気怪獣のラドンも復活し、さらにはゲストキャラとして物語のカギを握るベビーゴジラに白羽の矢が立った。
さて、問題の物語部分なのだけれど、脚本は良かった。私は個人的に台本を読んだことがあるのだが、登場人物のキャラ付けがしっかりなされており、完成作品ではゴジラが開始10分以内に登場するのに対し、台本ではそれまでのエピソードが細かく描かれており、ゴジラ出現までの緊張を盛り上げているのだ。
ところが、完成作品ではこれらの人間ドラマはかなりカット。どちらかと言えば特撮シーンが際立つ作品となった。それが作品にとって良かったのかと言うと、まあ必ずしも良かったとは言えない。何と言っても特撮シーンが多すぎて、ココが見せ場だよ!というシーンが前半にはないのだ。ただ、その辺りは脚本作成時に考えてはいたのか、後半のクライマックスでは幾分努力の辺りが見え見せ場のシーンがある。
それで、その特撮シーンなのだが、全体的に出来はいい。「キングギドラ」の時に見られた合成の粗さは皆無だし、前作で目立った昼のシーンにおけるミニチュアの拙さも見られない。一種の到達点に到着したと言えるだろう。またゴジラ・ラドン・メカゴジラによる幕張・ベイエリアのバトルも趣向が凝らされていて飽きることは無い(ただ、光線の吐き合いみたいなきらいはある)。
一方の本編は、先程も述べたように大幅に切られている所為か、ドラマ性は前作に比べると希薄。ただベビーと佐野量子扮する梓の愛物語に重点を絞って編集されているため、わかりやすいとは言える。まぁ、そうすると前半の導入部分である青木の訓練シーンはあんまり意味を持たなくなるのだけれど。
ある程度の位置まで来てしまった平成ゴジラシリーズ。多少行き詰まり感が見られるのだが、興行的には30億円に到達。動員も380万人に達し、94年度日本映画興行収入第2位を記録した。
一見の価値アリの作品である。
「ゴジラVSメカゴジラ」
監督:大河原孝夫 特技監督:川北紘一 脚本:三村渉
音楽監督:伊福部昭
青木一馬:高嶋政弘 五条梓:佐野量子 三枝未希:小高恵美
佐々木拓也:原田大二郎 曽根崎淳:宮川一郎太 麻生孝昭:中尾彬
瀬川長官:佐原健二 桂木邦夫:ラサール石井 大前博士:川津祐介
と言うコトで、本日は「VSモスラ」の続編「ゴジラVSメカゴジラ」を。
度重なるゴジラの襲撃に、日本政府は筑波に国連・G対策センターを設立し、対G超兵器「メカゴジラ」を建造した。そんな中、ベーリング海・アドノア島にて調査隊が巨大な卵を発見する。と突然、そこにラドンが出現し、海上から現れたゴジラと戦い始めた。何とかその場から逃れた調査隊は、卵を京都の研究所へと運ぶ。数日後、卵は突然孵化し始めた。卵から生まれたのは何とゴジラザウルスだった。何故ゴジラザウルスの卵があの島にあったのか?そして遂にラドンを倒したゴジラが四日市から日本に上陸する。ゴジラを倒すべく、メカゴジラが出動するが・・・。 世紀末覇王誕生。
まさに「平成ゴジラシリーズ」絶頂期に製作された作品。今作では、キングギドラ、モスラに続いて人気怪獣メカゴジラが復活した。前作の動員420万人、興行収入37億、日本映画興行収入1位と言う記録的な大ヒットを受けて製作されたのが、本作「ゴジラVSメカゴジラ」である。
登場怪獣はメカゴジラを始め、人気怪獣のラドンも復活し、さらにはゲストキャラとして物語のカギを握るベビーゴジラに白羽の矢が立った。
さて、問題の物語部分なのだけれど、脚本は良かった。私は個人的に台本を読んだことがあるのだが、登場人物のキャラ付けがしっかりなされており、完成作品ではゴジラが開始10分以内に登場するのに対し、台本ではそれまでのエピソードが細かく描かれており、ゴジラ出現までの緊張を盛り上げているのだ。
ところが、完成作品ではこれらの人間ドラマはかなりカット。どちらかと言えば特撮シーンが際立つ作品となった。それが作品にとって良かったのかと言うと、まあ必ずしも良かったとは言えない。何と言っても特撮シーンが多すぎて、ココが見せ場だよ!というシーンが前半にはないのだ。ただ、その辺りは脚本作成時に考えてはいたのか、後半のクライマックスでは幾分努力の辺りが見え見せ場のシーンがある。
それで、その特撮シーンなのだが、全体的に出来はいい。「キングギドラ」の時に見られた合成の粗さは皆無だし、前作で目立った昼のシーンにおけるミニチュアの拙さも見られない。一種の到達点に到着したと言えるだろう。またゴジラ・ラドン・メカゴジラによる幕張・ベイエリアのバトルも趣向が凝らされていて飽きることは無い(ただ、光線の吐き合いみたいなきらいはある)。
一方の本編は、先程も述べたように大幅に切られている所為か、ドラマ性は前作に比べると希薄。ただベビーと佐野量子扮する梓の愛物語に重点を絞って編集されているため、わかりやすいとは言える。まぁ、そうすると前半の導入部分である青木の訓練シーンはあんまり意味を持たなくなるのだけれど。
ある程度の位置まで来てしまった平成ゴジラシリーズ。多少行き詰まり感が見られるのだが、興行的には30億円に到達。動員も380万人に達し、94年度日本映画興行収入第2位を記録した。
一見の価値アリの作品である。
「ゴジラVSメカゴジラ」
監督:大河原孝夫 特技監督:川北紘一 脚本:三村渉
音楽監督:伊福部昭
青木一馬:高嶋政弘 五条梓:佐野量子 三枝未希:小高恵美
佐々木拓也:原田大二郎 曽根崎淳:宮川一郎太 麻生孝昭:中尾彬
瀬川長官:佐原健二 桂木邦夫:ラサール石井 大前博士:川津祐介
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