いやはや、今日は大変な一日だった。
何せ、朝っぱらから検査の為に総合病院に行かなきゃいけなかったんだもの。んで、大抵そういう所は待ち時間がこれでもかとあるので、今日は先頃某インターネットショップで購入したこの「ドラえもん映画主題歌集」を持ち込んで、ずっと聞いていた。

そんなこんなで、今日はそのCDのレビューを。
例によって、今回は思いいれタップリで書いてることを先に断っておこう。



<曲目>

・さよならにさよなら(歌:海援隊「のび太の創世日記」より)
・夢の人(歌:武田鉄矢一座「のび太と夢幻三剣士」より)
・少年期(歌:武田鉄矢「のび太の宇宙小戦争」より)
・天までとどけ(歌:武田鉄矢「のび太のアニマル惑星」より)
・雲がゆくのは・・・(歌:武田鉄矢「のび太と雲の王国」より)
・時の旅人(歌:武田鉄矢「のび太の日本誕生」より)
・世界はグー・チョキ・パー(歌:武田鉄矢一座「のび太と夢幻三剣士より)





これまで発売された「ドラえもん」のセルCDの中で最も売り上げが高いと思われるのがこのCD。何せ発売は95年3月なのに、未だに店頭に並んでいるだから凄い。このCD、所謂「ロングセラーCD」なんだろう。

それで、聞いてみた率直な感想を述べてみると、素直に素晴らしいと言えると思う。
武田鉄矢の書く歌詞が素晴らしいということは、もうこのブログで何度も触れてきたが、このCDはそれを改めて痛感させてくれた。
先日も同じことを書いたが、「映画の感動が沸き起こってくる」というのはまさにこのこと。それと同時に彼の書いた詩はドラ映画を見た幼い頃の思い出を思い出させてくれる。

とにかく一曲一曲に力があるんだよね。
曲自身が何か大きなモノを訴えかけてくるようなカンジのね。

また、曲自体が映画のテーマになぞらえて作られているので、曲を聴くだけで映画の場面を思い浮かべることが出来るのもまたイイ。
正直、97年の「のび太の南海大冒険」以降の主題歌(「太陽王伝説」の「この星のどこかで」は除いて)は、曲としては良くても、作品の世界観に沿っているとは思えなかった。
でも武田さんの詩はきちんと世界観に沿って曲作りをしているので、その辺りも偉業と言える。
まぁ、後年、「本人自身は「ドラえもん」の主題歌製作の仕事はキツかった、と言ってはいたが。


とは言っても、文章で曲の魅力を語るのは難しい。
今日の日記の後半は、このCDの中でも選りすぐりの曲の歌詞を掲載し、それについていろいろと話していこう。

まずは中でももっとも私が気に入った「さよならにさよなら」

林檎の皮を剥くように 過ぎ行く時は渦巻く形
下へ下へとあなたがたどれば 昨日が今日につながってゆく
遠い昔に別れた人も ひとまわりすればすぐそばにいる

時間は螺旋の 階段
さよならさえもつながってゆく
    だからさよならにさよなら
         すべてのさよならにさよなら


94年の「のび太の創世日記」の主題歌となったのがこの曲。
実は、海援隊が再結成してすぐ歌った曲がこれだった。
いやぁ、それにしても柔らかい曲調で良い曲ですな。ホントに。


続いてもう一つ。「のび太と夢幻三剣士」の主題歌となった「夢の人」

夢見る力がお前にある限り 出来ないことはこの世に無い
水のしずくが光と出逢えば 七つの色に輝くように
守ってあげたい人と出逢えば 
     お前は既に 剣持つ サムライ
さあ いざ いま もう 剣をとれ
さあ いざ いま もう 剣をぬけ
    お前の名前は 正義
 

こちらは打って変わって「元気が出る」といったカンジの歌。
どこまでも「冒険」というテーマに沿って歌が構成されているのがイイ。
もちろん、私も大好きです。




この他にも「少年期」「雲がゆくのは」など、往年の名曲が収録されているので、一度でも「ドラえもん」に触れた方には「買い」のCDだと思う。



最後にファンのわがままを一つ。
このCD、95年の発売のために、「銀河超特急」の主題歌「私のなかの銀河」が収録されていない。コレはちょっと残念かな。
また、「時の旅人」を歌っているのはオリジナルの西田敏行ではなく武田鉄矢である。
作品のことを考えると少々コレは残念。まぁ、ファンのわがままなんだけど。

実際のところ、作詞を担当している武田鉄矢が歌ったほうが、意外としっくり来たりもする。



※この日記に掲載されている「さよならにさよなら」「夢の人」の歌詞は、掲載にあたって著作権者の許諾を受けておりません。
著作権者の方から何らかの連絡があった場合は、この日記を直ちに削除致します。
昨日の「ゴジラ FINAL WARS オリジナルサウンドトラック」に続いて今日もCDのお話。
今日はこの「映画ドラえもん25周年 ドラえもん映画主題歌篇」について。

<曲目>

・ポケットの中に(歌:大山のぶ代・ヤングフレッシュ)「のび太の恐竜」より)
・心をゆらして(歌:岩淵まこと「のび太の宇宙開拓史」より)
・だからみんなで(歌:岩淵まこと「のび太の大魔境」より)
・海はぼくらと(歌:岩淵まこと「のび太の海底鬼岩城」より)
・少年期(歌:武田鉄矢「のび太の宇宙小戦争」より)
・わたしが不思議(歌:大杉久美子「のび太と鉄人兵団より)
・友達だから(歌:大山のぶ代・森の木児童合唱団「のび太と竜の騎士」より)
・君がいるから(歌:堀江美都子・こおろぎ’73「のび太のパラレル西遊記」より)
・天までとどけ(歌:武田鉄矢「のび太のアニマル惑星」より)
・何かいい事きっとある(歌:島崎和歌子「のび太とブリキの迷宮より)
・友達なのに(歌:KUMIKO「ドラミちゃん 青いストローハット」より)
・愛しのニャーオ(歌:横山智佐「2112年ドラえもん誕生」
・ホットミルク(歌:吉川ひなの「のび太の南海大冒険」より)
・幸せのドア(歌:中西保志・沢田知可子「のび太の結婚前夜」より)
・ドラえもんのうた(歌:ウィーン少年合唱団「のび太の太陽王伝説」より)
・この星のどこかで(歌:由紀さおり・安田祥子「のび太の太陽王伝説」より)
・ハグしよう(歌:タケカワユキヒデ&T’s COMPANY「おばあちゃんの思い出」より)
・「さよならとは言わないで」(歌:ダ・カーポ「がんばれ!!ジャイアン」より)
・キミに会いたくて(歌:小坂明子「ぼくの生まれた日」より)
・いっしょに歩こう walking into sunshine(歌:KONISHIKI「のび太のロボット王国」より)



昨日書いた「ゴジラ FINAL WARS オリジナルサウンドトラック」が正直期待ハズレの内容だったので、こっちには期待していた。
実を言うと、ホントのところは「DORA THE BEST」(ドラえもん誕生30周年である1999年に発売された二枚組みの映画「ドラえもん主題歌集」)が欲しかったのだが、そちらがもう既に絶版になっているらしく、「仕方なく」といったカンジで買ってきたのがこのソフトだったのだが、ところがどっこい、なかなか良いじゃないか。

まず初期の映画「ドラえもん」主題歌をほとんど収録しているのが嬉しい(※「風のマジカル」が収録されていないのは仕方ないが)。特に武田鉄矢が歌った「少年期」が収録されているのが感涙モノ。

悲しい時には街の外れで 電信柱の灯り見てた
七つの僕には不思議だった 涙浮かべて見上げたら
虹のかけらがキラキラ光る 瞬きするたびに形を変えて
夕闇に一人夢見るようで 叱られるまで佇んでいた

僕はどうして大人になるんだろう
   僕はいつごろ大人になるんだろう


という武田鉄矢作詞の「少年期」の歌詞を久々に聞いた時は、本当に涙が出た。
映画の感動が蘇ってくるというのは、まさにこのことを言うのだろう。その他武田鉄矢が歌っている曲で収録されている名曲を挙げるとするならば、「のび太とアニマル惑星」の主題歌となった「天までとどけ」か。

流れる涙は人間だから
   弱い貴方は人間らしい

迷っていいのさ人間だもの
   いつかは強くなる 人間だから


といった一連の歌詞は、幼いころ見た映画の感動を呼び起こしてくれて心地よい。
またその他にもドラえもん自身が歌った「ポケットの中に」「友達だから」が収録されていたり、武田鉄矢が作詞し島崎和歌子が歌った「何かいい事きっとある」が収録されているなど、なかなか良い。
「金八先生」の主題歌でもそうだけど、やっぱり武田鉄矢が書く歌詞というのは、人の心を揺れ動かす力があると思う。


ところが。

95年に発売された「ドラえもん映画主題歌集」と被るためか、武田鉄矢自身が歌った一連の曲である「さよならにさよなら」「夢の人」「世界はグー・チョキ・パー」「雲がゆくのは」「時の旅人」(この曲のみ歌ったのは西田敏行)が収録されていないのは、結構痛い。
私個人としても、ドラえもん映画を彩った存在として、武田鉄矢の存在は大きいと思うし、「25周年記念」と銘打たれたCDに彼の楽曲がほとんど収録されていないのは致命的かと。

まぁね、「この星のどこかで」を始めとする後期ドラえもんソングが収録されているのは良いんだけどさ、もう一度ドラえもん映画25作全ての主題歌を収録したCDを出してくれないかな?とは思うんだよね。

どうかな?そこのとこ。

あ、そういえば「銀河超特急」の主題歌「私のなかの銀河」と「ねじ巻き都市冒険記」の主題歌「Love is you」はどちらのCDにも収録されてないぞ(^^;


こうなったら、「DORA THE BEST」の再販を頼む他無いのかな?

まぁ、このCD自体、ファンには「買い」だとは思うんだけどね。

「風のマジカル」が収録されないワケ
84年に公開された映画「ドラえもん のび太の魔界大冒険」の主題歌には本来小泉今日子が歌う「風のマジカル」が付けられていたが、曲自体が期間限定のタイアップだったため、著作権の問題などから、現在ではどの「ドラえもん」CDにも歌付きの「風のマジカル」は収録されていない(ちなみに、映画「のび太の魔界大冒険」のセルソフトには前作の主題歌である岩淵まことの「だからみんなで」が事実上流用されている)

(※この日記に掲載されている「少年期」「天までとどけ」の歌詞は、著作権者の許諾を受けておりません。
著作権者からのご連絡があった場合は、この日記を直ちに削除いたします)
学校が始まると、どうしてもネタが尽きるんだよね、やっぱり。
こう、毎朝単調な毎日が続くので、日記を書く気にもなれなくなってくるのは、致し方ないものか。
んで、そんなこんなで今日は、某ネットショップに注文していた「ゴジラ FINAL WARS オリジナルサウンドトラック」が届いたので、そのレビューを。


<曲目>
ゴジラのテーマ
ザ・キング・オブ・モンスターズ
ザ・ビギニング・オブ・ジ・エンド
マンダ vs 轟天号
マンダ vs 轟天号(パート2)
トレイニング・ファシリティ・ファイト
EDF ミュージアム
インファント・アイランド
ラドン・アタックス・NYC
ジ・アライヴァル
ザ・プルーフ
リヴィール
ハイ・バトル
オペレーション:ファイナル・ウォー
エリア G
リターン・オブ・ザ・キング
レディ・フォー・ランブル
風間の犠牲
バック・イン・アクション
アウェイクン
ファイト・バック
ザ・ライジング
エンディング・タイトル
アウェイクニング G(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))
リスペクト G(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))
ファースト・ミーティング(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))
怪獣大戦争マーチ(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))
クルージング・ザ・シロウストレイタス(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))
ゴジラ・メイン・テーマ(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))



とりあえず、ひととおり聞いてみた感想を述べるとう〜ん・・・orz
サントラとしての出来はあまり宜しくないな。正直。
私は99年の「ゴジラ2000 ミレニアム」の頃から毎年サントラを買い続けてるんだけど、その中でも最低のシロモノかもしれない。残念ながら。

何でこんなこと言うかっていうとね見せ場のシーンの音楽が入ってない!
南極のゴジラと轟天号のバトルシーンの音楽や、メインタイトルが入ってるのはまあ良いとして、ガイガン起動のシーンやゴジラとカイザーギドラのバトルシーンだったり、一連のバトルシーンの音楽が全然収録されてない。これは痛いんじゃないか?
だからね、聞き終わってからどーしても地味な印象しか残らない。
それでも前半はまだ良いんだよ。
さっきも言ったようにメインタイトルのシーンだったり、ラドン、アンギラス、ジラ、キングシーサー、カマキラスの都市破壊シーン、X星人円盤が地球防衛軍本部に飛来するシーンなどの見せ場のシーンが入ってるからまだマシなんだけど、後半の方の曲目はかなりカットされてて、気付いたらエンディングが流れていた。これ、ホントに拍子抜け。

にも関わらず、未使用曲が6曲も入っているという、何だかワケのわからないことをしているんだな。
それで、その未使用曲の中に伊福部先生の「ゴジラのテーマ」と「怪獣大戦争マーチ」のアレンジ曲が入っているんだが、コチラも何ていうか・・・の出来。別にアレンジするのは悪くないんだけどさ、タイトルが「怪獣大戦争マーチ」なのに途中で「メーサーマーチ」(92年「ゴジラVSモスラ」で使用された楽曲)の旋律が流れてくるなど、正直「?」な部分多し。

実際、ネット上でも私と同じような感想を持たれた方がかなりいるようで、通常のサウンドトラックよりも若干値段が安め、ということ以外、魅力の無いサントラだったな、と正直感じてしまった。
別に曲自体は悪くないんだけど、この構成ではねぇ。。。

もうこうなったら、今年の夏に発売されるであろうDVDソフトに、「完全版サウンドトラック」を付属してもらいたい。


それか、もう少し高いお金出すからさぁ、きちんとしたサントラ作ってね。いや、マジで(汗





「ゴジラ FINAL WARS オリジナルサウンドトラック」
音楽:キース・エマーソン、森野宣彦、矢野大介、伊福部昭

ビクターエンターテイメントより発売中。