「亡国のイージス」感想(ネタバレ)
2005年8月16日 映画
さてさて、お盆も後半に入ってUターンラッシュが始まったようだが、何だか最近私は忙しくて帰省もままならない。
とはいっても、好きな映画は欠かさず見に行ってるんだけどさ。
そういうワケで、今日のお話は、先日鑑賞した、映画「亡国のイージス」について。
「ローレライ」「戦国自衛隊1549」に続く福井晴敏原作の映画・第3弾。それが本作「亡国のイージス」である。前2作はスタッフ・キャスト共に魅力的で私はとても楽しめたのだが、本作は正直な話、前情報などを聞いてもいまひとつピンと来なかった。いやいや、寺尾聰や中井貴一など日本を代表する俳優陣が出演しているし、ストーリーも予告編も期待できるものだった。
でも何だか違うんだよなぁ。
そんなコトを考えながら映画を見てみたんだが、映画の途中ぐらいで気が付いた。要するに、全体的に暗い印象なんだよな。何ていうか感傷的だったわけで・・・。
「ローレライ」にしても「戦国自衛隊」にしても何かしら“箸置き”的な存在が用意されていた(中尾くんとか)んだけど、今回は最初から最後まで暗いテンションで映画が続くから、気が休まらない。その辺に違和感を感じたのかもしれない。
でも、だからといって映画がつまらなかったかというと、そうじゃないんだよね。うん。面白かったよ。
個人的には「戦国自衛隊」のほうが好みだけど、全体的に濃い出来で、どちらかといえば軍事マニア(^^;の私にも楽しめた。まぁ、ある程度自衛隊とかそういった方面に詳しくないとキツイ映画ではあるかもしれない。そういった意味では怪獣映画に感謝だな(?)。また政治ドラマでもあるようなカンジがするので、そういったモノがうっとうしいと思うヒトにはあんましオススメ出来ない。
まぁ、つまり何が言いたいかっていうと、好みが分かれる映画ってコトかなぁ。最初から最後まで頭使わなきゃいけないし、「?」と思う部分も結構あるから、ボーっとしてると展開が速い分物語に置いておかれる気もする。波に乗れればとっても面白いんだけど。
不満点を挙げるとするならば、あのヒロインは何者だったんですか?
上映後に一緒に行った女友達と二人で首傾げたぞ。マジで。何ていうか、取って付けた様な役っていうか・・・。最後もアレ、スクリューに巻き込まれたってコトなの?その辺も描写不足。
一方技術的な面だけど、こっちは及第点かなぁ。ミサイル発射シーンは手に汗握ったし、アクションシーンもなかなか良かった。
・・・と思ってたら、ラストの東京湾のシーンにのけぞった。どうしてあんなチャチな合成になるの?ハイ、びっくりしました。今どきTVの特撮モノでもあんな不自然にはならないぜ?一体特撮誰がやったんだろう?と思ったら神谷誠さんじゃない。神谷さんだから、上手くやってくれると思ったんだけどなぁ。。。
総括すると、この作品は、好みの分かれる映画ということだね。特撮好きや軍事ファン、政治ドラマなどシリアスな作品に慣れている方にはとても面白い。でも、そういった予備知識的なモノが無いと2時間辛いかもしれない。
最後に余談。
上ではあんな風に書いたけど、一緒に行った全然自衛隊とか政治とかに興味の無い女友達は絶賛してました(^^;
上映中、普段良く食べる彼女の手が止まっていたから、こちとら終わった後「つまんない☆」とか言われるんじゃないかとヒヤヒヤしてたんだから。マジで。
そう考えると結構万人向けなのかなぁ、この映画・・・。
う〜ん、私もまだまだ「井の中の蛙大海を知らず」だねぇ。。。
あ、そういえば何でフーバスタンクの「THE REASON」を使わなかったの?CMであんなに流れてたのに・・・。挿入歌か何かじゃなかったわけ・・・?
「亡国のイージス」
原作:福井晴敏 脚本:長谷川康夫/飯田健三郎
音楽:トレヴァー・ジョーンズ 特殊技術:神谷誠 監督:阪本順治
仙石恒史:真田広之 宮津弘隆:寺尾聰
如月行:勝地涼 渥美大輔:佐藤浩市 服部駿:池内万作
佐伯秀一:佐々木勝彦 瀬戸和馬:岸部一徳 宮津芳恵:原田美枝子
梶本幸一郎:原田芳雄 ヨンファ:中井貴一
とはいっても、好きな映画は欠かさず見に行ってるんだけどさ。
そういうワケで、今日のお話は、先日鑑賞した、映画「亡国のイージス」について。
国家に反旗をひるがえしたイージス艦副長・宮津二佐(寺尾聰)は、全ミサイルの照準を東京首都圏内にあわせる。国家への復讐(ふくしゅう)に燃える宮津から艦を取り戻すために、先任伍長・仙石(真田広之)は、過酷な闘いに挑むが……。
「ローレライ」「戦国自衛隊1549」に続く福井晴敏原作の映画・第3弾。それが本作「亡国のイージス」である。前2作はスタッフ・キャスト共に魅力的で私はとても楽しめたのだが、本作は正直な話、前情報などを聞いてもいまひとつピンと来なかった。いやいや、寺尾聰や中井貴一など日本を代表する俳優陣が出演しているし、ストーリーも予告編も期待できるものだった。
でも何だか違うんだよなぁ。
そんなコトを考えながら映画を見てみたんだが、映画の途中ぐらいで気が付いた。要するに、全体的に暗い印象なんだよな。何ていうか感傷的だったわけで・・・。
「ローレライ」にしても「戦国自衛隊」にしても何かしら“箸置き”的な存在が用意されていた(中尾くんとか)んだけど、今回は最初から最後まで暗いテンションで映画が続くから、気が休まらない。その辺に違和感を感じたのかもしれない。
でも、だからといって映画がつまらなかったかというと、そうじゃないんだよね。うん。面白かったよ。
個人的には「戦国自衛隊」のほうが好みだけど、全体的に濃い出来で、どちらかといえば軍事マニア(^^;の私にも楽しめた。まぁ、ある程度自衛隊とかそういった方面に詳しくないとキツイ映画ではあるかもしれない。そういった意味では怪獣映画に感謝だな(?)。また政治ドラマでもあるようなカンジがするので、そういったモノがうっとうしいと思うヒトにはあんましオススメ出来ない。
まぁ、つまり何が言いたいかっていうと、好みが分かれる映画ってコトかなぁ。最初から最後まで頭使わなきゃいけないし、「?」と思う部分も結構あるから、ボーっとしてると展開が速い分物語に置いておかれる気もする。波に乗れればとっても面白いんだけど。
不満点を挙げるとするならば、あのヒロインは何者だったんですか?
上映後に一緒に行った女友達と二人で首傾げたぞ。マジで。何ていうか、取って付けた様な役っていうか・・・。最後もアレ、スクリューに巻き込まれたってコトなの?その辺も描写不足。
一方技術的な面だけど、こっちは及第点かなぁ。ミサイル発射シーンは手に汗握ったし、アクションシーンもなかなか良かった。
・・・と思ってたら、ラストの東京湾のシーンにのけぞった。どうしてあんなチャチな合成になるの?ハイ、びっくりしました。今どきTVの特撮モノでもあんな不自然にはならないぜ?一体特撮誰がやったんだろう?と思ったら神谷誠さんじゃない。神谷さんだから、上手くやってくれると思ったんだけどなぁ。。。
総括すると、この作品は、好みの分かれる映画ということだね。特撮好きや軍事ファン、政治ドラマなどシリアスな作品に慣れている方にはとても面白い。でも、そういった予備知識的なモノが無いと2時間辛いかもしれない。
最後に余談。
上ではあんな風に書いたけど、一緒に行った全然自衛隊とか政治とかに興味の無い女友達は絶賛してました(^^;
上映中、普段良く食べる彼女の手が止まっていたから、こちとら終わった後「つまんない☆」とか言われるんじゃないかとヒヤヒヤしてたんだから。マジで。
そう考えると結構万人向けなのかなぁ、この映画・・・。
う〜ん、私もまだまだ「井の中の蛙大海を知らず」だねぇ。。。
あ、そういえば何でフーバスタンクの「THE REASON」を使わなかったの?CMであんなに流れてたのに・・・。挿入歌か何かじゃなかったわけ・・・?
「亡国のイージス」
原作:福井晴敏 脚本:長谷川康夫/飯田健三郎
音楽:トレヴァー・ジョーンズ 特殊技術:神谷誠 監督:阪本順治
仙石恒史:真田広之 宮津弘隆:寺尾聰
如月行:勝地涼 渥美大輔:佐藤浩市 服部駿:池内万作
佐伯秀一:佐々木勝彦 瀬戸和馬:岸部一徳 宮津芳恵:原田美枝子
梶本幸一郎:原田芳雄 ヨンファ:中井貴一
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