正月休みを利用してもう一度見てまいりました。「ゴジラ FINAL WARS」。前回の感想はあまりにもまとまりが無い文章になってしまったので、今回はもう少しまとまりのある感想を。
二度目の鑑賞というものは、いろんな意味で落ち着いて作品を見ることが出来るモンである。例えば、気になっていたところをじっくり考えて見ることも出来るし、一度目の鑑賞では見逃してしまった部分などを、改めて確認することも出来る。
そんなこんなで、改めてこの「ゴジラ FINAL WARS」を見てみたんだけれど、二度目でもなかなか面白い映画だと思った。
二度目だからストーリーは全部把握出来てるんだけれど、特撮シーンは何度見ても凄いの一言。やっぱり映画はDVDで見るより大スクリーンで見た方が良いと改めて実感させられた。その中でも、2回目の鑑賞ながら引き付けられたのは、やはりシドニーでのゴジラ対ジラの戦いのシークエンス。劇中では、ゴジラが尻尾の一振りでジラをオペラハウスにふっ飛ばし、熱線で瞬殺するのだが、バックにかかるSUM41の曲と相まってかなり盛り上がる。
あ、そのSUM41の曲なんだけど、「挿入歌」と銘打っているワリには、劇中で一回しか使われてなかったね(^^; 最初はゴジラ映画に合うかどうか心配だったSUM41の曲だけど、意外とマッチしていて良かったのに残念だ。ただ後で考えてみると、ゴジラ対ジラのシーン以外に相応の場所が無かったのも事実か。あ、あと意外にも評判の悪いキース・エマーソンの音楽だけど、個人的には良かったね。まぁ、伊福部先生を越えられたかと聞かれると微妙ではあるが。
その他のバトルシーンだと、やっぱり最終決戦のゴジラ対カイザーギドラのシーンか?あ、えっと、カイザーギドラのことってもう言っちゃっても良いんだよね?確か公開まで存在はシークレットだったハズなんだけど、大晦日のTVスポットにはカイザーギドラのシーンが挿入されてたんだけど、どうなの東宝さん?(^−^; んで、そのカイザーギドラの着ぐるみがまたでかいんだな。軽くゴジラの2倍はあると思うんだけど、それがゴジラを全重量で踏みつけるシーンは迫力満点だよね。
でもね、ちょっと気になったのがゴジラと他の怪獣の絡み。初見の時はあんまり気にならなかったんだけど、ゴジラとクモンガ、カマキラス、エビラ、ヘドラのバトルシーンがあまりにも短かったカンジがしたなぁ。まぁ、その分クモンガとカマキラスのバトルシーンは印象に残ったけど、ヘドラはあんまりにもあっけなさ過ぎ。冒頭の怪獣大暴れシーンで、ロンドン辺りに出現させて暴れさせても良かったんじゃない?
ところで、本来怪獣バトルが主軸の「ゴジラ FINAL WARS」なんだけど、人間アクションが結構長かったような気がする。尾崎(松岡昌宏)や風間(ケイン・コスギ)のバイクアクションや、X星人参謀(北村一輝)の格闘シーンは北村監督の演出も相まって素晴らしい出来だけど、やたら長いのも考え物か。確かにこれだけキャラが多いのによくまとめたよな、ってカンジもするし、ダグラス・ゴードン(ドン・フライ)の日本刀さばきがあまりにもカッコよかったので別に良しだけど。
最後にエンディングのお話。
エンディングはこの作品の名場面が次々と映し出される構成になってるんだけど、結構コレが見所かもしんない。
例えば、劇中ではほとんど見せ場のなかったヘドラの東京破壊シーンがあったり、劇中に登場するアメリカの子供(アンギラスのソフビを持ちながらTVに映るアンギラスを見て「本物のアンギラスだ」というあの子)の周りにちらかっているソフビ人形は、今作品で登場することの出来なかったゴジラ映画の歴大怪獣が全ているらしい。また、作品ではカットされた、尾崎が懲罰房の護衛兵を手刀で殴り倒して、ゴードンに会いに行くシーンが挿入されていたりと、なかなか面白い。
もしこれから「ゴジラ FINAL WARS」を見に行く方がいたら、絶対にエンドロールが始まっても席を立たないで欲しいな。
まぁ、実際のところ、エンドロールが始まっても誰も席を立っていなかったけど。
ということで、今回も大満足の「ゴジラ FINAL WARS」鑑賞記でした。
「ゴジラ FINAL WARS」
製作:富山省吾 脚本:桐山勲・三村渉
音楽:キース・エマーソン 特殊技術:浅田英一 監督:北村龍平
尾崎真一:松岡昌宏 音無美雪:菊川怜
ダグラス・ゴードン:ドン・フライ 風間勝範:ケイン・コスギ
音無杏奈:水野真紀 熊坂:船木誠勝 小美人:長澤まさみ・大塚ちひろ
神宮司八郎:佐原健二 波川玲子:水野久美 田口健太:須賀健太
田口左門:泉谷しげる X星人参謀:北村一輝 同・司令官:伊武雅刀
小室:国村準 醍醐直太郎:宝田明
挿入歌:「WE’RE AII TO BLAME」(歌:SUM41)
全国東宝系にて2005年1月14まで公開中。
度重なる戦争と核実験は、眠っていた巨大怪獣を呼び覚ましてしまった。それに対抗するため、人類は地球防衛軍を設立。また同時に、特殊人類・ミュータントを集めた、対怪獣用防衛組織「M機関」を組織した。
そんな中、北海道沖で巨大怪獣のミイラが発見され、防衛博物館に運ばれる。調査に向かった分子生物学者音無美雪(菊川怜)と、M機関のミュータント兵・尾崎真一(松岡昌宏)は、インファント島の小美人から、ミイラ怪獣が1万2000年前にモスラと戦ったガイガンであると知らされる。
そしてその時、世界中に突如巨大怪獣が現れた。ニューヨークにラドン、上海にアンギラス、パリにカマキラス、アリゾナにクモンガ、沖縄にキングシーサー、さらにシドニーにはトカゲに似た巨大生物が現れた。その巨大怪獣の数に、防戦一方となる地球防衛軍。
だが突然現れた円盤が光線で怪獣たちを消滅させた。怪獣たちを消滅させたのは、x星人と名乗る異星人だった。彼らは地球に友好を求めるが、彼らの思惑を知った美雪の姉・杏奈(水野真紀)がX星人の正体を明かす。
遂に本性を表したX星人は世界中に怪獣たちを投下。破壊の限りを尽くす。
もはや、X星人によって地球は滅びてしまうのか?
しかし、万能戦艦・轟天号の艦長、ゴードン(ドン・フライ)はある作戦を思いついた。それは、南極に眠るゴジラを目覚めさせることだった。
今、人類の希望を担ったファイナル・ウォーズが始まる!
二度目の鑑賞というものは、いろんな意味で落ち着いて作品を見ることが出来るモンである。例えば、気になっていたところをじっくり考えて見ることも出来るし、一度目の鑑賞では見逃してしまった部分などを、改めて確認することも出来る。
そんなこんなで、改めてこの「ゴジラ FINAL WARS」を見てみたんだけれど、二度目でもなかなか面白い映画だと思った。
二度目だからストーリーは全部把握出来てるんだけれど、特撮シーンは何度見ても凄いの一言。やっぱり映画はDVDで見るより大スクリーンで見た方が良いと改めて実感させられた。その中でも、2回目の鑑賞ながら引き付けられたのは、やはりシドニーでのゴジラ対ジラの戦いのシークエンス。劇中では、ゴジラが尻尾の一振りでジラをオペラハウスにふっ飛ばし、熱線で瞬殺するのだが、バックにかかるSUM41の曲と相まってかなり盛り上がる。
あ、そのSUM41の曲なんだけど、「挿入歌」と銘打っているワリには、劇中で一回しか使われてなかったね(^^; 最初はゴジラ映画に合うかどうか心配だったSUM41の曲だけど、意外とマッチしていて良かったのに残念だ。ただ後で考えてみると、ゴジラ対ジラのシーン以外に相応の場所が無かったのも事実か。あ、あと意外にも評判の悪いキース・エマーソンの音楽だけど、個人的には良かったね。まぁ、伊福部先生を越えられたかと聞かれると微妙ではあるが。
その他のバトルシーンだと、やっぱり最終決戦のゴジラ対カイザーギドラのシーンか?あ、えっと、カイザーギドラのことってもう言っちゃっても良いんだよね?確か公開まで存在はシークレットだったハズなんだけど、大晦日のTVスポットにはカイザーギドラのシーンが挿入されてたんだけど、どうなの東宝さん?(^−^; んで、そのカイザーギドラの着ぐるみがまたでかいんだな。軽くゴジラの2倍はあると思うんだけど、それがゴジラを全重量で踏みつけるシーンは迫力満点だよね。
でもね、ちょっと気になったのがゴジラと他の怪獣の絡み。初見の時はあんまり気にならなかったんだけど、ゴジラとクモンガ、カマキラス、エビラ、ヘドラのバトルシーンがあまりにも短かったカンジがしたなぁ。まぁ、その分クモンガとカマキラスのバトルシーンは印象に残ったけど、ヘドラはあんまりにもあっけなさ過ぎ。冒頭の怪獣大暴れシーンで、ロンドン辺りに出現させて暴れさせても良かったんじゃない?
ところで、本来怪獣バトルが主軸の「ゴジラ FINAL WARS」なんだけど、人間アクションが結構長かったような気がする。尾崎(松岡昌宏)や風間(ケイン・コスギ)のバイクアクションや、X星人参謀(北村一輝)の格闘シーンは北村監督の演出も相まって素晴らしい出来だけど、やたら長いのも考え物か。確かにこれだけキャラが多いのによくまとめたよな、ってカンジもするし、ダグラス・ゴードン(ドン・フライ)の日本刀さばきがあまりにもカッコよかったので別に良しだけど。
最後にエンディングのお話。
エンディングはこの作品の名場面が次々と映し出される構成になってるんだけど、結構コレが見所かもしんない。
例えば、劇中ではほとんど見せ場のなかったヘドラの東京破壊シーンがあったり、劇中に登場するアメリカの子供(アンギラスのソフビを持ちながらTVに映るアンギラスを見て「本物のアンギラスだ」というあの子)の周りにちらかっているソフビ人形は、今作品で登場することの出来なかったゴジラ映画の歴大怪獣が全ているらしい。また、作品ではカットされた、尾崎が懲罰房の護衛兵を手刀で殴り倒して、ゴードンに会いに行くシーンが挿入されていたりと、なかなか面白い。
もしこれから「ゴジラ FINAL WARS」を見に行く方がいたら、絶対にエンドロールが始まっても席を立たないで欲しいな。
まぁ、実際のところ、エンドロールが始まっても誰も席を立っていなかったけど。
ということで、今回も大満足の「ゴジラ FINAL WARS」鑑賞記でした。
「ゴジラ FINAL WARS」
製作:富山省吾 脚本:桐山勲・三村渉
音楽:キース・エマーソン 特殊技術:浅田英一 監督:北村龍平
尾崎真一:松岡昌宏 音無美雪:菊川怜
ダグラス・ゴードン:ドン・フライ 風間勝範:ケイン・コスギ
音無杏奈:水野真紀 熊坂:船木誠勝 小美人:長澤まさみ・大塚ちひろ
神宮司八郎:佐原健二 波川玲子:水野久美 田口健太:須賀健太
田口左門:泉谷しげる X星人参謀:北村一輝 同・司令官:伊武雅刀
小室:国村準 醍醐直太郎:宝田明
挿入歌:「WE’RE AII TO BLAME」(歌:SUM41)
全国東宝系にて2005年1月14まで公開中。
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