オーシャンズ11

2005年2月11日 映画
明日は友人3人と共に映画「オーシャンズ12」を見に行くことになったのだが、何を隠そうこの作品は前作「オーシャンズ11」の続編である。多分、前作を見ておかないと何が何だかちんぷんかんぷんになると思ったので、今日は某レンタルショップでこの作品を借りてきた。
今日のお話は、その「オーシャンズ11」

仮釈放中の窃盗犯ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)は、いかさまトランプ師のラスティー(ブラッド・ピット)、スリの達人ライナス(マット・デイモン)、爆破の達人バシャー(ドン・チードル)、元カジノ・オーナーのルーベン(エリオット・グールド)、車両のプロであるヴァージル(ケイシー・アフレック)とターク(スコット・カーン)の兄弟、カード・ディーラーのフランク(バーニー・マック)、元詐欺師のソール(カール・ライナー)、配線のプロであるリヴィングストン(エディー・ジェイミソン)、アクロバットの達人イエン(シャオボー・クィン)という仲間を集め、ラスヴェガスの三大カジノの金が収められる地下金庫を狙う壮大な犯罪を計画。そのカジノのオーナーのベネディクト(アンディ・ガルシア)は、オーシャンの離婚寸前の妻であるテス(ジュリア・ロバーツ)を恋人にしていた。計画が進む中、オーシャンは現金だけでなく、テスの愛をもベネディクトから奪おうとする。やがてオーシャンは、仮釈放中の身で州外に出ていたことから1人逮捕されるものの、残りのメンバーが現金を強奪。そして数か月後、出所してきたオーシャンを、ラスティーとテスが迎えにきており、オーシャンとテスは車の後部座席でヨリを戻すのだった。


(※キネマ旬報データーベースhttp://www.walkerplus.com/movie/kinejun/より抜粋)


一言で言えば爽快感のある映画。
ジョージ・クルーニー演ずるオーシャンを筆頭とした11人の男たちがラスベガスの三大カジノの地下金庫から金を盗み出す、というのが主なくだり。

この作品、良く出来た映画だと思うよ。私的には面白かった。映画の最初のほうは登場人物が次から次へと出てくるので正直わかりにくかったのだが、映画の中盤を過ぎた辺りから段々と慣れてきて、クライマックスには気にならなくなった。それは、それぞれのキャラを特徴あるモノにしたからこそ故だろう。メンバーに中国人がいる、なんていうのもどこか新鮮で面白かったし。それに影の薄いキャラってのを作らなかったのが良かったんじゃないかな。これだけ登場人物が多いと、どうしても「これ誰?」っていうカンジのキャラが生まれてきちゃうんだけど、この作品の場合、それは無かったと思う。
またこの作品最大の見所を挙げるとするなら、クライマックスの現金強奪シーンになるんだが、最初は「半分しか盗まないの?」と思わせておいて、後で「おぉ、なるほど。こういうことだったのか」と思わせてくれる。「特殊部隊に変装する」とか「監視カメラの映像を録画したものに置き換える」とか、ありがちなカンジではあるんだけれど、そこまでのストーリーの運びが上手いので全く気にならない。あと途中途中で掛かる音楽がシーンの運びをスムーズに進ませてると言えるだろう。もちろんブラット・ピットマット・デイモンなどの豪華キャストを勢ぞろいさせたのもマル。

ただ、注意して見てないと結構「?」と思う部分もあるんだよなぁ。具体的にコレ、とは言えないんだけど、ストーリーが目まぐるしく動く所為か追いつくのが大変。中だるみはしてないんだけど、最後まで見ると結構疲れる。その分、満足感はあるんだけどさ。後で考えてみて、「あれは何だったの?」と思う部分も無くは無い。あとヒロインであるハズジュリア・ロバーツのキャラが妙に薄いような気がするのは気のせい?

まぁ、全体を通して見れば傑作の部類に入るとは思う。ラストは落ち着いて見れるし、何より終わった後に気持ちの良い気分になれるのがイイかな。

さて、続編の「オーシャンズ12」はどんなカンジの出来になってるのかな?
楽しみに待っておこう。





「オーシャンズ11」
監督:スティーヴン・ソダーバーグ 製作:ジェリー・ワイントローブ
脚本:テッド・グリフィン 音楽:デイヴィッド・ホルムズ

ダニー・オーシャン:ジョージ・クルーニー ラスティー:ブラッド・ピット
ライナス:マット・デイモン ベネディクト:アンディ・ガルシア
テス:ジュリア・ロバーツ

国内封切:2002年2月2日 

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