映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争
2005年3月3日 大長編ドラえもん
一応今日で連休が終了するので、いつも通り某レンタルショップから作品を借りてきた。
そんなワケで、今日のお話は「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」。
(映画ドラえもん25周年オフィシャルサイトhttp://dora-movie.com/より抜粋)
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」は、1985年に公開された、「ドラえもん」映画の第6作である。
この作品を語る上で外せないモノといえば、一にも二にも主題歌なんだよな。「ドラえもん」映画で主題歌が重要な位置を占めていることは、もう何度も言ってきたが、この作品の主題歌は特筆すべきものであると思う。
その主題歌というのが武田鉄矢さんの歌う「少年期」なのだが、これがもうとにかく素晴らしい。実際、ファンの中でも飛びぬけて人気のある曲らしく、ついこの間完結したドラえもん雑誌「ぼくドラえもん」におけるアンケート調査でも、見事に一位の座を獲得している。
その歌詞と言うのが、
悲しい時には街の外れで 電信柱の灯り見てた
七つの僕には不思議だった 涙浮かべて見上げたら
虹のかけらがキラキラ光る 瞬きするたびに形を変えて
夕闇に一人夢見るようで 叱られるまで佇んでいた
ああ 僕はどうして大人になるんだろう
ああ 僕はいつごろ大人になるんだろう
といったモノなのだが、これがちょうど作品世界にマッチしてて涙を誘うんだよな。それに、流れるところがホントに良いところでかかるワケで。とにかく、イイんですな。
ハッキリ言ってしまえば、私がこの映画とこの曲に出逢ったのは最近であるが故に、全く持って曲自体に思い入れが無いんだが、例えそうであっても、まるで昔からずっと聞いていたかのように、心に響く力がある。
また、作品の内容自体も主題歌に負けず劣らず良く出来ている。今回改めて見てみたが、マジで面白い。何ていうか、今回の敵はメチャメチャ強いんだよな。最近の「ドラ」映画の敵って、絶対的な強さには欠けるような気がするのだが(「ねじまき」の熊虎鬼五郎とか「ワンニャン」のネコジャラとか)、今回の敵組織はとにかく強い。作戦はほとんどバレちゃうし、兵力も作戦力も明らかに上だし、ドラえもんたちを完全なる「絶体絶命」に追い込んでいる。多分アレ、スモールライトの効き目が切れてドラえもんたちが元の大きさに戻らない限り、負けてただろうなぁ、きっと。だからこそ、ラストでドラたちが大きくなって敵をやっつけていくシーンが映えて面白い。爽快感という意味でもピカイチだしね。なおかつ、そのシーンで「ドラえもんの道具を使わないで解決する」というある意味、意外な展開を描いたのも凄いと思う。
あ、そうそう。もう一つこの映画の魅力を語るとすれば、ゲストキャラの秀逸さだよなぁ。特にあのおしゃべりのロコロコはイイ。こういうキャラ、私は好きだな。そういえば、ロコロコは昨年の「のび太のワンニャン時空伝」にも乗り物として出てたけど、監督はよっぽどこのキャラがお気に入りだったんだろうな(そういえば、「ワンニャン」の劇中で本作と同じように劇中のキャラが主題歌を歌うシーンがあったが、あれもオマージュなのかな?)。
またいつものメンバーの方も、普段はセットにならないスネ夫としずかが共演したりして結構新鮮だったなぁ。
うん、やっぱり80年代の「ドラ」映画にハズレ無しと言っていいだろうね。
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」
原作・脚本:藤子・F・不二雄 監修:楠部大吉郎
音楽:菊池俊輔 監督:芝山努
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
パピ:溝恵子 ロコロコ:三ツ矢雄二 ゲンブ:金井大
ドラコルル:屋良有作 出木杉:白川澄子 ギルモア:八名信夫
主題歌:「少年期」(歌:武田鉄矢)
「ドラえもんのうた」(歌:大杉久美子)
封切:1985年3月16日 観客動員数:240万人
(※この日記に掲載されている「少年期」の歌詞は、掲載にあたって著作権者の許諾を受けておりません。
著作権者の方から何らかの連絡があった場合は、この日記を直ちに削除致します。 )
そんなワケで、今日のお話は「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」。
のび太とドラえもん、しずかは、森の中でビデオを撮影中に小さなロケットを発見した。そのロケットは、手のひらに乗るくらいの小さい宇宙人・ パピがのってきたものだった。パピは小さな星、ピリカ星の大統領で、反乱軍からのがれるために地球にやってきたのだった。
そのころ、特撮ビデオを撮影中のジャイアンとスネ夫は、謎の小さな宇宙戦艦に襲われる。その宇宙戦艦はピリカ星で反乱を起こしているギルモア将軍がパピを探すために送りこんできたものだった!パピをかくまうために、スモールライトで小さくなったドラえもんたちは、「かべ紙ひみつ基地」で戦闘のためのひみつ基地を作るのだった。
しかし、ギルモア将軍の手下ドラコルル長官は、スモールライトをうばい、しずかを人質にとって、パピの交換を迫ってきた。みんなに迷惑をかけることをおそれたパピは、ひとりで戦艦の待つ公園へ行き、つかまってしまう。
パピを救うために、パピの愛犬ロコロコの案内でピリカ星に向かうのび太たち。
果たして、パピを助けることができるのか。のび太たちはもとの大きさにもどることができるのか?
(映画ドラえもん25周年オフィシャルサイトhttp://dora-movie.com/より抜粋)
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」は、1985年に公開された、「ドラえもん」映画の第6作である。
この作品を語る上で外せないモノといえば、一にも二にも主題歌なんだよな。「ドラえもん」映画で主題歌が重要な位置を占めていることは、もう何度も言ってきたが、この作品の主題歌は特筆すべきものであると思う。
その主題歌というのが武田鉄矢さんの歌う「少年期」なのだが、これがもうとにかく素晴らしい。実際、ファンの中でも飛びぬけて人気のある曲らしく、ついこの間完結したドラえもん雑誌「ぼくドラえもん」におけるアンケート調査でも、見事に一位の座を獲得している。
その歌詞と言うのが、
悲しい時には街の外れで 電信柱の灯り見てた
七つの僕には不思議だった 涙浮かべて見上げたら
虹のかけらがキラキラ光る 瞬きするたびに形を変えて
夕闇に一人夢見るようで 叱られるまで佇んでいた
ああ 僕はどうして大人になるんだろう
ああ 僕はいつごろ大人になるんだろう
といったモノなのだが、これがちょうど作品世界にマッチしてて涙を誘うんだよな。それに、流れるところがホントに良いところでかかるワケで。とにかく、イイんですな。
ハッキリ言ってしまえば、私がこの映画とこの曲に出逢ったのは最近であるが故に、全く持って曲自体に思い入れが無いんだが、例えそうであっても、まるで昔からずっと聞いていたかのように、心に響く力がある。
また、作品の内容自体も主題歌に負けず劣らず良く出来ている。今回改めて見てみたが、マジで面白い。何ていうか、今回の敵はメチャメチャ強いんだよな。最近の「ドラ」映画の敵って、絶対的な強さには欠けるような気がするのだが(「ねじまき」の熊虎鬼五郎とか「ワンニャン」のネコジャラとか)、今回の敵組織はとにかく強い。作戦はほとんどバレちゃうし、兵力も作戦力も明らかに上だし、ドラえもんたちを完全なる「絶体絶命」に追い込んでいる。多分アレ、スモールライトの効き目が切れてドラえもんたちが元の大きさに戻らない限り、負けてただろうなぁ、きっと。だからこそ、ラストでドラたちが大きくなって敵をやっつけていくシーンが映えて面白い。爽快感という意味でもピカイチだしね。なおかつ、そのシーンで「ドラえもんの道具を使わないで解決する」というある意味、意外な展開を描いたのも凄いと思う。
あ、そうそう。もう一つこの映画の魅力を語るとすれば、ゲストキャラの秀逸さだよなぁ。特にあのおしゃべりのロコロコはイイ。こういうキャラ、私は好きだな。そういえば、ロコロコは昨年の「のび太のワンニャン時空伝」にも乗り物として出てたけど、監督はよっぽどこのキャラがお気に入りだったんだろうな(そういえば、「ワンニャン」の劇中で本作と同じように劇中のキャラが主題歌を歌うシーンがあったが、あれもオマージュなのかな?)。
またいつものメンバーの方も、普段はセットにならないスネ夫としずかが共演したりして結構新鮮だったなぁ。
うん、やっぱり80年代の「ドラ」映画にハズレ無しと言っていいだろうね。
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」
原作・脚本:藤子・F・不二雄 監修:楠部大吉郎
音楽:菊池俊輔 監督:芝山努
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
パピ:溝恵子 ロコロコ:三ツ矢雄二 ゲンブ:金井大
ドラコルル:屋良有作 出木杉:白川澄子 ギルモア:八名信夫
主題歌:「少年期」(歌:武田鉄矢)
「ドラえもんのうた」(歌:大杉久美子)
封切:1985年3月16日 観客動員数:240万人
(※この日記に掲載されている「少年期」の歌詞は、掲載にあたって著作権者の許諾を受けておりません。
著作権者の方から何らかの連絡があった場合は、この日記を直ちに削除致します。 )
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