最優秀作品賞=「ALWAYS 三丁目の夕日」▽監督賞=山崎貴(ALWAYS 三丁目の夕日)▽主演男優賞=吉岡秀隆(同)▽主演女優賞=吉永小百合(北の零年)▽助演男優賞=堤真一(ALWAYS 三丁目の夕日)▽助演女優賞=薬師丸ひろ子(同)▽脚本賞=山崎貴・古沢良太(同)▽音楽賞=佐藤直紀(同)▽撮影賞=柴崎幸三(同)▽照明賞=水野研一(同)▽美術賞=上條安里(同)▽録音賞=鶴巻仁(同)▽編集賞=宮島竜治(同)▽外国作品賞=「ミリオンダラー・ベイビー」


・・・と、ドーンと見出しが付いているようだが、実を言うと、私はこの結果に不服だ。
確かに、「ALWAYS 三丁目の夕日」は興行的にも成功し、各方面からの評価も高かったが、これじゃあ去年の日本映画は「三丁目の夕日」しか無かったと言わんばかりに。
一応、新人俳優賞や協会特別賞などの“その他”の賞には「亡国のイージス」の勝地涼だとか円谷プロか何かが選ばれたようだが、あくまで“その他”なんだよなぁ。

要するに何が言いたいかといえば、「三丁目の夕日」がこれだけ受賞したのは、この作品が日本テレビ製作だからという理由に過ぎない。

過去にも13部門を独占した「Shall we dance?」だとか、「たそがれ清兵衛」だとか、日テレと強いつながりを持っているからこそ、これだけ多くの賞を受賞したんじゃないかという作品は山ほどあるし。あと日本テレビと強いつながりを持っているジブリ作品だとかもコレに該当するな。

だから、黒澤明も「権威が無いから」という理由で、この受賞を辞退したのだ。

まぁとにかく、日本アカデミー賞は既に「日本テレビ映画大賞」になっているのが問題なのだ。
一応、日本で一番大きな映画賞なんだから、もう少し公平な目線で日本映画全体を見渡して欲しい。


他にもイイ映画は、いっぱいあるんだから。

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