「ドラえもん」短編FINAL
2005年3月18日 ドラえもん
いよいよこの日がやって来た。
11月に声優交代が発表され、3月上旬に現行の「ドラえもん」最後の放送が3月18日だと発表された。その日が遂にやって来たのである。
そんなワケで、今日は大山ドラ最後の日である(事実上の最後は来週だが、新作の放映は今日がラスト)。
思い返せば不思議な気分である。
あっという間だった、というか。いつも自分の生活にはあの声があったワケで、アレが無くなるなんてことは一年前には予想もしてなかった。だからなのか、オープニングからふつふつと昔の思い出が蘇ってきてしまった。これも、「時の流れ」が成す悲しい運命なのかもしれない。
とにもかくにも、自分たちに夢を与えてくれた現声優陣の方に「お疲れ様」を言いたいと思う。あとはホント、ゆっくりと休んで、これからのアニメ「ドラえもん」を見守っていただきたいなぁ。。。
さて、最終回の放送に選ばれた作品は、1984年に放送された「ハリーのしっぽ」と、オールキャラ総出演となる新作「ドラえもんに休日を!?」。
「ハリーのしっぽ」の方は、私は未見で、最後の放送で奇しくも最初の観賞となってしまったのだが、原作のイメージを上手く膨らませていてイイ。また、93年に鬼籍に入られたのび太のパパ役の加藤正之さんの声が聞けたのが感慨深かった。それにしても、2005年に「1986年が未来のこと」として描かれている作品を放映したのは、結構大胆なことだったんじゃないかな?(^^;まぁ、こっちとしては比較的初期の作品が見れて良かったんだけれど。
一方の最後の新作「ドラえもんに休日を!?」は、もう、コレ完全に「ゴジラ FINAL WARS」に近いカンジだな。
30分ちょっとの作品で、アニメ「ドラ」の全てのエッセンスを凝縮したような作品だった気がする。もう「何でもあり」だな、要するに。正直言って展開はちょっと強引。それに必要以上にドタバタで、失笑してしまうシーンも無くはないというか。
とはいっても、力技で見せた所為か、そんなに気にならなかった。フツーに楽しめたなぁ。コレがいつものレギュラー放送だったらちょっと・・・(^^;なんだけど、最後だからもうハチャメチャにやってくれたのでもうそれだけで感無量。放送前は「ドラミやセワシは出ないだろうなぁ」と思っていたが、それらのキャラもちゃんと出てきたのでそれで良し。そりゃ、「呼びつけブザー」をのび太が押す展開は「無理やり」以外の何者でもないが、ドラミやセワシを出すためにはドラえもんを未来に返すことが必然となるし、最後の仲直りのシーンは何だかんだいって「良かったなぁ」と思えたから、いろいろ文句を言いつつも満足できたね、コレには。。。
それに、ラストのドラとのび太の再会シーンでは涙が止まらなかった。ただ、それが物語の演出による「涙」なのか、幼い頃からの思いがこみ上げてきたことによる「涙」なのか、それは私にはわからない。
そんなこんなで、来週はホントに最後。映画「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」の放送。これで、ホントにブラウン管からあの声は聞けなくなるのだ。
あの作品は個人的には大好きな作品だし、映画館で号泣したぐらいなので、来週は理屈抜きで泣かせて頂こうと思う。(´ー`)y─┛~~
11月に声優交代が発表され、3月上旬に現行の「ドラえもん」最後の放送が3月18日だと発表された。その日が遂にやって来たのである。
そんなワケで、今日は大山ドラ最後の日である(事実上の最後は来週だが、新作の放映は今日がラスト)。
思い返せば不思議な気分である。
あっという間だった、というか。いつも自分の生活にはあの声があったワケで、アレが無くなるなんてことは一年前には予想もしてなかった。だからなのか、オープニングからふつふつと昔の思い出が蘇ってきてしまった。これも、「時の流れ」が成す悲しい運命なのかもしれない。
とにもかくにも、自分たちに夢を与えてくれた現声優陣の方に「お疲れ様」を言いたいと思う。あとはホント、ゆっくりと休んで、これからのアニメ「ドラえもん」を見守っていただきたいなぁ。。。
さて、最終回の放送に選ばれた作品は、1984年に放送された「ハリーのしっぽ」と、オールキャラ総出演となる新作「ドラえもんに休日を!?」。
「ハリーのしっぽ」の方は、私は未見で、最後の放送で奇しくも最初の観賞となってしまったのだが、原作のイメージを上手く膨らませていてイイ。また、93年に鬼籍に入られたのび太のパパ役の加藤正之さんの声が聞けたのが感慨深かった。それにしても、2005年に「1986年が未来のこと」として描かれている作品を放映したのは、結構大胆なことだったんじゃないかな?(^^;まぁ、こっちとしては比較的初期の作品が見れて良かったんだけれど。
一方の最後の新作「ドラえもんに休日を!?」は、もう、コレ完全に「ゴジラ FINAL WARS」に近いカンジだな。
30分ちょっとの作品で、アニメ「ドラ」の全てのエッセンスを凝縮したような作品だった気がする。もう「何でもあり」だな、要するに。正直言って展開はちょっと強引。それに必要以上にドタバタで、失笑してしまうシーンも無くはないというか。
とはいっても、力技で見せた所為か、そんなに気にならなかった。フツーに楽しめたなぁ。コレがいつものレギュラー放送だったらちょっと・・・(^^;なんだけど、最後だからもうハチャメチャにやってくれたのでもうそれだけで感無量。放送前は「ドラミやセワシは出ないだろうなぁ」と思っていたが、それらのキャラもちゃんと出てきたのでそれで良し。そりゃ、「呼びつけブザー」をのび太が押す展開は「無理やり」以外の何者でもないが、ドラミやセワシを出すためにはドラえもんを未来に返すことが必然となるし、最後の仲直りのシーンは何だかんだいって「良かったなぁ」と思えたから、いろいろ文句を言いつつも満足できたね、コレには。。。
それに、ラストのドラとのび太の再会シーンでは涙が止まらなかった。ただ、それが物語の演出による「涙」なのか、幼い頃からの思いがこみ上げてきたことによる「涙」なのか、それは私にはわからない。
そんなこんなで、来週はホントに最後。映画「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」の放送。これで、ホントにブラウン管からあの声は聞けなくなるのだ。
あの作品は個人的には大好きな作品だし、映画館で号泣したぐらいなので、来週は理屈抜きで泣かせて頂こうと思う。(´ー`)y─┛~~
昨日、新たな声優陣が公式に発表されたが、今日放送されたTV朝日の番組で、新たなドラえもんの声が世界で初めて公開された。
映像は、今年開催される「愛・地球博」の映像のようで、ドラえもんはそこの案内役という設定。ただドラえもん自体はアニメ仕様ではなく、フルCGのキャラとして登場している。
それで、肝心の水田ドラの声なんだけれど。。。
うーん、なるほどぉ(^^;
こうして聞いてみると、よほど前の大山ドラの声のインパクトが強かったんだな、と痛感させれてしまうんだよなぁ。今のところ、やっぱりピンと来ない。まぁ、ムリも無いんだけどさ、こればっかりは。
「似ている人を選んだ」とTV朝日のお偉いさんが言ってたので、「似てるのかなぁ」と思って聞いてみたんだが、似てるかな?どうだろう・・・?似てなくも無いけど・・・似てるとも言い辛いか。ってか、あの声を真似するのは不可能に近いような気もするから、最初からそれを責めるつもりはないんだけど。
実際のところ、「ドラえもんに合ってるかどうか」と問われれば、「ドラえもん」というキャラに相当する声にはなってる、とは思う。今回はどちらかといえば可愛らしさを追及したカンジになってるし、生き生きとしたカンジで好感が持てる。今回の人選が「失敗」とは思わない。
では「成功」なのか?と聞かれると、それはまだわからない。先ほども述べたが、現行の「大山ドラ」の声のインパクトがあまりにも強すぎるため、この声が定着するのにはまだまだ時間がかかるからだ。恐らく、10年経てば充分定着する可能性はあるが、この「声優交代」によってアニメ「ドラ」の寿命が縮まってしまう可能性は無きにしも非ずなワケで、勝負はまだまだ続くワケなのだ。
実際、中高生以上のファンには完全に馴染むのはなかなか難しいかもしれない。私自身も、この声に馴染めるかどうかは不安なんだよなぁ。。。
まぁ、本放送が始まれば、また印象も変わってくるであろう。私としては「絶望」はしてないし、希望が持てたのもまた事実だったから。
ところで、その地球博の映像では、大山さんが作り上げた名台詞である「ぼくドラえもん」という台詞を水田ドラが喋っていたのだが、この台詞はどうやらそのまま受け継ぐようだ。また、BGMには菊池俊輔氏作詞の「ドラえもんのうた」がインストゥメタルとして付けられていたのだが、4月からもコレを使うのだろうか?それとも、まだ新しい主題歌を公開する段階に至っていないからだろうか?
映像は、今年開催される「愛・地球博」の映像のようで、ドラえもんはそこの案内役という設定。ただドラえもん自体はアニメ仕様ではなく、フルCGのキャラとして登場している。
それで、肝心の水田ドラの声なんだけれど。。。
うーん、なるほどぉ(^^;
こうして聞いてみると、よほど前の大山ドラの声のインパクトが強かったんだな、と痛感させれてしまうんだよなぁ。今のところ、やっぱりピンと来ない。まぁ、ムリも無いんだけどさ、こればっかりは。
「似ている人を選んだ」とTV朝日のお偉いさんが言ってたので、「似てるのかなぁ」と思って聞いてみたんだが、似てるかな?どうだろう・・・?似てなくも無いけど・・・似てるとも言い辛いか。ってか、あの声を真似するのは不可能に近いような気もするから、最初からそれを責めるつもりはないんだけど。
実際のところ、「ドラえもんに合ってるかどうか」と問われれば、「ドラえもん」というキャラに相当する声にはなってる、とは思う。今回はどちらかといえば可愛らしさを追及したカンジになってるし、生き生きとしたカンジで好感が持てる。今回の人選が「失敗」とは思わない。
では「成功」なのか?と聞かれると、それはまだわからない。先ほども述べたが、現行の「大山ドラ」の声のインパクトがあまりにも強すぎるため、この声が定着するのにはまだまだ時間がかかるからだ。恐らく、10年経てば充分定着する可能性はあるが、この「声優交代」によってアニメ「ドラ」の寿命が縮まってしまう可能性は無きにしも非ずなワケで、勝負はまだまだ続くワケなのだ。
実際、中高生以上のファンには完全に馴染むのはなかなか難しいかもしれない。私自身も、この声に馴染めるかどうかは不安なんだよなぁ。。。
まぁ、本放送が始まれば、また印象も変わってくるであろう。私としては「絶望」はしてないし、希望が持てたのもまた事実だったから。
ところで、その地球博の映像では、大山さんが作り上げた名台詞である「ぼくドラえもん」という台詞を水田ドラが喋っていたのだが、この台詞はどうやらそのまま受け継ぐようだ。また、BGMには菊池俊輔氏作詞の「ドラえもんのうた」がインストゥメタルとして付けられていたのだが、4月からもコレを使うのだろうか?それとも、まだ新しい主題歌を公開する段階に至っていないからだろうか?
ドラえもん、新声優決まる。
2005年3月13日 ドラえもん4月にリニューアルされる人気アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日、金曜後7・00)の新声優陣が12日、同局から発表された。国民的キャラクター「ドラえもん」は、四半世紀務めた大山のぶ代(68)から水田わさび(30)にバトンタッチ。主要5キャラクターの新旧声優陣の年齢差は平均で41・2歳。「ジャイアン」は14歳の中学生・木村昴が務めるなど、大胆な“声変わり”となる。
(記事はスポニチより一部抜粋)
そんなこんなで、本日3月13日、やっとこさ「ドラえもん」の新声優が発表された。
この文を書いている時点(13日正午)においては、今のところドラえもんの公式HP「ドラえもんチャンネル」(http://dora-world.com/)の更新は成されていないが(TV朝日の公式サイトには発表済み)、一応、各紙によって声優交代のニュースが発表されたので、情報解禁ということになるだろう。ただ、一昨日も述べたように、某巨大掲示板において、恐らく今月発売される少年雑誌の記事における画像が流出してしまったのは、由々しき事態である。情報を流出させた輩がいるのかどうかは知らないが、あまり無責任なことを言うのも何なので、これ以上のコメントは控えたい。とにもかくにも、大事なのは再発防止である。
さぁ、気を取り直して。
「ドラえもん」の新しい声優陣は以下のとおりである。
ドラえもん:水田わさび
のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ
スネ夫:関 智一
ジャイアン:木村 昴
この中で私が知っているのは、スネ夫役の関さんだけなのだが、確か昨年の「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」にスネ夫キャラ的なキャラであるダク役で出演していたと記憶している。なるほど。そう考えると納得のいくキャスティングである。って、考えてみれば彼は映画「おばあちゃんのおもいで」で、幼いスネ夫役を演じたスネ夫経験者(何だそれ^^;)だったんじゃないか。おぉ、発表前の不安が一気に吹っ飛んでしまったぞ。
と、冒頭からスネ夫のハナシから入ってしまったが、その他のメンバーについても話を進めていこう。これらのメンバーは、納得のいく方から、「これは冒険したな」と思う方まで入り乱れているようだ。
ドラえもん役の水田わさびさんは、「あたしンち」や「忍たま乱太郎」に出演経験のある中堅の方らしい(とはいっても、大山さんより一回りも二回りも若いんだが)。調べてみたところ、現在のTV「ドラえもん」にも脇役で何度か出演経験があるとか。
続いて、のび太役の大原めぐみさんは完全なる新人だそう。イキナリの大役ということで、本人も見てるほうも不安だが、最初から悲観的なことをいうのもアレなので、期待して待っていようと思う。
しずか役のかかずゆみさんは、「今日からマ王」とか「ななみちゃん」などといった作品に出演されていたそうな(正直、私は知らないんだけど^^;;)。
そして、ある意味目玉といえるのが、ジャイアン役の木村 昴くん。何と現役中学生なんだそうで。。。まさか、自分よりも年下の人間が「ガキ大将」を演じるとは思っていなかったので、最初に聞いた時は拍子抜けしたんだが、それなりに役者としての経験があるようで、そんなに悲観することはなさそう。それに、大山さんも語っていたが、大人がやろうが子供がやろうが、声として合っていれば、全くもって問題無いわけで。それはまたドラえもんも他のキャラクターもしかり。
「決定した時は、何が起こったか分からないような状態でした。その瞬間を思い出せないくらい記憶が飛んでしまっていますが、号泣してしまった」(ドラえもん役、水田わさび)
と、ご本人が仰っているようなので、意気込みも充分といったところだろうか。
とりあえず、私としてはほっと一安心といったところである。
最後に、今後の大山版ドラえもんの方だが、3月18日に「1時間スペシャル」が放送され、3月25日に放送される昨年の映画「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」において、旧出演者陣によるメッセージがあるらしい。そして、3月28日には新声優による記者会見が行われるようだ(旧声優の方も出席されるのか?)。
正直、やっと、といったカンジの発表ではあるけれど。。。
今後の動向に注目したい。
TVドラえもん「45年後・・・」その他諸々。。。
2005年3月11日 ドラえもん
今この日記を書いてる時点では12時をまわっているのだが、いろんな情報が一度に出てきて、正直混乱している。
とりあえず、最初から書くつもりだった、TV「ドラえもん」のハナシについての話から進めていこう。
本日、3月11日を以って、大山版「ドラえもん」のレギュラー放送は最終回となったワケだが、今日放送された作品「45年後・・・」には驚かされた。
この作品は、45巻ある単行本には未収録で、先頃発売された100%ドラえもん雑誌「ぼくドラえもん」の付録である「未収録作品集」に雑誌の掲載以来始めて収録され、その内容に驚かれた方も多いだろうと思う。
何をどう驚いたかというとだね、タイトルの通り45年後ののび太が登場するというコト。今までに、14年後(結婚時)や25年後(のび太がしずかとの間に息子の「ノビスケ」を設け、恐らく現在ののび太と同じぐらいの年齢に育った時)ののび太が単行本やアニメに登場したコトはあったが、45年後の「のび太おじさん」が登場したのは、後にも先にもこれ一回のみ。
だから、私もその「未収録作品集」を手にするまで、存在さえも知らなかったし、調べてみたところ、この「45年後・・・」がアニメ化されたのは本日の放送分が初めてなのだという。
ところで、この「45年後・・・」がどういうストーリーなのかというと、
というモノなのだが、ストーリーの軸はいつもと違って、45年後ののび太になっている。よって、物語は「45年後ののび太が昔を思い出して懐かしむ」というモノになっているのだが、何ていうか、放送時期の問題からなのか、こっちも妙に感慨深くなってしまった。何ていうか、短編なのにも関わらず、ストーリーのスケールが大きいというか。途中には「ノビスケは今日、スペースシャトルでハネムーン(アニメでは「新婚旅行」)に行った」なんて台詞も出てくるし。
しかもラストの45年後ののび太の台詞
「キミはこれからも何度もつまづく。
でもその度に立ち直る強さを持っているんだよ」
というのは、長年「ドラえもん」に慣れ親しんできた私としては、一緒に頷けるカンジだったなぁ。だって、のび太ってそういう男じゃん?
さて、来週はいよいよ大山版「ドラえもん」最後の放送となる1時間スペシャルなんだが、最後に相応しく「ドラえもんに休日を!?」をオールスターキャストでアニメ化するそうな(でも、オールスターとなると、ドラミやセワシはどうなるんだろう^^;)。
さぁ、いよいよ。といったカンジだけど、来週はしっかりとブラウン管の前でこの目に焼き付けるように一時間見通すぞっ。(^。^)y-.。o○
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ところで、本日「サザエさん」のワカメちゃんの声優さんが交代すると言うニュースが入った(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050311-00000079-kyodo-ent)。実はワカメちゃんの声優を担当しているのは、「ドラえもん」のしずかちゃんを担当している野村道子さんで、しずかちゃんと共にワカメちゃんの担当も卒業するらしい。後任に決まったのは、現在声優として活躍されている津村まことさん。
ということは、しずかちゃんの後任も津村さんが担当するのか?
どうやらそうではないらしい。
実を言うとである。
インターネットの巨大掲示板「某ちゃんねる」に、ドラえもんの新声優さんの名前の情報が公式発表を前に載ってしまったらしい(情報元は、今月発売の小学館の某雑誌?)。
本来ならここに書こうかとも思ったんだが、私としてはいろいろ考えた末に公式発表を待つことにした。
恐らく近日中にTV朝日かドラえもんの公式HP「ドラえもんチャンネル」(http://dora-world.com/)において発表されるであろうから、ここに書くのはそこで発表されてから、ということにしたい。
ちなみに、今日送られてきた「ドラえもんチャンネル」のメルマガには新声優についての旨は記載されていなかった。
とりあえず、最初から書くつもりだった、TV「ドラえもん」のハナシについての話から進めていこう。
本日、3月11日を以って、大山版「ドラえもん」のレギュラー放送は最終回となったワケだが、今日放送された作品「45年後・・・」には驚かされた。
この作品は、45巻ある単行本には未収録で、先頃発売された100%ドラえもん雑誌「ぼくドラえもん」の付録である「未収録作品集」に雑誌の掲載以来始めて収録され、その内容に驚かれた方も多いだろうと思う。
何をどう驚いたかというとだね、タイトルの通り45年後ののび太が登場するというコト。今までに、14年後(結婚時)や25年後(のび太がしずかとの間に息子の「ノビスケ」を設け、恐らく現在ののび太と同じぐらいの年齢に育った時)ののび太が単行本やアニメに登場したコトはあったが、45年後の「のび太おじさん」が登場したのは、後にも先にもこれ一回のみ。
だから、私もその「未収録作品集」を手にするまで、存在さえも知らなかったし、調べてみたところ、この「45年後・・・」がアニメ化されたのは本日の放送分が初めてなのだという。
ところで、この「45年後・・・」がどういうストーリーなのかというと、
年に2度か3度の、のび太大反省の日がやって来た。「今日から生まれ変わった気で、ちゃんとした生活を送ろう!」 そう決心し、力強く意気込んだのび太だったが、ジャイアンとスネ夫に「ムリだ」と笑われ、やる気を無くして家へと帰ってしまう。
そうやって家に帰ったのび太が目にしたものは不思議な光景だった。自らの部屋には座布団を枕にした形跡があり、読みかけのマンガが机の上に広げられ、おまけに今日食べるハズのおやつまで誰かに食べられてしまっている。不思議に思ったのび太だったが、イライラが先攻したのか、気を休めるために、学校の裏山へと向かう。だが、いつも自分が寝ているその場所には、45年後ののび太と名乗る、一人の中年男性が寝そべっていた。何と彼は「もう一度昔に戻りたい」と言い、ドラえもんの「入れ替えロープ」を使って、現在ののび太と入れ替わりたいと言ってきたのだった・・・!
というモノなのだが、ストーリーの軸はいつもと違って、45年後ののび太になっている。よって、物語は「45年後ののび太が昔を思い出して懐かしむ」というモノになっているのだが、何ていうか、放送時期の問題からなのか、こっちも妙に感慨深くなってしまった。何ていうか、短編なのにも関わらず、ストーリーのスケールが大きいというか。途中には「ノビスケは今日、スペースシャトルでハネムーン(アニメでは「新婚旅行」)に行った」なんて台詞も出てくるし。
しかもラストの45年後ののび太の台詞
「キミはこれからも何度もつまづく。
でもその度に立ち直る強さを持っているんだよ」
というのは、長年「ドラえもん」に慣れ親しんできた私としては、一緒に頷けるカンジだったなぁ。だって、のび太ってそういう男じゃん?
さて、来週はいよいよ大山版「ドラえもん」最後の放送となる1時間スペシャルなんだが、最後に相応しく「ドラえもんに休日を!?」をオールスターキャストでアニメ化するそうな(でも、オールスターとなると、ドラミやセワシはどうなるんだろう^^;)。
さぁ、いよいよ。といったカンジだけど、来週はしっかりとブラウン管の前でこの目に焼き付けるように一時間見通すぞっ。(^。^)y-.。o○
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ところで、本日「サザエさん」のワカメちゃんの声優さんが交代すると言うニュースが入った(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050311-00000079-kyodo-ent)。実はワカメちゃんの声優を担当しているのは、「ドラえもん」のしずかちゃんを担当している野村道子さんで、しずかちゃんと共にワカメちゃんの担当も卒業するらしい。後任に決まったのは、現在声優として活躍されている津村まことさん。
ということは、しずかちゃんの後任も津村さんが担当するのか?
どうやらそうではないらしい。
実を言うとである。
インターネットの巨大掲示板「某ちゃんねる」に、ドラえもんの新声優さんの名前の情報が公式発表を前に載ってしまったらしい(情報元は、今月発売の小学館の某雑誌?)。
本来ならここに書こうかとも思ったんだが、私としてはいろいろ考えた末に公式発表を待つことにした。
恐らく近日中にTV朝日かドラえもんの公式HP「ドラえもんチャンネル」(http://dora-world.com/)において発表されるであろうから、ここに書くのはそこで発表されてから、ということにしたい。
ちなみに、今日送られてきた「ドラえもんチャンネル」のメルマガには新声優についての旨は記載されていなかった。
映画ドラえもん のび太の日本誕生
2005年3月8日 大長編ドラえもん
そんなワケでお久しぶりでございますです。
いやいや、別に更新を怠けていたワケじゃないんだな(^^;
ちょっと、いろいろ忙しかったんだよ。ホントに。。。
とは言いながら、過去の「ドラえもん」映画を見返してる自分は、つくづくちゃっかりしてるよな、と思う今日この頃・・・。
(映画「ドラえもん」25周年オフィシャルサイトhttp://dora-movie.com/より抜粋)
「ドラえもん のび太の日本誕生」は、1989年に公開された「ドラえもん」映画の記念すべき第10作目。今回の舞台は「7万年前の日本」で、「日本誕生のきっかけを作ったのはドラえもんだった」ととてつもなくスケールの大きなお話。10周年に相応しく敵役の「ギガゾンビ」には「サザエさん」の波平さん役で知られる永井一郎さんを迎えるなど、キャストも豪華に。そのお陰か、興行的にも成功を収め、観客動員数は「ドラえもん」映画最高の420万人を記録している。
最初に言っておくが、私が見たのは1996年に放映された所謂「TV放送版」の方なので、オリジナルとは若干感想が違ってくることをご了承いただきたい(恥ずかしながら、どのシーンがカットされてたのか未確認なもので^^;)。
とはいっても、TV放送版でもなかなか面白かったな、この作品。この作品、昔から何度も繰り返し見てるんだけど、濃い出来で素晴らしい。
個人的に好きなシーンといえば、やっぱりぺガやドラコ、グリのシーンだよな。何ていうか、誕生シーンからしてイイんだよね。小さくてかわいいんだもの。それが、立派になってスネ夫やジャイアンをワニから救うシーンは、映画の尺では短い時間なのにも関わらず、思わず「立派になったな」って思ってしまう。あと、ラストののび太との別れも感慨深いなぁ。多分、ドラ映画の中でもホントに涙、涙のラストシーンだと思う。それぐらい感情移入出来るのがイイ。
それにしても、この映画って久々に怖さを感じさせる映画でもあったなぁ。最近のヤツは全然そんなコトないんだけど、初期の「ドラ」映画って楽しさや面白さと共に、怖さも兼ね備えていた気がするんだよな。例えば、「海底鬼岩城」のポセイドンとか、「魔界大冒険」の魔王の心臓とかね。それと同じように、ドラえもんが劇中で語る「神隠し」のハナシだとか、何の表情も無い土偶が襲い掛かってきたりだとか・・・。まぁ、本来のラスボスであるハズの「ギガゾンビ」が実はただのオヤジさんだった、っていうのは微妙に笑えるところではあるんだけどさ。笑えるところといえば、何故かこの作品は食べ物ネタが多かったような(^^; 「翻訳こんにゃくお味噌味」だとかさ。ま、それもこの作品の魅力だよなぁ。
ところで、この作品のラストにはタイムパトロールが登場するんだが、この辺は何かわかりづらかったな。何で猛吹雪の中で倒れているのび太を安全なところまで運ばなかったのが、ハッキリ言って謎。そりゃ「ラーメンのおつゆ」に見立てて栄養ドリンクを飲ませたみたいだけど、ボタンの入った小箱を渡すぐらいなら、せめて安全な洞窟へでも連れていって欲しかった。ラストの伏線になってるのはさすがだけど。
それに、作品的な質も良い方だから、この辺の疑問はあんまり気にならないかもね。
さて、本作の主題歌「時の旅人」は、「釣りバカ」の西田敏行が歌っているのだが、劇中での効果的な使われ方により、一回聞いただけでも心に残る曲調となっており、作品に負けず劣らずな出来となっている。
ちなみにこの曲は、後に作詞を手掛けた武田鉄矢と、作曲を担当した堀内孝雄により、カバーされているそうだ。
「ドラえもん のび太の日本誕生」
製作総指揮・原作・脚本:藤子・F・不二雄
監督:芝山努 音楽:菊池俊輔
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
パパ:加藤正之 ママ:千々松幸子 ククル:松岡洋子
ギガゾンビ:永井一郎
主題歌:「時の旅人」(歌:西田敏行)
「ドラえもんのうた」(歌:山野さと子)
封切:1989年3月11日 観客動員数:420万人
いやいや、別に更新を怠けていたワケじゃないんだな(^^;
ちょっと、いろいろ忙しかったんだよ。ホントに。。。
とは言いながら、過去の「ドラえもん」映画を見返してる自分は、つくづくちゃっかりしてるよな、と思う今日この頃・・・。
親にも先生にも、誰にもじゃまされない場所に家出しようと考えたのび太たちは、まだ人が住んでいない7万年前の日本へやってくる。ジャイアンは建設大臣、スネ夫は農林大臣、しずかは環境長官、のび太はペット大臣になってさっそく国づくりにとりかかった。のび太は動物の遺伝子アンプルとクローニングエッグを使って、ペガとグリとドラコという想像上の動物を作り出した。
現代にもどったのび太たちは、時空乱流に巻き込まれ、現代の日本に流されてきた7万年前の原始少年・ククルに出会う。話を聞けば、ククルは中国のヒカリ族の子どもで、ヒカリ族の人々は凶暴なクラヤミ族に襲われてしまったのだと言う。ドラえもんたちはさっそくククルと一緒にヒカリ族を助けに行くことにする。
7万年前の中国へ向かった一行は、精霊王ギガゾンビに操られているクラヤミ族やツチダマという土偶の怪物から、無事ヒカリ族の人々を助けだし、また襲ってくるかもしれないので安全な日本まで連れていった。
現代に帰ったドラえもんたちは、7万年前の世界から持ち帰ったツチダマの破片から、それが未来の物質であることを知る。
「ヒカリ族のみんながあぶない!」いそいで7万年前に戻るが、ヒカリ族の村はすでに襲撃された後だった…。
果たしてドラえもんたちは再びヒカリ族を助けることができるのか!? 精霊王ギガゾンビの本当の正体は…!?
(映画「ドラえもん」25周年オフィシャルサイトhttp://dora-movie.com/より抜粋)
「ドラえもん のび太の日本誕生」は、1989年に公開された「ドラえもん」映画の記念すべき第10作目。今回の舞台は「7万年前の日本」で、「日本誕生のきっかけを作ったのはドラえもんだった」ととてつもなくスケールの大きなお話。10周年に相応しく敵役の「ギガゾンビ」には「サザエさん」の波平さん役で知られる永井一郎さんを迎えるなど、キャストも豪華に。そのお陰か、興行的にも成功を収め、観客動員数は「ドラえもん」映画最高の420万人を記録している。
最初に言っておくが、私が見たのは1996年に放映された所謂「TV放送版」の方なので、オリジナルとは若干感想が違ってくることをご了承いただきたい(恥ずかしながら、どのシーンがカットされてたのか未確認なもので^^;)。
とはいっても、TV放送版でもなかなか面白かったな、この作品。この作品、昔から何度も繰り返し見てるんだけど、濃い出来で素晴らしい。
個人的に好きなシーンといえば、やっぱりぺガやドラコ、グリのシーンだよな。何ていうか、誕生シーンからしてイイんだよね。小さくてかわいいんだもの。それが、立派になってスネ夫やジャイアンをワニから救うシーンは、映画の尺では短い時間なのにも関わらず、思わず「立派になったな」って思ってしまう。あと、ラストののび太との別れも感慨深いなぁ。多分、ドラ映画の中でもホントに涙、涙のラストシーンだと思う。それぐらい感情移入出来るのがイイ。
それにしても、この映画って久々に怖さを感じさせる映画でもあったなぁ。最近のヤツは全然そんなコトないんだけど、初期の「ドラ」映画って楽しさや面白さと共に、怖さも兼ね備えていた気がするんだよな。例えば、「海底鬼岩城」のポセイドンとか、「魔界大冒険」の魔王の心臓とかね。それと同じように、ドラえもんが劇中で語る「神隠し」のハナシだとか、何の表情も無い土偶が襲い掛かってきたりだとか・・・。まぁ、本来のラスボスであるハズの「ギガゾンビ」が実はただのオヤジさんだった、っていうのは微妙に笑えるところではあるんだけどさ。笑えるところといえば、何故かこの作品は食べ物ネタが多かったような(^^; 「翻訳こんにゃくお味噌味」だとかさ。ま、それもこの作品の魅力だよなぁ。
ところで、この作品のラストにはタイムパトロールが登場するんだが、この辺は何かわかりづらかったな。何で猛吹雪の中で倒れているのび太を安全なところまで運ばなかったのが、ハッキリ言って謎。そりゃ「ラーメンのおつゆ」に見立てて栄養ドリンクを飲ませたみたいだけど、ボタンの入った小箱を渡すぐらいなら、せめて安全な洞窟へでも連れていって欲しかった。ラストの伏線になってるのはさすがだけど。
それに、作品的な質も良い方だから、この辺の疑問はあんまり気にならないかもね。
さて、本作の主題歌「時の旅人」は、「釣りバカ」の西田敏行が歌っているのだが、劇中での効果的な使われ方により、一回聞いただけでも心に残る曲調となっており、作品に負けず劣らずな出来となっている。
ちなみにこの曲は、後に作詞を手掛けた武田鉄矢と、作曲を担当した堀内孝雄により、カバーされているそうだ。
「ドラえもん のび太の日本誕生」
製作総指揮・原作・脚本:藤子・F・不二雄
監督:芝山努 音楽:菊池俊輔
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
パパ:加藤正之 ママ:千々松幸子 ククル:松岡洋子
ギガゾンビ:永井一郎
主題歌:「時の旅人」(歌:西田敏行)
「ドラえもんのうた」(歌:山野さと子)
封切:1989年3月11日 観客動員数:420万人
映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争
2005年3月3日 大長編ドラえもん
一応今日で連休が終了するので、いつも通り某レンタルショップから作品を借りてきた。
そんなワケで、今日のお話は「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」。
(映画ドラえもん25周年オフィシャルサイトhttp://dora-movie.com/より抜粋)
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」は、1985年に公開された、「ドラえもん」映画の第6作である。
この作品を語る上で外せないモノといえば、一にも二にも主題歌なんだよな。「ドラえもん」映画で主題歌が重要な位置を占めていることは、もう何度も言ってきたが、この作品の主題歌は特筆すべきものであると思う。
その主題歌というのが武田鉄矢さんの歌う「少年期」なのだが、これがもうとにかく素晴らしい。実際、ファンの中でも飛びぬけて人気のある曲らしく、ついこの間完結したドラえもん雑誌「ぼくドラえもん」におけるアンケート調査でも、見事に一位の座を獲得している。
その歌詞と言うのが、
悲しい時には街の外れで 電信柱の灯り見てた
七つの僕には不思議だった 涙浮かべて見上げたら
虹のかけらがキラキラ光る 瞬きするたびに形を変えて
夕闇に一人夢見るようで 叱られるまで佇んでいた
ああ 僕はどうして大人になるんだろう
ああ 僕はいつごろ大人になるんだろう
といったモノなのだが、これがちょうど作品世界にマッチしてて涙を誘うんだよな。それに、流れるところがホントに良いところでかかるワケで。とにかく、イイんですな。
ハッキリ言ってしまえば、私がこの映画とこの曲に出逢ったのは最近であるが故に、全く持って曲自体に思い入れが無いんだが、例えそうであっても、まるで昔からずっと聞いていたかのように、心に響く力がある。
また、作品の内容自体も主題歌に負けず劣らず良く出来ている。今回改めて見てみたが、マジで面白い。何ていうか、今回の敵はメチャメチャ強いんだよな。最近の「ドラ」映画の敵って、絶対的な強さには欠けるような気がするのだが(「ねじまき」の熊虎鬼五郎とか「ワンニャン」のネコジャラとか)、今回の敵組織はとにかく強い。作戦はほとんどバレちゃうし、兵力も作戦力も明らかに上だし、ドラえもんたちを完全なる「絶体絶命」に追い込んでいる。多分アレ、スモールライトの効き目が切れてドラえもんたちが元の大きさに戻らない限り、負けてただろうなぁ、きっと。だからこそ、ラストでドラたちが大きくなって敵をやっつけていくシーンが映えて面白い。爽快感という意味でもピカイチだしね。なおかつ、そのシーンで「ドラえもんの道具を使わないで解決する」というある意味、意外な展開を描いたのも凄いと思う。
あ、そうそう。もう一つこの映画の魅力を語るとすれば、ゲストキャラの秀逸さだよなぁ。特にあのおしゃべりのロコロコはイイ。こういうキャラ、私は好きだな。そういえば、ロコロコは昨年の「のび太のワンニャン時空伝」にも乗り物として出てたけど、監督はよっぽどこのキャラがお気に入りだったんだろうな(そういえば、「ワンニャン」の劇中で本作と同じように劇中のキャラが主題歌を歌うシーンがあったが、あれもオマージュなのかな?)。
またいつものメンバーの方も、普段はセットにならないスネ夫としずかが共演したりして結構新鮮だったなぁ。
うん、やっぱり80年代の「ドラ」映画にハズレ無しと言っていいだろうね。
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」
原作・脚本:藤子・F・不二雄 監修:楠部大吉郎
音楽:菊池俊輔 監督:芝山努
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
パピ:溝恵子 ロコロコ:三ツ矢雄二 ゲンブ:金井大
ドラコルル:屋良有作 出木杉:白川澄子 ギルモア:八名信夫
主題歌:「少年期」(歌:武田鉄矢)
「ドラえもんのうた」(歌:大杉久美子)
封切:1985年3月16日 観客動員数:240万人
(※この日記に掲載されている「少年期」の歌詞は、掲載にあたって著作権者の許諾を受けておりません。
著作権者の方から何らかの連絡があった場合は、この日記を直ちに削除致します。 )
そんなワケで、今日のお話は「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」。
のび太とドラえもん、しずかは、森の中でビデオを撮影中に小さなロケットを発見した。そのロケットは、手のひらに乗るくらいの小さい宇宙人・ パピがのってきたものだった。パピは小さな星、ピリカ星の大統領で、反乱軍からのがれるために地球にやってきたのだった。
そのころ、特撮ビデオを撮影中のジャイアンとスネ夫は、謎の小さな宇宙戦艦に襲われる。その宇宙戦艦はピリカ星で反乱を起こしているギルモア将軍がパピを探すために送りこんできたものだった!パピをかくまうために、スモールライトで小さくなったドラえもんたちは、「かべ紙ひみつ基地」で戦闘のためのひみつ基地を作るのだった。
しかし、ギルモア将軍の手下ドラコルル長官は、スモールライトをうばい、しずかを人質にとって、パピの交換を迫ってきた。みんなに迷惑をかけることをおそれたパピは、ひとりで戦艦の待つ公園へ行き、つかまってしまう。
パピを救うために、パピの愛犬ロコロコの案内でピリカ星に向かうのび太たち。
果たして、パピを助けることができるのか。のび太たちはもとの大きさにもどることができるのか?
(映画ドラえもん25周年オフィシャルサイトhttp://dora-movie.com/より抜粋)
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」は、1985年に公開された、「ドラえもん」映画の第6作である。
この作品を語る上で外せないモノといえば、一にも二にも主題歌なんだよな。「ドラえもん」映画で主題歌が重要な位置を占めていることは、もう何度も言ってきたが、この作品の主題歌は特筆すべきものであると思う。
その主題歌というのが武田鉄矢さんの歌う「少年期」なのだが、これがもうとにかく素晴らしい。実際、ファンの中でも飛びぬけて人気のある曲らしく、ついこの間完結したドラえもん雑誌「ぼくドラえもん」におけるアンケート調査でも、見事に一位の座を獲得している。
その歌詞と言うのが、
悲しい時には街の外れで 電信柱の灯り見てた
七つの僕には不思議だった 涙浮かべて見上げたら
虹のかけらがキラキラ光る 瞬きするたびに形を変えて
夕闇に一人夢見るようで 叱られるまで佇んでいた
ああ 僕はどうして大人になるんだろう
ああ 僕はいつごろ大人になるんだろう
といったモノなのだが、これがちょうど作品世界にマッチしてて涙を誘うんだよな。それに、流れるところがホントに良いところでかかるワケで。とにかく、イイんですな。
ハッキリ言ってしまえば、私がこの映画とこの曲に出逢ったのは最近であるが故に、全く持って曲自体に思い入れが無いんだが、例えそうであっても、まるで昔からずっと聞いていたかのように、心に響く力がある。
また、作品の内容自体も主題歌に負けず劣らず良く出来ている。今回改めて見てみたが、マジで面白い。何ていうか、今回の敵はメチャメチャ強いんだよな。最近の「ドラ」映画の敵って、絶対的な強さには欠けるような気がするのだが(「ねじまき」の熊虎鬼五郎とか「ワンニャン」のネコジャラとか)、今回の敵組織はとにかく強い。作戦はほとんどバレちゃうし、兵力も作戦力も明らかに上だし、ドラえもんたちを完全なる「絶体絶命」に追い込んでいる。多分アレ、スモールライトの効き目が切れてドラえもんたちが元の大きさに戻らない限り、負けてただろうなぁ、きっと。だからこそ、ラストでドラたちが大きくなって敵をやっつけていくシーンが映えて面白い。爽快感という意味でもピカイチだしね。なおかつ、そのシーンで「ドラえもんの道具を使わないで解決する」というある意味、意外な展開を描いたのも凄いと思う。
あ、そうそう。もう一つこの映画の魅力を語るとすれば、ゲストキャラの秀逸さだよなぁ。特にあのおしゃべりのロコロコはイイ。こういうキャラ、私は好きだな。そういえば、ロコロコは昨年の「のび太のワンニャン時空伝」にも乗り物として出てたけど、監督はよっぽどこのキャラがお気に入りだったんだろうな(そういえば、「ワンニャン」の劇中で本作と同じように劇中のキャラが主題歌を歌うシーンがあったが、あれもオマージュなのかな?)。
またいつものメンバーの方も、普段はセットにならないスネ夫としずかが共演したりして結構新鮮だったなぁ。
うん、やっぱり80年代の「ドラ」映画にハズレ無しと言っていいだろうね。
「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」
原作・脚本:藤子・F・不二雄 監修:楠部大吉郎
音楽:菊池俊輔 監督:芝山努
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
パピ:溝恵子 ロコロコ:三ツ矢雄二 ゲンブ:金井大
ドラコルル:屋良有作 出木杉:白川澄子 ギルモア:八名信夫
主題歌:「少年期」(歌:武田鉄矢)
「ドラえもんのうた」(歌:大杉久美子)
封切:1985年3月16日 観客動員数:240万人
(※この日記に掲載されている「少年期」の歌詞は、掲載にあたって著作権者の許諾を受けておりません。
著作権者の方から何らかの連絡があった場合は、この日記を直ちに削除致します。 )
今日はもう一つ。
TBSにて放送された映画「あずみ」のお話。
(YAHOO!ムービー http://movies.yahoo.co.jp/より抜粋)
「あずみ」は、昨年12月に公開された映画「ゴジラ FINAL WARS」で新たなゴジラ映画を製作した北村龍平監督によるアクション時代劇である。
主演には「3年B組金八先生」で濃い演技を見せた上戸彩を起用し、脇には「ゴジラ FINAL WARS」にも出演した小橋賢児や伊武雅刀、北村一輝など北村作品の方々や、連ドラ「オードリー」の岡本綾、オダギリジョー、原田芳雄など錚々たるメンバーが集結している。
さっそくだが、私は上戸彩があまり好きではない。いやいや「金八先生」の鶴本直役はなかなかだったと思うが、普段のアイドル路線の彼女にはどうしても好感が持てない。だからこそ、私はこの映画に北村監督お得意の「アクション」を期待していた。「ゴジラ」で手腕を奮った北村監督のコトだから、きっと素晴らしいアクション映像を見せてくれると思ったしね。
また、豪華な役者陣も見物だと思った。特に「ゴジラ」でX星人を見事に演じた北村一輝さんにはメチャメチャ期待してたんだよな。
それで、さっそく見てみたんだが、なかなかの出来映えだったんじゃないかな?
うん。面白かったですよ。アクションも凄かったし。
見る前は結構悪い評判をあちこちで聞いてたんだけど、そんなに酷評されるほどの作品じゃないと思うし。そりゃまぁ、グロいシーンがいっぱい出てくるのは事実だけどさ、こういう時代劇の殺しのシーンって所謂「殺しの美学」だから(この表現って賛否両論あると思うけど、NHKでも使ってたぐらいだからイイのかな?)、別に拒否反応はしなかったな。そんな風に言うと「あんだけ『カンフーハッスル』を酷評したのに何だ」って思われるかもしれないが、私という人間は時代劇での「殺し」は受け入れるらしい。
そんなワケでなかなか楽しむことが出来たんだけど、最初から最後までアクションで押し通した感は否めない。多分、戦いのシークエンスが始まりからおしまいまで十近くはあると思う。でも、映画自体は140分かそこらでしょ?それなのにこれだけ戦いのシーンがあったら、ドラマ部分が疎かになるのは事実だよな。だからなのか、主人公・あずみのキャラがよくわからなかったような気がする。結局のところ、彼女のキャラクターが描かれていないと言うか、個性が無いと言うか、「ただ強いだけの女」に見えてしまうのもまた事実なんだよな(ただ、TV放送においてかなりの数カットしてるから、この辺りを責めるのは酷かもしれない)。
とはいっても、他の役者陣がそれをカバーしてるからなのか、見ている間はそこまで気にならなかったなぁ。個人的にはその中でも小橋賢児が良かった。「ゴジラ」では北村監督と共に寒いミュージシャンの役を演じていたが、今回は一途に恋をするお侍さんを演じていて、何か好感が持てた。彼が死ぬシーンも、素直に感情移入できたし。「ちゅらさん」の時も思ったけど、彼はなかなか良い俳優さんだと思う。他を挙げるとするなら、やっぱり北村一輝さんだな。クールな悪役をやらせたら、彼の右に出る者はいないと思う。
ただ、伊武さんや佐野くんがカンタンに死んじゃうのは、ちょっと拍子抜けしたけどね(^^;
さて、一方のアクションシーンだけど、これは「さすが北村監督!」といったカンジで良かったと思う。多少単調になる部分もあったけど、ラストの200人斬りや大胆な爆発シーンや破壊シーンがあったりと、「おぉ!」と感じるような映像が満載で面白かった。やっぱりアクションは上手いな、この監督は。
さて、ところで「あずみ2」の方は北村監督からバトンタッチして、平成「ガメラ」や「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」「恋に唄えば」の金子修介監督がメガホンを取る様だけど、予告編を見た限りでは期待できそうで良かったね(^^)
「あずみ」
企画:濱名一哉 遠谷信幸 脚本:水島力也 桐山勲
音楽:SEXTASY ROOM 監督:北村龍平
あずみ:上戸彩 うきは:成宮寛貴
ひゅうが:小橋賢児 あまぎ:金子貴俊 ながら:石垣佑磨
最上美女丸:オダギリジョー やえ:岡本綾 浅野長政:伊武雅刀
井上勘兵衛:北村一輝 加藤清正:竹中直人 爺:原田芳雄
封切:2003年5月10日 興行収入:8億6000万円
TBSにて放送された映画「あずみ」のお話。
“関ヶ原の戦い”を経て、覇権は豊臣家から徳川家へと移った。しかし、未だ徳川家康の天下は盤石とは言えず、反乱分子の芽は決して見過ごすことの出来ない存在だった。そこで、太平の世を願う家康の側近、南光坊天海は、爺に対して反乱を企てる危険のある者を事前に抹殺するための暗殺者集団育成を密かに命じた。それを受け爺は、少女あずみをはじめ戦乱で孤児となった幼子を集めると、過酷な修行を課して最強の戦士へと鍛え上げていく。それから10年、無事修練を終えたあずみら10人の戦士たちは、自らに課せられた尊い使命を信じ希望と闘志に燃えるのだった…。
(YAHOO!ムービー http://movies.yahoo.co.jp/より抜粋)
「あずみ」は、昨年12月に公開された映画「ゴジラ FINAL WARS」で新たなゴジラ映画を製作した北村龍平監督によるアクション時代劇である。
主演には「3年B組金八先生」で濃い演技を見せた上戸彩を起用し、脇には「ゴジラ FINAL WARS」にも出演した小橋賢児や伊武雅刀、北村一輝など北村作品の方々や、連ドラ「オードリー」の岡本綾、オダギリジョー、原田芳雄など錚々たるメンバーが集結している。
さっそくだが、私は上戸彩があまり好きではない。いやいや「金八先生」の鶴本直役はなかなかだったと思うが、普段のアイドル路線の彼女にはどうしても好感が持てない。だからこそ、私はこの映画に北村監督お得意の「アクション」を期待していた。「ゴジラ」で手腕を奮った北村監督のコトだから、きっと素晴らしいアクション映像を見せてくれると思ったしね。
また、豪華な役者陣も見物だと思った。特に「ゴジラ」でX星人を見事に演じた北村一輝さんにはメチャメチャ期待してたんだよな。
それで、さっそく見てみたんだが、なかなかの出来映えだったんじゃないかな?
うん。面白かったですよ。アクションも凄かったし。
見る前は結構悪い評判をあちこちで聞いてたんだけど、そんなに酷評されるほどの作品じゃないと思うし。そりゃまぁ、グロいシーンがいっぱい出てくるのは事実だけどさ、こういう時代劇の殺しのシーンって所謂「殺しの美学」だから(この表現って賛否両論あると思うけど、NHKでも使ってたぐらいだからイイのかな?)、別に拒否反応はしなかったな。そんな風に言うと「あんだけ『カンフーハッスル』を酷評したのに何だ」って思われるかもしれないが、私という人間は時代劇での「殺し」は受け入れるらしい。
そんなワケでなかなか楽しむことが出来たんだけど、最初から最後までアクションで押し通した感は否めない。多分、戦いのシークエンスが始まりからおしまいまで十近くはあると思う。でも、映画自体は140分かそこらでしょ?それなのにこれだけ戦いのシーンがあったら、ドラマ部分が疎かになるのは事実だよな。だからなのか、主人公・あずみのキャラがよくわからなかったような気がする。結局のところ、彼女のキャラクターが描かれていないと言うか、個性が無いと言うか、「ただ強いだけの女」に見えてしまうのもまた事実なんだよな(ただ、TV放送においてかなりの数カットしてるから、この辺りを責めるのは酷かもしれない)。
とはいっても、他の役者陣がそれをカバーしてるからなのか、見ている間はそこまで気にならなかったなぁ。個人的にはその中でも小橋賢児が良かった。「ゴジラ」では北村監督と共に寒いミュージシャンの役を演じていたが、今回は一途に恋をするお侍さんを演じていて、何か好感が持てた。彼が死ぬシーンも、素直に感情移入できたし。「ちゅらさん」の時も思ったけど、彼はなかなか良い俳優さんだと思う。他を挙げるとするなら、やっぱり北村一輝さんだな。クールな悪役をやらせたら、彼の右に出る者はいないと思う。
ただ、伊武さんや佐野くんがカンタンに死んじゃうのは、ちょっと拍子抜けしたけどね(^^;
さて、一方のアクションシーンだけど、これは「さすが北村監督!」といったカンジで良かったと思う。多少単調になる部分もあったけど、ラストの200人斬りや大胆な爆発シーンや破壊シーンがあったりと、「おぉ!」と感じるような映像が満載で面白かった。やっぱりアクションは上手いな、この監督は。
さて、ところで「あずみ2」の方は北村監督からバトンタッチして、平成「ガメラ」や「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」「恋に唄えば」の金子修介監督がメガホンを取る様だけど、予告編を見た限りでは期待できそうで良かったね(^^)
「あずみ」
企画:濱名一哉 遠谷信幸 脚本:水島力也 桐山勲
音楽:SEXTASY ROOM 監督:北村龍平
あずみ:上戸彩 うきは:成宮寛貴
ひゅうが:小橋賢児 あまぎ:金子貴俊 ながら:石垣佑磨
最上美女丸:オダギリジョー やえ:岡本綾 浅野長政:伊武雅刀
井上勘兵衛:北村一輝 加藤清正:竹中直人 爺:原田芳雄
封切:2003年5月10日 興行収入:8億6000万円
映画ドラえもん のび太の恐竜
2005年3月2日 大長編ドラえもん
今日のお話は、「ドラえもん」映画の記念すべき第1作「ドラえもん のび太の恐竜」。
(映画「ドラえもん」25周年オフィシャルサイトhttp://dora-movie.com/より抜粋)
実は私、未だにこの作品を見てなかったんだよね(^^;
いやいや、ビデオは9年ぐらい前から家にはあったんだけど、「画が違う」っていう理由でずっと敬遠してたものでね・・・。何ていうか、所謂「平成世代」の私としては、初期のドラえもんの画にはどうしても馴染めなかったんだよな。だから、通常放送で初期の作品が放映されても、画の違いという理由だけで、何かピンと来なかったのが事実なんだよね。
そんなこんなで、先日「のび太の恐竜」のリメイク話を聞いたモンだから、いつまでも見てないってのもどうかと思って、テスト終了後の連休を利用してみてみることにしたのである。
それで、結局見てどうだったのかっていうと、面白いじゃない(^^;
今まで見てなかったのがもったいないぐらい。脚本も良く練られてるし、クライマックスの迫力も凄い。ってか、画の違いなんて、メインタイトルでお馴染みの「ぼくドラえもん」が流れた時に、どこかへ吹っ飛んでしまった。
まぁ、確かに後の大長編に比べれば映像も古めかしいし、スケールもどこか小さいのは否めないかもしれない。それにツッコミどころが無いわけではない。だって「タイムマシン」が壊れちゃっても、「タイムフロシキ」で直しちゃえば済む話でしょ?それに「復元光線」だってあるし。でもそんなツッコミはやっぱりナンセンスなんだよな。それを言っちゃおしまいだっていうか。だって、ひょっとしたらその道具は今使えないのかもしれないし(ドラえもんの道具は使い捨てが多いらしい^^;)。それにその分、のび太とピー助の交流をきちんと描いてるし、所謂「日常の中の非日常」を描いてる。脚本がそういう矛盾をしっかりとカバーしてるんだよな。だからこそ、ラストの別れのシーンが映えると思うし。もともとこの映画は原作の「のび太の恐竜」を膨らませた話だしね。だからなのか、後の映画と比べて原作の色が良く出てるように感じたなぁ。オープニングとエンディングも原作のエピソードでまとめられているし。
だから、公開当時は「90分に水増しされたTVアニメ」と評論家にたしなめられたらしいんだけど、全編に渡って見せ場の連続だし、プテラノドンが襲ってくるトコだとか、ティラノサウルスと恐竜との戦いのシーンだとか、ラストの恐竜ハンターのアジトでのくだりだとか、90分間があっという間に感じられる出来映えだったと思う。
そんなワケで、「ドラえもん」映画の第1作として、非常に良く出来た作品だと思うんだよね。
そうそう。第1作でも武田鉄矢さんが主題歌を作詞している。記念すべき最初の主題歌のタイトルは「ポケットのなかに」。今みたいに劇中で流れることは無いけど(メロディだけは劇中で流れるが)、最後のエンディングにグッと物語を引き締めていててカンジ良いね。(^。^)y-.。o○
そういえば、この曲は「のび太と鉄人兵団」でも使われたんだっけ。なるほど。納得できるなぁ。
「ドラえもん のび太の恐竜」
原作:藤子不二雄 監督:福富博
脚本:藤子不二雄・松岡清治 音楽:菊池俊輔
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
ピー助:横沢啓子 T・P隊員:井上和彦 部下:宮村義人
ドルマンスタイン:島宇志夫 黒い男:加藤精三
主題歌:「ぼくドラえもん」(歌:大山のぶ代)
「ドラえもんのうた」(歌:大杉久美子)
「ポケットのなかに」(歌:大山のぶ代・ヤングフレッシュ)
封切:1980年3月15日 観客動員数:320万人 併映:「モスラ対ゴジラ」
恐竜まるごとの化石を発見してみせると宣言したのび太。一生けんめい探した甲斐あって、ついに化石らしきものを探すことに成功した! ドラえもんから借りたタイムふろしきをかぶせて1億年前の姿にもどすと、なんとそれは恐竜のタマゴだった!
のび太が暖めると、首長竜の赤ちゃんが誕生。ドラえもんとのび太はこの恐竜に“ピー助”と名づけて育てることにした。ところがある日、謎の黒い男がつけねらいだし、のび太とドラえもんは成長したピー助を安心して暮らせる恐竜の時代に返してあげることにしたのだった。
しかし、ピー助を間違った場所に置いてきてしまい、再びピー助の元へ。ピー助には会えたがタイムマシンが壊れてしまった! のび太とドラえもんはとにかく首長竜が住んでいるという日本へ向かうことにしたのだが…。
(映画「ドラえもん」25周年オフィシャルサイトhttp://dora-movie.com/より抜粋)
実は私、未だにこの作品を見てなかったんだよね(^^;
いやいや、ビデオは9年ぐらい前から家にはあったんだけど、「画が違う」っていう理由でずっと敬遠してたものでね・・・。何ていうか、所謂「平成世代」の私としては、初期のドラえもんの画にはどうしても馴染めなかったんだよな。だから、通常放送で初期の作品が放映されても、画の違いという理由だけで、何かピンと来なかったのが事実なんだよね。
そんなこんなで、先日「のび太の恐竜」のリメイク話を聞いたモンだから、いつまでも見てないってのもどうかと思って、テスト終了後の連休を利用してみてみることにしたのである。
それで、結局見てどうだったのかっていうと、面白いじゃない(^^;
今まで見てなかったのがもったいないぐらい。脚本も良く練られてるし、クライマックスの迫力も凄い。ってか、画の違いなんて、メインタイトルでお馴染みの「ぼくドラえもん」が流れた時に、どこかへ吹っ飛んでしまった。
まぁ、確かに後の大長編に比べれば映像も古めかしいし、スケールもどこか小さいのは否めないかもしれない。それにツッコミどころが無いわけではない。だって「タイムマシン」が壊れちゃっても、「タイムフロシキ」で直しちゃえば済む話でしょ?それに「復元光線」だってあるし。でもそんなツッコミはやっぱりナンセンスなんだよな。それを言っちゃおしまいだっていうか。だって、ひょっとしたらその道具は今使えないのかもしれないし(ドラえもんの道具は使い捨てが多いらしい^^;)。それにその分、のび太とピー助の交流をきちんと描いてるし、所謂「日常の中の非日常」を描いてる。脚本がそういう矛盾をしっかりとカバーしてるんだよな。だからこそ、ラストの別れのシーンが映えると思うし。もともとこの映画は原作の「のび太の恐竜」を膨らませた話だしね。だからなのか、後の映画と比べて原作の色が良く出てるように感じたなぁ。オープニングとエンディングも原作のエピソードでまとめられているし。
だから、公開当時は「90分に水増しされたTVアニメ」と評論家にたしなめられたらしいんだけど、全編に渡って見せ場の連続だし、プテラノドンが襲ってくるトコだとか、ティラノサウルスと恐竜との戦いのシーンだとか、ラストの恐竜ハンターのアジトでのくだりだとか、90分間があっという間に感じられる出来映えだったと思う。
そんなワケで、「ドラえもん」映画の第1作として、非常に良く出来た作品だと思うんだよね。
そうそう。第1作でも武田鉄矢さんが主題歌を作詞している。記念すべき最初の主題歌のタイトルは「ポケットのなかに」。今みたいに劇中で流れることは無いけど(メロディだけは劇中で流れるが)、最後のエンディングにグッと物語を引き締めていててカンジ良いね。(^。^)y-.。o○
そういえば、この曲は「のび太と鉄人兵団」でも使われたんだっけ。なるほど。納得できるなぁ。
「ドラえもん のび太の恐竜」
原作:藤子不二雄 監督:福富博
脚本:藤子不二雄・松岡清治 音楽:菊池俊輔
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
ピー助:横沢啓子 T・P隊員:井上和彦 部下:宮村義人
ドルマンスタイン:島宇志夫 黒い男:加藤精三
主題歌:「ぼくドラえもん」(歌:大山のぶ代)
「ドラえもんのうた」(歌:大杉久美子)
「ポケットのなかに」(歌:大山のぶ代・ヤングフレッシュ)
封切:1980年3月15日 観客動員数:320万人 併映:「モスラ対ゴジラ」
NIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE
2005年3月1日 映画
やっと見れたー。ヽ(´ー`)ノ
おっと。
テストが終わったので、今日はさっそく映画のレビュー。
今日のお話は「NIN×NIN 忍者ハットリくん・ザ・ムービー」。
(※YAHOO!ムービーhttp://movies.yahoo.co.jp/より抜粋)
本作「NIN×NIN 忍者ハットリくん・ザ・ムービー」は昨年8月に公開され、興収19億3000万円のヒットを記録した娯楽大作である。
私も公開当時見に行こうと思ってたのだが、機会を逃してしまいレンタルによってやっと見れることが出来た。とはいっても、2月2日にレンタルされるやいなや、最近までずっと「レンタル中」の状態のままで、レンタル開始から約1ヵ月後の今日になって、やっと見ることが出来たんだよね。
ってなワケで、待望の観賞となったワケだけど、作品の内容も期待通りのモノだった。
世間の評価は賛否両論の様だが、個人的には素直に「面白かったなぁ」と言える作品だったと思う。
正直、見る前は藤子不二雄A先生の原作を読んだことが無かったので、作品に馴染めるかどうか心配だったのだが、見た後はそんな心配もどこへやら。爽快感だけが後に残っていたカンジだったね。
何といっても、最初から最後まで一気に見せるほど、テンポがイイんだよなぁ。ダレるトコが全然無いの。冒頭のハットリくんと父ちゃんの戦いから盛り上げて、ハットリくんとケンイチくんの出会いに繋げて、どんどん話が進んでいくから、こっちも物語に引き込まれていく。しかもきちんと要所要所で笑いを盛り込むから、元気に見れる。そりゃまぁベタベタといえばそれまでだけどさ、こういう展開、私は好きだな。
また、この映画の最大の勝利を挙げるとするなら、それはキャスティングにあるだろう。を努めたのは、ご存知SMAP・香取慎吾。何ていうか、「彼だから」このキャラを出来たってカンジだな。だって大の大人がフツーなら恥ずかしくなるような「ニンニン」なんて台詞を言ってるのに、全然違和感無いんだもの。子供との絡みがあっても、すっごい普通に溶け込んでるし、升毅さん等の名優さんとのシーンもきちんと画になってるしね。「ジュブナイル」の時もそうだったけど、彼はこういう子供との絡みがある映画が一番合ってるんじゃないかなぁ?
他の出演者の方々もなかなか。あ、個人的に意外性があったのは何を隠そうゴリだよな。ゴリっていうと、どうしても「ちゅらさん」の古波蔵恵尚みたいなコミカルな役のイメージで、こういうシリアスな役は合わないんじゃないかと思ったんだけど、意外とサマになっててビックリ(^^;
ただ田中麗奈は微妙。いや、別に悪くは無いんだけど、何か見てる間ずっと桜井幸子さんのイメージに近いよな、って思ってた。私だけだろうケド・・・。
サブキャラに目を向けると、黒影役の升毅さんがイイ。升さんといえば私の中では「3年B組金八先生」の崇史の父役や、「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」の二階堂役などの脇役で光る人だと思ってたんだけど、こういう悪役もイイ。ってか殺陣のシーンはなかなかカッコ良かった。マジで(^。^)y-.。o○
あとカメオ出演だよな。草なぎ剛だとか村上ショージだとか西村雅彦だとか錚々たる面々が揃ってるし。
おっと、何だか出演者の話ばかりになってしまったけど、映像的な部分に目を向けてみても、この映画なかなか良く出来てると思う。例えば銀座のシーンだとか、東京タワーのてっぺんのシーンだとか、絵的に映えるシーンが満載。そう思ってスタッフの名前を見てみたら、画コンテを描いているのは平成「ガメラ」や「ローレライ」の樋口真嗣ではないかね。どうりで上手いワケだ。
ってかこの作品、意外にもCGが良く出来てるなぁと思ったら、キャストに負けないぐらいスタッフが揃ってるんだよね。特撮監督は「陰陽師」の尾上克郎さんだし、VFXは「ゴジラ」シリーズの大屋哲夫さんだし、おまけに音楽は服部隆之さんだし。
そんな意味で、この作品は日本映画の最高峰と言って過言ではないと、私は言いたいなぁ。。。
ま、最終的には面白かったのでそれで良し、と。
あ、最後に一つ。
伊東さんの「ニン!」には素直に笑わせていただきましたです(^^;
「NIN×NIN 忍者ハットリくん・ザ・ムービー」
原作:藤子不二雄A 監督:鈴木雅之
脚本:マギー 音楽:服部隆之
服部カンゾウ:香取慎吾 三葉ケンイチ:知念佑李
ミドリ:田中麗奈 ケムマキ:ゴリ 柏田刑事:東幹久
黒影:升毅 服部ジンゾウ:伊東四朗
封切:2004年8月28日 興収:19億3000万円
おっと。
テストが終わったので、今日はさっそく映画のレビュー。
今日のお話は「NIN×NIN 忍者ハットリくん・ザ・ムービー」。
厳しい修行の一環として、現代の江戸で暮らすことになった服部カンゾウことハットリくん(香取慎吾)。「主人(あるじ)以外の者に決して姿を見せてはならぬ。守らなければ破門!」と父(伊東四朗)からキツク言われていたハットリくんだったが、主人のケンイチ(知念侑李)が事件に巻き込まれ、ピンチに陥ってしまい……。
(※YAHOO!ムービーhttp://movies.yahoo.co.jp/より抜粋)
本作「NIN×NIN 忍者ハットリくん・ザ・ムービー」は昨年8月に公開され、興収19億3000万円のヒットを記録した娯楽大作である。
私も公開当時見に行こうと思ってたのだが、機会を逃してしまいレンタルによってやっと見れることが出来た。とはいっても、2月2日にレンタルされるやいなや、最近までずっと「レンタル中」の状態のままで、レンタル開始から約1ヵ月後の今日になって、やっと見ることが出来たんだよね。
ってなワケで、待望の観賞となったワケだけど、作品の内容も期待通りのモノだった。
世間の評価は賛否両論の様だが、個人的には素直に「面白かったなぁ」と言える作品だったと思う。
正直、見る前は藤子不二雄A先生の原作を読んだことが無かったので、作品に馴染めるかどうか心配だったのだが、見た後はそんな心配もどこへやら。爽快感だけが後に残っていたカンジだったね。
何といっても、最初から最後まで一気に見せるほど、テンポがイイんだよなぁ。ダレるトコが全然無いの。冒頭のハットリくんと父ちゃんの戦いから盛り上げて、ハットリくんとケンイチくんの出会いに繋げて、どんどん話が進んでいくから、こっちも物語に引き込まれていく。しかもきちんと要所要所で笑いを盛り込むから、元気に見れる。そりゃまぁベタベタといえばそれまでだけどさ、こういう展開、私は好きだな。
また、この映画の最大の勝利を挙げるとするなら、それはキャスティングにあるだろう。を努めたのは、ご存知SMAP・香取慎吾。何ていうか、「彼だから」このキャラを出来たってカンジだな。だって大の大人がフツーなら恥ずかしくなるような「ニンニン」なんて台詞を言ってるのに、全然違和感無いんだもの。子供との絡みがあっても、すっごい普通に溶け込んでるし、升毅さん等の名優さんとのシーンもきちんと画になってるしね。「ジュブナイル」の時もそうだったけど、彼はこういう子供との絡みがある映画が一番合ってるんじゃないかなぁ?
他の出演者の方々もなかなか。あ、個人的に意外性があったのは何を隠そうゴリだよな。ゴリっていうと、どうしても「ちゅらさん」の古波蔵恵尚みたいなコミカルな役のイメージで、こういうシリアスな役は合わないんじゃないかと思ったんだけど、意外とサマになっててビックリ(^^;
ただ田中麗奈は微妙。いや、別に悪くは無いんだけど、何か見てる間ずっと桜井幸子さんのイメージに近いよな、って思ってた。私だけだろうケド・・・。
サブキャラに目を向けると、黒影役の升毅さんがイイ。升さんといえば私の中では「3年B組金八先生」の崇史の父役や、「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」の二階堂役などの脇役で光る人だと思ってたんだけど、こういう悪役もイイ。ってか殺陣のシーンはなかなかカッコ良かった。マジで(^。^)y-.。o○
あとカメオ出演だよな。草なぎ剛だとか村上ショージだとか西村雅彦だとか錚々たる面々が揃ってるし。
おっと、何だか出演者の話ばかりになってしまったけど、映像的な部分に目を向けてみても、この映画なかなか良く出来てると思う。例えば銀座のシーンだとか、東京タワーのてっぺんのシーンだとか、絵的に映えるシーンが満載。そう思ってスタッフの名前を見てみたら、画コンテを描いているのは平成「ガメラ」や「ローレライ」の樋口真嗣ではないかね。どうりで上手いワケだ。
ってかこの作品、意外にもCGが良く出来てるなぁと思ったら、キャストに負けないぐらいスタッフが揃ってるんだよね。特撮監督は「陰陽師」の尾上克郎さんだし、VFXは「ゴジラ」シリーズの大屋哲夫さんだし、おまけに音楽は服部隆之さんだし。
そんな意味で、この作品は日本映画の最高峰と言って過言ではないと、私は言いたいなぁ。。。
ま、最終的には面白かったのでそれで良し、と。
あ、最後に一つ。
伊東さんの「ニン!」には素直に笑わせていただきましたです(^^;
「NIN×NIN 忍者ハットリくん・ザ・ムービー」
原作:藤子不二雄A 監督:鈴木雅之
脚本:マギー 音楽:服部隆之
服部カンゾウ:香取慎吾 三葉ケンイチ:知念佑李
ミドリ:田中麗奈 ケムマキ:ゴリ 柏田刑事:東幹久
黒影:升毅 服部ジンゾウ:伊東四朗
封切:2004年8月28日 興収:19億3000万円
「大山ドラえもん」最終回は3月18日
テレビ朝日は21日、4月改編を発表し、リニューアルする人気アニメ「ドラえもん」の声優陣がほぼ内定したことを明らかにした。大山のぶ代がドラえもんの声を務めるのは3月18日放送の「ドラえもん1時間スペシャル(仮)」まで。以降は新体制での放送。声優陣の名前については、今後発表されるが、同局によれば「リニューアルといっても、声は似ている人を選んだ」と説明した。
(※デイリースポーツ記事 http://www.daily.co.jp/gossip/2005/02/22/162419.shtmlより抜粋)
う〜ん、遂にこの日が来たのね。
ってか、あと3週間かぁ。早いなぁ。。。
調べてみたところ、18日の最終回(厳密に言えば違うが)は、一時間スペシャルを放送するそうな。今のところ判明している内容は「ドラえもんに休日を!?」みたい。
最後の最後にコレを放送するのはなかなかの選択かもしんないね。
ただ、3月25日に昨年の映画「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」を放送するので、事実上の大山ドラ最後の日はこの日ということになるみたい。
ところで、リニューアルまであと1ヶ月ちょっとしかないのに、新声優はいつ発表するんだよ?(^^;
しかも「似ているヒトを選んだ」って何?
名前が発表されないと、いまひとつピンと来ないんだけどなぁ・・・(−−;
えっと。。。(^^;
実を言うと、今日からテストだったんだよね。(−−;
最近更新が滞りがちだったのはその所為ね。
まぁ、2月になってからあんまり更新してないのも事実なんだけどさ、それはご愛嬌だな。
思い返せば、私がこのブログを書き始めた時は良かったモンだよな。何だかんだ言って毎日書いてたもの。
って、そんなことはどーでもイイのだ。テストが終われば更新だって出来るのさ(言い訳
そんなこんなで、来週の月曜までテストは続くので、恐らく大したモノは書けないと思う。(だからどうだって、っていうのは言いいっこなし^^;)
それにしても、この先どういう方向性で書いていこうか詰まってるのも事実なんだよな。
とにもかくにも、3月は「ドラえもん」ネタを全面的に推し進めようと思ってるけど。だって、あの声が聞けるのも、あと一ヶ月だもんね。。。
実を言うと、今日からテストだったんだよね。(−−;
最近更新が滞りがちだったのはその所為ね。
まぁ、2月になってからあんまり更新してないのも事実なんだけどさ、それはご愛嬌だな。
思い返せば、私がこのブログを書き始めた時は良かったモンだよな。何だかんだ言って毎日書いてたもの。
って、そんなことはどーでもイイのだ。テストが終われば更新だって出来るのさ(言い訳
そんなこんなで、来週の月曜までテストは続くので、恐らく大したモノは書けないと思う。(だからどうだって、っていうのは言いいっこなし^^;)
それにしても、この先どういう方向性で書いていこうか詰まってるのも事実なんだよな。
とにもかくにも、3月は「ドラえもん」ネタを全面的に推し進めようと思ってるけど。だって、あの声が聞けるのも、あと一ヶ月だもんね。。。
▽最優秀作品賞=「半落ち」
▽最優秀主演男優賞=寺尾聰(半落ち)
▽最優秀監督賞=崔洋一(血と骨)
▽最優秀主演女優賞=鈴木京香
▽最優秀助演男優賞=オダギリジョー
▽最優秀助演女優賞=長澤まさみ(世界の中心で、愛を叫ぶ)
▼新人俳優賞=平岡祐太(スウィングガールズ)、森山未來(世界の中心で、愛をさけぶ)、伊東美咲(海猫)、上野樹里(スウィングガールズ)、土屋アンナ(下妻物語)、一青窈(珈琲時光)▼話題賞=俳優部門 長澤まさみ(世界の中心で、愛をさけぶ)、作品部門 「スウィングガールズ」▼脚本賞=矢口史靖(スウィングガールズ)▼美術賞=出川三男、西岡善信(いずれも「隠し剣 鬼の爪」)▼撮影賞=篠田昇(世界の中心で、愛をさけぶ)▼照明賞=中村裕樹(世界の中心で、愛をさけぶ)▼録音賞=郡弘道(スウィングガールズ)▼編集賞=宮島竜治(スウィングガールズ)▼音楽賞=ミッキー吉野、岸本ひろし(いずれも「スウィングガールズ」)▼外国作品賞=「ラスト・サムライ」▼協会特別賞=伊地智啓(プロデューサー)、斎藤昌利とそのスタッフ(音響効果)、ゴジラ▼会長功労賞=「世界の中心で、愛をさけぶ」企画チーム▼会長特別賞=故三橋達也氏(俳優)
昨日、2月18日は「日本アカデミー賞」の授賞式だったんだよね。
私個人としては、「アカデミー賞」には全くもって興味なかったんだけど(だって、受賞の基準がハッキリしないじゃない^^;)、ビックリしたのは協会特別賞にゴジラが選ばれたことだよなぁ。
そういえば、今までにも「ゴジラVSキングギドラ」で川北紘一特技監督が「特殊技術賞」を受賞したり、俳優の村田雄浩さんが「ゴジラVSモスラ」で「助演男優賞」を受賞したりしていたけれど、ゴジラ自身が受賞したのは始めてのハナシ。
まぁ、嬉しいことなのかね?
のび太の恐竜2006
2005年2月17日 ドラえもん
ここ数日はちょっと忙しくて書けなかったんだけど、今日はやっと落ち着いたのでこの話題。
11月に「ドラえもん」の声優交代の話が大々的に報道されてから幾分時間が経ったけれども、一昨日(2月15日)、新声優の発表に先駆け、来年3月に公開される、「ドラえもん」映画第26作のタイトルが発表された
(http://dora-world.com/news/movie2006/index.html)。
そのタイトルは、
「ドラえもん のび太の恐竜2006」
だってね。
なるほど。リメイクで来たか。
んで、キャストよりも前にスタッフが既に発表されている。総監督には「ロミオの青い空」「MARCO 母を訪ねて三千里」などの作品で知られる楠葉宏三氏、監督は芝山努監督からバトンタッチして、「帰ってきたドラえもん」を手掛けた渡辺歩が担当することになった。
正直、個人的には複雑ではあるんだけど。
最初からマイナスな意見で申し訳ないんだが、リメイクってどうしてもオリジナルを超えることが難しくなると思うんだよね。特に「ドラえもん」の場合は大山さんの声の印象が強すぎて、オリジナルを超えるのは相当難しいと思う。
ただ、「のび太の恐竜」のリメイク自体は「原点に帰る」という意味ではイイのかもしれない。
ところで、主題歌はどうなるんだろう?
オリジナルの主題歌は武田鉄矢さんが作詞した「ポケットの中に」なんだけど、これをそのまま使うことは、多分ないんだろうなぁ(^^;
願わくば、無駄にアイドルを使うようなことはしないで欲しいなぁ。多分、武田さんがもう一度登板することは有り得ないだろうケド、彼に代わる優秀な人材が、新たな主題歌を書いてくれることを願いたいね。。。(-。-)y-゜゜゜
11月に「ドラえもん」の声優交代の話が大々的に報道されてから幾分時間が経ったけれども、一昨日(2月15日)、新声優の発表に先駆け、来年3月に公開される、「ドラえもん」映画第26作のタイトルが発表された
(http://dora-world.com/news/movie2006/index.html)。
そのタイトルは、
「ドラえもん のび太の恐竜2006」
だってね。
なるほど。リメイクで来たか。
んで、キャストよりも前にスタッフが既に発表されている。総監督には「ロミオの青い空」「MARCO 母を訪ねて三千里」などの作品で知られる楠葉宏三氏、監督は芝山努監督からバトンタッチして、「帰ってきたドラえもん」を手掛けた渡辺歩が担当することになった。
正直、個人的には複雑ではあるんだけど。
最初からマイナスな意見で申し訳ないんだが、リメイクってどうしてもオリジナルを超えることが難しくなると思うんだよね。特に「ドラえもん」の場合は大山さんの声の印象が強すぎて、オリジナルを超えるのは相当難しいと思う。
ただ、「のび太の恐竜」のリメイク自体は「原点に帰る」という意味ではイイのかもしれない。
ところで、主題歌はどうなるんだろう?
オリジナルの主題歌は武田鉄矢さんが作詞した「ポケットの中に」なんだけど、これをそのまま使うことは、多分ないんだろうなぁ(^^;
願わくば、無駄にアイドルを使うようなことはしないで欲しいなぁ。多分、武田さんがもう一度登板することは有り得ないだろうケド、彼に代わる優秀な人材が、新たな主題歌を書いてくれることを願いたいね。。。(-。-)y-゜゜゜
ゴジラ1985〈海外版〉
2005年2月13日 ゴジラ
実は私、今は5連休中なんだよね(^^;
いやいや、テストが近いからホントは勉強しなきゃなんないんだけど、某レンタルショップからいろいろソフトを借りてきちゃったので、ここ数日はそれをずっと見てるんだよなぁ。。。
そういうワケで、今日のお話はこの前借りてきた、映画「ゴジラ1985」。
この作品は、1984年に公開された、映画「ゴジラ」を海外で公開する際に追加・編集した海外版である。
監督にR.J.カイザーを迎え、キャストには第1作の海外版「怪獣王ゴジラ」に出演したレイモンド・バーを出演させるなど、「海外版」の続編と言う形の作品に仕上がっている。
この「ゴジラ1985」は、主にオリジナルでは描ききれなかったアメリカの対応を補足したといえる作品で、米・国防総省(ペンダゴン)のシーンが登場したり、ソ連の態度がオリジナルと少々異なったりと、完全に「アメリカ向け」の作品に変わってしまった。
その「ゴジラ1985」を今回見てみたんだが、ハッキリ言ってメチャメチャ。
正直「どうしてこうなる?」と首を傾げっぱなし。オリジナルを知ってると、どうしても失笑の連続になってしまう。今回は、そんな滅茶苦茶な「ゴジラ1985」と、オリジナルの「ゴジラ」との違いについて話していこう。
まずね、編集がハチャメチャ。オリジナルでは、第5八幡丸の遭難シーンの後に、主人公である牧五郎(田中健)が遭難した奥村宏(宅間伸)を発見するというくだりなんだが、海外版ではこの間にマーチン(レイモンド・バー)が登場する。と、まぁここまではオリジナルと大きな差異は無いんだが、この海外版とやらは、牧が奥村を発見したシーンの直後に首相官邸のシーンに飛び、ゴジラの存在がまだ明らかになっていないのに三田村首相(小林桂樹)がゴジラの存在を語るというワケの分からない展開になっている。その唐突な展開にのけぞっているヒマも無く、今度はシーンが一気に牧の編集室に飛び、さらに拍子抜け。
実はオリジナルではここまで細かなやりとりが結構ある。例えば、生きていた奥村が恩師である林田信(夏木陽介)に第2警察病院で会い、林田が奥村と内閣のメンバーにゴジラの存在を予感させるシーン、また牧の勤め先である新聞社「東都日報」の大島通信局のシーンなどがばっさりカット。
あ、そういえばオリジナルでは宅間伸の役柄は、奥村宏だったのだが、海外版では何故か奥村健になっていた。
しかし、こんなトコで驚いている場合ではない。
この作品では、ゴジラがソ連原潜を襲った後に、米・国防総省のシーンが登場し、30年前のゴジラ目撃者のマーチンが相談役として招聘される、というくだりになる。と、まぁ文章で書いてるだけならイイんだが、追撮シーンが安っぽいのなんのって。「ペンダゴンの内部ってあんなに狭いのかい?」と言いたくなくても言ってしまうし、せっかく出てきたマーチンも「ゴジラの上陸には何か目的がある」と伏線っぽいことを言っておきながら、後で何の説明もなし。
その後のオリジナルの展開は政府がゴジラの存在を公表し、ゴジラが井浜原発を襲撃。米ソ特使が「東京で戦術核兵器を使わせて欲しい」と日本の三田村首相と会談する、という風になっていくのだが、「1985」では原発と会談シーンの順序が逆になり、米ソとの会談シーンも大幅に短くなっている。例えば、オリジナルでは会議が2回に分けて行われるのに対し、海外版では1回のみ。しかも三田村首相は非核三原則を理由にカンタンに退ける、という展開になっている。コレに対しオリジナルは三田村首相が非核三原則を理由にしても、米ソはそれに反発し、三田村首相がそれを「米ソのエゴ」だと主張、そして米ソの最高責任者と電話会談し、「もしあなたがたの国、アメリカとロシアにゴジラが現れたら、首都ワシントンやモスクワでためらわずに核を使える勇気がありますか?」などといったとても印象的な台詞があったのだが、その辺りはまたばっさりカット。
これはやっぱり、アメリカが悪役っぽくなってるから、なのかね?
と、ここまで見てきてもかなり滅茶苦茶なのだが、最大の違いはロシアの特使カシリン大佐の役割である。オリジナルではゴジラの所為で誤って発射された核弾頭を「何としても止めなければ」と必死だったカシリンだが、海外版では「何としても発射してやる」になっている(^^;
恐らく、当時の米ソの冷戦を反映したシーンだからこそなのだろうが、正直「ここまでやるか」な気もしない。ただ、ロシアのミサイルをアメリカが迎撃ミサイルで破壊するくだりは、この海外版の方が自然に感じられるかもしれない。また、ミサイル命中後にペンダゴンのシーンが挿入されるなど、このシーンに限っては改ざんは成功していると言えよう。
最後に特撮シーンに関して。
特撮シーンは大きな改ざんは無く、新撮シーンも無い。ただ細かい編集がオリジナルと異なっており、新宿においての細かい描写が東京湾〜新宿のシーンに挿入されており、オリジナルよりこのシークエンスが長くなっている。だが、この編集にはツメの甘さが垣間見えており、まだ晴海ふ頭にいるハズのゴジラがイキナリ新宿にいるように見えたりとまたまた失笑してしまう。
いかがだっただろうか。
正直、ここまでハチャメチャだとは思わなかった。しかもラストに至ってはこんなナレーションがかかる。
自然は人間の卑小さを思い出させてくれる。
自然の猛威ゴジラは地の底に消えた
二度と現れることはないだろう
はい?(^^;
じゃぁ、私が今まで見てきた「ビオランテ」以降の物語は幻だったのかね?
そんなこんなで、とにかく滅茶苦茶な映画。
これだったら、オリジナルをそのまま上映した方が絶対良かったと思う。
「ゴジラ1985」
製作:田中友幸 脚本:永原秀一
音楽:小六禮次郎 特技監督:中野昭慶 監督:橋本幸治
<追加スタッフ>
製作:アンソニー・ランデル 脚本:リサ・トメイ
追加音楽:クリス・ヤング 監督:R.J.カイザー
三田村首相:小林桂樹 牧吾郎:田中健 奥村尚子:沢口靖子
奥村宏(健):宅間伸 林田信:夏木陽介 浮浪者:武田鉄矢
<追加キャスト>
スティーブ・マーチン:レイモンド・バー
グッドホー:ウォーレン・J・カメリン
マクドナウ:トラビス・ソード
いやいや、テストが近いからホントは勉強しなきゃなんないんだけど、某レンタルショップからいろいろソフトを借りてきちゃったので、ここ数日はそれをずっと見てるんだよなぁ。。。
そういうワケで、今日のお話はこの前借りてきた、映画「ゴジラ1985」。
伊豆諸島・大黒島の大噴火から3ヵ月後。付近の海で漁船・第5八幡丸が嵐により遭難した。その中で唯一生き残った船員は、嵐の中で巨大生物の影を見たと言う。その生物は紛れも無く、復活したゴジラだった。だが日本政府はパニックを恐れ、この事実を隠ぺいする。その後ゴジラはソ連原潜を襲い、静岡県の原発を急襲。米ソの関係が緊張する中、日本政府はゴジラの存在を公表する。それに伴い、米・国防総省は30年前のゴジラ襲撃の際に、唯一生き残ったアメリカ人であるスティーブ・マーチンを呼び寄せる。マーチンは、ゴジラの存在を理解することが大切だと主張し、全米に警告を放つ。そして遂にゴジラが東京に上陸し。破壊の限りを尽くす。政府は首都防衛移動要塞・「スーパーX」を出撃させ、ゴジラを迎え撃つが・・・。
この作品は、1984年に公開された、映画「ゴジラ」を海外で公開する際に追加・編集した海外版である。
監督にR.J.カイザーを迎え、キャストには第1作の海外版「怪獣王ゴジラ」に出演したレイモンド・バーを出演させるなど、「海外版」の続編と言う形の作品に仕上がっている。
この「ゴジラ1985」は、主にオリジナルでは描ききれなかったアメリカの対応を補足したといえる作品で、米・国防総省(ペンダゴン)のシーンが登場したり、ソ連の態度がオリジナルと少々異なったりと、完全に「アメリカ向け」の作品に変わってしまった。
その「ゴジラ1985」を今回見てみたんだが、ハッキリ言ってメチャメチャ。
正直「どうしてこうなる?」と首を傾げっぱなし。オリジナルを知ってると、どうしても失笑の連続になってしまう。今回は、そんな滅茶苦茶な「ゴジラ1985」と、オリジナルの「ゴジラ」との違いについて話していこう。
まずね、編集がハチャメチャ。オリジナルでは、第5八幡丸の遭難シーンの後に、主人公である牧五郎(田中健)が遭難した奥村宏(宅間伸)を発見するというくだりなんだが、海外版ではこの間にマーチン(レイモンド・バー)が登場する。と、まぁここまではオリジナルと大きな差異は無いんだが、この海外版とやらは、牧が奥村を発見したシーンの直後に首相官邸のシーンに飛び、ゴジラの存在がまだ明らかになっていないのに三田村首相(小林桂樹)がゴジラの存在を語るというワケの分からない展開になっている。その唐突な展開にのけぞっているヒマも無く、今度はシーンが一気に牧の編集室に飛び、さらに拍子抜け。
実はオリジナルではここまで細かなやりとりが結構ある。例えば、生きていた奥村が恩師である林田信(夏木陽介)に第2警察病院で会い、林田が奥村と内閣のメンバーにゴジラの存在を予感させるシーン、また牧の勤め先である新聞社「東都日報」の大島通信局のシーンなどがばっさりカット。
あ、そういえばオリジナルでは宅間伸の役柄は、奥村宏だったのだが、海外版では何故か奥村健になっていた。
しかし、こんなトコで驚いている場合ではない。
この作品では、ゴジラがソ連原潜を襲った後に、米・国防総省のシーンが登場し、30年前のゴジラ目撃者のマーチンが相談役として招聘される、というくだりになる。と、まぁ文章で書いてるだけならイイんだが、追撮シーンが安っぽいのなんのって。「ペンダゴンの内部ってあんなに狭いのかい?」と言いたくなくても言ってしまうし、せっかく出てきたマーチンも「ゴジラの上陸には何か目的がある」と伏線っぽいことを言っておきながら、後で何の説明もなし。
その後のオリジナルの展開は政府がゴジラの存在を公表し、ゴジラが井浜原発を襲撃。米ソ特使が「東京で戦術核兵器を使わせて欲しい」と日本の三田村首相と会談する、という風になっていくのだが、「1985」では原発と会談シーンの順序が逆になり、米ソとの会談シーンも大幅に短くなっている。例えば、オリジナルでは会議が2回に分けて行われるのに対し、海外版では1回のみ。しかも三田村首相は非核三原則を理由にカンタンに退ける、という展開になっている。コレに対しオリジナルは三田村首相が非核三原則を理由にしても、米ソはそれに反発し、三田村首相がそれを「米ソのエゴ」だと主張、そして米ソの最高責任者と電話会談し、「もしあなたがたの国、アメリカとロシアにゴジラが現れたら、首都ワシントンやモスクワでためらわずに核を使える勇気がありますか?」などといったとても印象的な台詞があったのだが、その辺りはまたばっさりカット。
これはやっぱり、アメリカが悪役っぽくなってるから、なのかね?
と、ここまで見てきてもかなり滅茶苦茶なのだが、最大の違いはロシアの特使カシリン大佐の役割である。オリジナルではゴジラの所為で誤って発射された核弾頭を「何としても止めなければ」と必死だったカシリンだが、海外版では「何としても発射してやる」になっている(^^;
恐らく、当時の米ソの冷戦を反映したシーンだからこそなのだろうが、正直「ここまでやるか」な気もしない。ただ、ロシアのミサイルをアメリカが迎撃ミサイルで破壊するくだりは、この海外版の方が自然に感じられるかもしれない。また、ミサイル命中後にペンダゴンのシーンが挿入されるなど、このシーンに限っては改ざんは成功していると言えよう。
最後に特撮シーンに関して。
特撮シーンは大きな改ざんは無く、新撮シーンも無い。ただ細かい編集がオリジナルと異なっており、新宿においての細かい描写が東京湾〜新宿のシーンに挿入されており、オリジナルよりこのシークエンスが長くなっている。だが、この編集にはツメの甘さが垣間見えており、まだ晴海ふ頭にいるハズのゴジラがイキナリ新宿にいるように見えたりとまたまた失笑してしまう。
いかがだっただろうか。
正直、ここまでハチャメチャだとは思わなかった。しかもラストに至ってはこんなナレーションがかかる。
自然は人間の卑小さを思い出させてくれる。
自然の猛威ゴジラは地の底に消えた
二度と現れることはないだろう
はい?(^^;
じゃぁ、私が今まで見てきた「ビオランテ」以降の物語は幻だったのかね?
そんなこんなで、とにかく滅茶苦茶な映画。
これだったら、オリジナルをそのまま上映した方が絶対良かったと思う。
「ゴジラ1985」
製作:田中友幸 脚本:永原秀一
音楽:小六禮次郎 特技監督:中野昭慶 監督:橋本幸治
<追加スタッフ>
製作:アンソニー・ランデル 脚本:リサ・トメイ
追加音楽:クリス・ヤング 監督:R.J.カイザー
三田村首相:小林桂樹 牧吾郎:田中健 奥村尚子:沢口靖子
奥村宏(健):宅間伸 林田信:夏木陽介 浮浪者:武田鉄矢
<追加キャスト>
スティーブ・マーチン:レイモンド・バー
グッドホー:ウォーレン・J・カメリン
マクドナウ:トラビス・ソード
「オーシャンズ 12」感想(ネタバレ)
2005年2月12日 映画
そんなワケで、本日友人3人と共に「オーシャンズ12」を見てきたのである。
今日のお話はその感想。
(※goo映画 HP http://movie.goo.ne.jp/index.htmlより抜粋)
う〜ん。_| ̄|○
結論から言うと、アウト。
私、映画を見て眠くなることは滅多に無いヒトなんだけど、冒頭から中盤以降に至るまで、ずっと眠気に悩まされ続けていた。こんなことはホントに久しぶり。
と、最初から何か皮肉っぽくなってしまったが、冷静に「どうして眠くなったのか」を考えてみると、やっぱりテンポの悪さが原因だと思うんだよな。
まず、シーンの切り替わりが激しすぎて、前作以上にストーリーについていけない。素早く先に進もうとするのは結構だが、観客を置いていってしまってはそこで終わりだろうに。その為か、見終わってからどんなストーリーだったのかよくわからない。わからないという意味では、物語の難解さもマイナスポイントだと思う。前半から中盤にかけては、正直「今、何が起こっているのか」が掴めなかった。しかも前作ほど笑えるシーンが無いので余計に眠くなるんだよな。かといって、派手なアクションがあるワケでもなし。キャサリン・ゼタ=ジョーンズのキャラも説明不足でわかりづらい。
とにかく全編に渡って「?」が交錯する映画だったような気がするんだよなぁ。
ただ、後半、ジュリア・ロバーツ演じるテスが物語の中でジュリア・ロバーツに変装するくだりは思いっきり笑ってしまったが。その辺りからは、「おいおいそんなのアリかよ」ってカンジで意外性があったし、それまでの眠気が一気に吹き飛ぶぐらいに面白かった。まるで前半のつまらなさがウソのようにそこから巻き返すし。
また、レーザーを回避するためのダンスシーンも何だかんだ言って結構笑えた。これもまた「そんなのアリかよ」だな。最後オーシャン夫妻がトリックをばらすシーンもまあまあ。
まぁ、でもそれだけ、だよな。
見たのが字幕版だったから悪かったのかもしれないけど(字幕版だと物語の内容を100%理解できないって言うからね^^;)、全体的にはツメ甘。音楽は前作通りに素晴らしいけど、前作みたいに物語を助けるまでには至ってない。ってか、この内容じゃ多分助けきれないと思う。キャサリンの最後も微妙。「やっぱりな」って思う展開は嫌いじゃないけど、彼女のキャラが希薄なカンジなのでいまひとつ乗れない。それに、前回のメンバーである11人のキャラも掘り下げてないから最終的に物語が薄くなってる。
ホント、そんなカンジ。
何だか、随分と酷評になってしまったけど、正直な感想を言うとこうなっちゃう。
まぁ、続編(あればだけど)に期待しよう。(^^;
「オーシャンズ12」
監督:スティーブン・ソダーバーグ 脚本:ジョージ・ノルフィ
製作総指揮:ジョン・ハーディ/スーザン・イーキンス/ブルース・バーマン
製作:ジェリー・ワイントローブ 音楽:デイビッド・ホームズ
出演:ジョージ・クルーニー/ブラッド・ピット/
マット・デイモン/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
今日のお話はその感想。
ダニー・オーシャンの強盗団に大金を奪われたベガスのボス、ベネディクトが復讐に乗り出した。奪った金に利子をつけて返さなければ、オーシャンズの命はない。ダニーたちは大金を求めてヨーロッパへ飛ぶが、彼らの計画は、フランスの大強盗ナイト・フォックスに邪魔される。ナイト・フォックスは「世界一の強盗」の名誉をかけてオーシャンズに強盗勝負を持ちかける。その頃、ユーロポールの敏腕捜査官イザベルも追跡を始めていた。
(※goo映画 HP http://movie.goo.ne.jp/index.htmlより抜粋)
う〜ん。_| ̄|○
結論から言うと、アウト。
私、映画を見て眠くなることは滅多に無いヒトなんだけど、冒頭から中盤以降に至るまで、ずっと眠気に悩まされ続けていた。こんなことはホントに久しぶり。
と、最初から何か皮肉っぽくなってしまったが、冷静に「どうして眠くなったのか」を考えてみると、やっぱりテンポの悪さが原因だと思うんだよな。
まず、シーンの切り替わりが激しすぎて、前作以上にストーリーについていけない。素早く先に進もうとするのは結構だが、観客を置いていってしまってはそこで終わりだろうに。その為か、見終わってからどんなストーリーだったのかよくわからない。わからないという意味では、物語の難解さもマイナスポイントだと思う。前半から中盤にかけては、正直「今、何が起こっているのか」が掴めなかった。しかも前作ほど笑えるシーンが無いので余計に眠くなるんだよな。かといって、派手なアクションがあるワケでもなし。キャサリン・ゼタ=ジョーンズのキャラも説明不足でわかりづらい。
とにかく全編に渡って「?」が交錯する映画だったような気がするんだよなぁ。
ただ、後半、ジュリア・ロバーツ演じるテスが物語の中でジュリア・ロバーツに変装するくだりは思いっきり笑ってしまったが。その辺りからは、「おいおいそんなのアリかよ」ってカンジで意外性があったし、それまでの眠気が一気に吹き飛ぶぐらいに面白かった。まるで前半のつまらなさがウソのようにそこから巻き返すし。
また、レーザーを回避するためのダンスシーンも何だかんだ言って結構笑えた。これもまた「そんなのアリかよ」だな。最後オーシャン夫妻がトリックをばらすシーンもまあまあ。
まぁ、でもそれだけ、だよな。
見たのが字幕版だったから悪かったのかもしれないけど(字幕版だと物語の内容を100%理解できないって言うからね^^;)、全体的にはツメ甘。音楽は前作通りに素晴らしいけど、前作みたいに物語を助けるまでには至ってない。ってか、この内容じゃ多分助けきれないと思う。キャサリンの最後も微妙。「やっぱりな」って思う展開は嫌いじゃないけど、彼女のキャラが希薄なカンジなのでいまひとつ乗れない。それに、前回のメンバーである11人のキャラも掘り下げてないから最終的に物語が薄くなってる。
ホント、そんなカンジ。
何だか、随分と酷評になってしまったけど、正直な感想を言うとこうなっちゃう。
まぁ、続編(あればだけど)に期待しよう。(^^;
「オーシャンズ12」
監督:スティーブン・ソダーバーグ 脚本:ジョージ・ノルフィ
製作総指揮:ジョン・ハーディ/スーザン・イーキンス/ブルース・バーマン
製作:ジェリー・ワイントローブ 音楽:デイビッド・ホームズ
出演:ジョージ・クルーニー/ブラッド・ピット/
マット・デイモン/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
明日は友人3人と共に映画「オーシャンズ12」を見に行くことになったのだが、何を隠そうこの作品は前作「オーシャンズ11」の続編である。多分、前作を見ておかないと何が何だかちんぷんかんぷんになると思ったので、今日は某レンタルショップでこの作品を借りてきた。
今日のお話は、その「オーシャンズ11」。
(※キネマ旬報データーベースhttp://www.walkerplus.com/movie/kinejun/より抜粋)
一言で言えば爽快感のある映画。
ジョージ・クルーニー演ずるオーシャンを筆頭とした11人の男たちがラスベガスの三大カジノの地下金庫から金を盗み出す、というのが主なくだり。
この作品、良く出来た映画だと思うよ。私的には面白かった。映画の最初のほうは登場人物が次から次へと出てくるので正直わかりにくかったのだが、映画の中盤を過ぎた辺りから段々と慣れてきて、クライマックスには気にならなくなった。それは、それぞれのキャラを特徴あるモノにしたからこそ故だろう。メンバーに中国人がいる、なんていうのもどこか新鮮で面白かったし。それに影の薄いキャラってのを作らなかったのが良かったんじゃないかな。これだけ登場人物が多いと、どうしても「これ誰?」っていうカンジのキャラが生まれてきちゃうんだけど、この作品の場合、それは無かったと思う。
またこの作品最大の見所を挙げるとするなら、クライマックスの現金強奪シーンになるんだが、最初は「半分しか盗まないの?」と思わせておいて、後で「おぉ、なるほど。こういうことだったのか」と思わせてくれる。「特殊部隊に変装する」とか「監視カメラの映像を録画したものに置き換える」とか、ありがちなカンジではあるんだけれど、そこまでのストーリーの運びが上手いので全く気にならない。あと途中途中で掛かる音楽がシーンの運びをスムーズに進ませてると言えるだろう。もちろんブラット・ピットやマット・デイモンなどの豪華キャストを勢ぞろいさせたのもマル。
ただ、注意して見てないと結構「?」と思う部分もあるんだよなぁ。具体的にコレ、とは言えないんだけど、ストーリーが目まぐるしく動く所為か追いつくのが大変。中だるみはしてないんだけど、最後まで見ると結構疲れる。その分、満足感はあるんだけどさ。後で考えてみて、「あれは何だったの?」と思う部分も無くは無い。あとヒロインであるハズのジュリア・ロバーツのキャラが妙に薄いような気がするのは気のせい?
まぁ、全体を通して見れば傑作の部類に入るとは思う。ラストは落ち着いて見れるし、何より終わった後に気持ちの良い気分になれるのがイイかな。
さて、続編の「オーシャンズ12」はどんなカンジの出来になってるのかな?
楽しみに待っておこう。
「オーシャンズ11」
監督:スティーヴン・ソダーバーグ 製作:ジェリー・ワイントローブ
脚本:テッド・グリフィン 音楽:デイヴィッド・ホルムズ
ダニー・オーシャン:ジョージ・クルーニー ラスティー:ブラッド・ピット
ライナス:マット・デイモン ベネディクト:アンディ・ガルシア
テス:ジュリア・ロバーツ
国内封切:2002年2月2日
今日のお話は、その「オーシャンズ11」。
仮釈放中の窃盗犯ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)は、いかさまトランプ師のラスティー(ブラッド・ピット)、スリの達人ライナス(マット・デイモン)、爆破の達人バシャー(ドン・チードル)、元カジノ・オーナーのルーベン(エリオット・グールド)、車両のプロであるヴァージル(ケイシー・アフレック)とターク(スコット・カーン)の兄弟、カード・ディーラーのフランク(バーニー・マック)、元詐欺師のソール(カール・ライナー)、配線のプロであるリヴィングストン(エディー・ジェイミソン)、アクロバットの達人イエン(シャオボー・クィン)という仲間を集め、ラスヴェガスの三大カジノの金が収められる地下金庫を狙う壮大な犯罪を計画。そのカジノのオーナーのベネディクト(アンディ・ガルシア)は、オーシャンの離婚寸前の妻であるテス(ジュリア・ロバーツ)を恋人にしていた。計画が進む中、オーシャンは現金だけでなく、テスの愛をもベネディクトから奪おうとする。やがてオーシャンは、仮釈放中の身で州外に出ていたことから1人逮捕されるものの、残りのメンバーが現金を強奪。そして数か月後、出所してきたオーシャンを、ラスティーとテスが迎えにきており、オーシャンとテスは車の後部座席でヨリを戻すのだった。
(※キネマ旬報データーベースhttp://www.walkerplus.com/movie/kinejun/より抜粋)
一言で言えば爽快感のある映画。
ジョージ・クルーニー演ずるオーシャンを筆頭とした11人の男たちがラスベガスの三大カジノの地下金庫から金を盗み出す、というのが主なくだり。
この作品、良く出来た映画だと思うよ。私的には面白かった。映画の最初のほうは登場人物が次から次へと出てくるので正直わかりにくかったのだが、映画の中盤を過ぎた辺りから段々と慣れてきて、クライマックスには気にならなくなった。それは、それぞれのキャラを特徴あるモノにしたからこそ故だろう。メンバーに中国人がいる、なんていうのもどこか新鮮で面白かったし。それに影の薄いキャラってのを作らなかったのが良かったんじゃないかな。これだけ登場人物が多いと、どうしても「これ誰?」っていうカンジのキャラが生まれてきちゃうんだけど、この作品の場合、それは無かったと思う。
またこの作品最大の見所を挙げるとするなら、クライマックスの現金強奪シーンになるんだが、最初は「半分しか盗まないの?」と思わせておいて、後で「おぉ、なるほど。こういうことだったのか」と思わせてくれる。「特殊部隊に変装する」とか「監視カメラの映像を録画したものに置き換える」とか、ありがちなカンジではあるんだけれど、そこまでのストーリーの運びが上手いので全く気にならない。あと途中途中で掛かる音楽がシーンの運びをスムーズに進ませてると言えるだろう。もちろんブラット・ピットやマット・デイモンなどの豪華キャストを勢ぞろいさせたのもマル。
ただ、注意して見てないと結構「?」と思う部分もあるんだよなぁ。具体的にコレ、とは言えないんだけど、ストーリーが目まぐるしく動く所為か追いつくのが大変。中だるみはしてないんだけど、最後まで見ると結構疲れる。その分、満足感はあるんだけどさ。後で考えてみて、「あれは何だったの?」と思う部分も無くは無い。あとヒロインであるハズのジュリア・ロバーツのキャラが妙に薄いような気がするのは気のせい?
まぁ、全体を通して見れば傑作の部類に入るとは思う。ラストは落ち着いて見れるし、何より終わった後に気持ちの良い気分になれるのがイイかな。
さて、続編の「オーシャンズ12」はどんなカンジの出来になってるのかな?
楽しみに待っておこう。
「オーシャンズ11」
監督:スティーヴン・ソダーバーグ 製作:ジェリー・ワイントローブ
脚本:テッド・グリフィン 音楽:デイヴィッド・ホルムズ
ダニー・オーシャン:ジョージ・クルーニー ラスティー:ブラッド・ピット
ライナス:マット・デイモン ベネディクト:アンディ・ガルシア
テス:ジュリア・ロバーツ
国内封切:2002年2月2日
先日、映画「ゴジラ FINAL WARS」の興行成績が「日経エンタテイメント」誌上にて発表された。
それによると、本作「FINAL WARS」は興行収入12億、観客動員数100万人という結果に終わったらしい。
昨年正月に公開された前作「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」の成績が興収12億、動員110万人だったから、前作とほぼ同程度の成績であったといえる。ただ昨年は「とっとこハム太郎」との併映だったため、パーセンテージ的には前作より成績は良かったことになる。
とはいえ、当初観客動員1億人突破のために掲げていた目標である175万人には届かず、残念ながら有終の美を飾ることはならなかった。また前作の制作費が10億円弱だったのに対し、今回の制作費は20億円。つまり東宝にとっては倍の赤字になってしまったようである。まぁ、東宝は海外上映によって儲けるつもりのようだから、今回の興行成績に関してはあまり重く受けてとめてはいないんだろうな。
では、何故このような成績に終わってしまったのだろう?
そこのところを、ちょっと考えてみようと思う。
参考までに、99年以降に製作された所謂「新世紀ゴジラシリーズ」の興行収入と観客動員数を見てみよう。
・「ゴジラ2000 ミレニアム」
封切:1999年12月11日 観客動員数:200万人 興収:16.5億円
日本映画興行収入第6位
・「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」
封切:2000年12月16日 観客動員数:135万人 興収:12億円
日本映画興行収入第12位
・「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」
封切:2001年12月15日 観客動員数:240万人 興収:27億円
日本映画興行収入第3位
・「ゴジラ×メカゴジラ」
封切:2002年12月14日 観客動員数:170万人 興収:19億円
日本映画興行収入第8位
・「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」
封切:2003年12月13日 観客動員数:110万人 興収:12億円
・「ゴジラ FINAL WARS」
封切:2004年12月4日 観客動員数:100万人 興収:12億円
これを見てみると、以外にも作品の評価と観客動員数は比例していないことがわかる。
例えば、作品的な評価はあまり芳しくない「ゴジラ2000」の観客動員数は200万人とまずまずの結果を出している。だが評判の良かった「メガギラス」は135万人と低下し、翌年の「大怪獣総攻撃」(以下GMK)では「ハム太郎」との同時上映によって数字を回復するが、それ以降右肩下がりの成績となってしまっている。
これら「新世紀ゴジラ」シリーズの作品評価は、決して低くなかったのに、何故数字は下がり続けてしまったのだろう?
まず最初に考えられる原因は「宣伝不足」であろう。99年の「ミレニアム」の時には、各局でTVスポットが打たれ、劇場予告編も早いうちから上映されていた。また関連グッズも続々と発売され、TVの特別番組も放送された。「ミレニアム」の興行収入が作品評価に対してまずまずなのは、このような宣伝効果によるものだろう。また「GMK」ではゴジラが雑誌の表紙を飾ったり、「×メカゴジラ」では「釈由美子主演!」と大々的に宣伝したので数字的にはまずまずの結果に落ち着いている。
しかし「メガギラス」「SOS」「GFW」の3作に関してはTVスポットがあまり放送されず、宣伝キャンペーンも疎かだった気がする。特に「SOS」はTV東京の一部でしか宣伝しないなんていう「やる気の無い」行為が見られた。これでは動員に結びつかないのもムリは無い。これは「GFW」とて同様である。
二つ目の原因は「同時上映の思わぬ誤算」だろうか。
2001年の「GMK」から2003年の「SOS」まで、ゴジラ映画は「とっとこハム太郎」と同時上映されていた。このことは各メディアで大々的に報道されてたので、ご存知の方も多いと思う。その結果、「ゴジラ」映画の数字は回復。確かに「ハム太郎」はゴジラの動員を助けた。
とはいえ、「ゴジラ」が主に小学生から大人までを対象とした作品なのに対し、「ハム太郎」は幼稚園から小学校低学年を対象とした作品であり、この二つの対象年齢は実はかぶらないのだ。その所為か大人は「ハム太郎があるから」という理由で映画館に来なくなり、同じく小さな子供たちも「ゴジラは怖い」という理由で映画館に来なくなった。このミスマッチなカップリングが、結果的には数字の伸び悩みに繋がってしまったのではないだろうか。
そして最後の理由は悲しいかな「キャラクターとしての衰退」になってしまうようだ。
「ゴジラ」映画が平均観客動員数300万人を超えていた90年代前半は、キャラクターとして「ゴジラ」が独占状態を続けていた。当時はジブリも今ほど注目されていなかったし、数字的には成功していたのは「ドラえもん」ぐらいだった。
ところが「ポケモン」が登場した辺りから状況は一変し、現在は様々なキャラクターが縦横無尽にメディアを飛び回る結果となり、事実上「ゴジラ」の独占状態は終わってしまった。
ただこの状態は「特撮界の衰退」を意味するモノではないとは思う。何故かと言えば、現在は「ゴジラ」以外にも「ウルトラマン」「仮面ライダー」を始めとする特撮モノが数多く存在し、「特撮といえばゴジラだけ」という状態になっておらず、特撮の人気が数々のキャラに分散してしまったのではないか、と思うのだ。
今回の「GFW」の成績はその辺りが影響しているのではないだろうか(まぁ、今回に限って言えば「ハウル」にかなり食われてしまったようだがね^^;)。
と、まぁ最後の最後に満足の行く結果が出せなかったようだけど、何度もこういう経験をしている「ゴジラ」映画だから、数年間間を開ければまた「ゴジラ」が求められる日が来るだろう。
実際、75年の「メカゴジラの逆襲」で97万人まで下がった観客動員数が、17年後の92年に420万人にまで回復(「ゴジラVSモスラ」)してるんだから、可能性が無いわけはない。
だって、歴史は繰り返すハズだから。。。
それによると、本作「FINAL WARS」は興行収入12億、観客動員数100万人という結果に終わったらしい。
昨年正月に公開された前作「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」の成績が興収12億、動員110万人だったから、前作とほぼ同程度の成績であったといえる。ただ昨年は「とっとこハム太郎」との併映だったため、パーセンテージ的には前作より成績は良かったことになる。
とはいえ、当初観客動員1億人突破のために掲げていた目標である175万人には届かず、残念ながら有終の美を飾ることはならなかった。また前作の制作費が10億円弱だったのに対し、今回の制作費は20億円。つまり東宝にとっては倍の赤字になってしまったようである。まぁ、東宝は海外上映によって儲けるつもりのようだから、今回の興行成績に関してはあまり重く受けてとめてはいないんだろうな。
では、何故このような成績に終わってしまったのだろう?
そこのところを、ちょっと考えてみようと思う。
参考までに、99年以降に製作された所謂「新世紀ゴジラシリーズ」の興行収入と観客動員数を見てみよう。
・「ゴジラ2000 ミレニアム」
封切:1999年12月11日 観客動員数:200万人 興収:16.5億円
日本映画興行収入第6位
・「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」
封切:2000年12月16日 観客動員数:135万人 興収:12億円
日本映画興行収入第12位
・「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」
封切:2001年12月15日 観客動員数:240万人 興収:27億円
日本映画興行収入第3位
・「ゴジラ×メカゴジラ」
封切:2002年12月14日 観客動員数:170万人 興収:19億円
日本映画興行収入第8位
・「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」
封切:2003年12月13日 観客動員数:110万人 興収:12億円
・「ゴジラ FINAL WARS」
封切:2004年12月4日 観客動員数:100万人 興収:12億円
これを見てみると、以外にも作品の評価と観客動員数は比例していないことがわかる。
例えば、作品的な評価はあまり芳しくない「ゴジラ2000」の観客動員数は200万人とまずまずの結果を出している。だが評判の良かった「メガギラス」は135万人と低下し、翌年の「大怪獣総攻撃」(以下GMK)では「ハム太郎」との同時上映によって数字を回復するが、それ以降右肩下がりの成績となってしまっている。
これら「新世紀ゴジラ」シリーズの作品評価は、決して低くなかったのに、何故数字は下がり続けてしまったのだろう?
まず最初に考えられる原因は「宣伝不足」であろう。99年の「ミレニアム」の時には、各局でTVスポットが打たれ、劇場予告編も早いうちから上映されていた。また関連グッズも続々と発売され、TVの特別番組も放送された。「ミレニアム」の興行収入が作品評価に対してまずまずなのは、このような宣伝効果によるものだろう。また「GMK」ではゴジラが雑誌の表紙を飾ったり、「×メカゴジラ」では「釈由美子主演!」と大々的に宣伝したので数字的にはまずまずの結果に落ち着いている。
しかし「メガギラス」「SOS」「GFW」の3作に関してはTVスポットがあまり放送されず、宣伝キャンペーンも疎かだった気がする。特に「SOS」はTV東京の一部でしか宣伝しないなんていう「やる気の無い」行為が見られた。これでは動員に結びつかないのもムリは無い。これは「GFW」とて同様である。
二つ目の原因は「同時上映の思わぬ誤算」だろうか。
2001年の「GMK」から2003年の「SOS」まで、ゴジラ映画は「とっとこハム太郎」と同時上映されていた。このことは各メディアで大々的に報道されてたので、ご存知の方も多いと思う。その結果、「ゴジラ」映画の数字は回復。確かに「ハム太郎」はゴジラの動員を助けた。
とはいえ、「ゴジラ」が主に小学生から大人までを対象とした作品なのに対し、「ハム太郎」は幼稚園から小学校低学年を対象とした作品であり、この二つの対象年齢は実はかぶらないのだ。その所為か大人は「ハム太郎があるから」という理由で映画館に来なくなり、同じく小さな子供たちも「ゴジラは怖い」という理由で映画館に来なくなった。このミスマッチなカップリングが、結果的には数字の伸び悩みに繋がってしまったのではないだろうか。
そして最後の理由は悲しいかな「キャラクターとしての衰退」になってしまうようだ。
「ゴジラ」映画が平均観客動員数300万人を超えていた90年代前半は、キャラクターとして「ゴジラ」が独占状態を続けていた。当時はジブリも今ほど注目されていなかったし、数字的には成功していたのは「ドラえもん」ぐらいだった。
ところが「ポケモン」が登場した辺りから状況は一変し、現在は様々なキャラクターが縦横無尽にメディアを飛び回る結果となり、事実上「ゴジラ」の独占状態は終わってしまった。
ただこの状態は「特撮界の衰退」を意味するモノではないとは思う。何故かと言えば、現在は「ゴジラ」以外にも「ウルトラマン」「仮面ライダー」を始めとする特撮モノが数多く存在し、「特撮といえばゴジラだけ」という状態になっておらず、特撮の人気が数々のキャラに分散してしまったのではないか、と思うのだ。
今回の「GFW」の成績はその辺りが影響しているのではないだろうか(まぁ、今回に限って言えば「ハウル」にかなり食われてしまったようだがね^^;)。
と、まぁ最後の最後に満足の行く結果が出せなかったようだけど、何度もこういう経験をしている「ゴジラ」映画だから、数年間間を開ければまた「ゴジラ」が求められる日が来るだろう。
実際、75年の「メカゴジラの逆襲」で97万人まで下がった観客動員数が、17年後の92年に420万人にまで回復(「ゴジラVSモスラ」)してるんだから、可能性が無いわけはない。
だって、歴史は繰り返すハズだから。。。
映画ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記
2005年2月7日 大長編ドラえもん
また衝動買いしてしまった・・・(汗
どうも私という人間は、店頭で最初に目をつけた商品を購入するクセがあるらしい。まぁ、この作品はDVD出たら買おうと思ってたから、それはそれで良いんだけどね。
さて、今日のお話はそんな衝動買いによって購入した「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」。
(※映画「ドラえもん」25周年オフィシャルサイト http://dora-movie.com/より抜粋)
1996年9月23日、マンガ「ドラえもん」の生みの親である藤子・F・不二雄先生が逝去された。この作品は、その藤子先生の遺作となった作品である。
藤子先生が亡くなった当時、私はまだ小学校低学年だったので先生の死というものは、正直まだよくわからなかったのだが、子供心に何か偉大な方がいなくなってしまったという気分になったものだった。確か当時は藤子先生に関する特別番組が数多く放送され、関東では89年の「日本誕生」が「追悼」という形で放送されたのを覚えている。
そしてその翌年に、この「ねじ巻き都市冒険記」が公開されたワケなのだが、公開当時のパンフレットにも藤子先生の死に関しての記述があった。そのぐらい、先生の死はドラえもんファンに大きな衝撃を与えたのだ。
そんなご時世の中で公開された映画だからなのか、久々にこの作品を見ていて当時のことをいろいろと思い出してしまった。
この作品、ファンの間ではいまひとつ評価が芳しくないようだが、私にはとても面白く感じられた。とにかく、次から次へと見せ場のシーンが起こるので、とても興奮させられる。歴代「ドラえもん」映画の中でもハラハラドキドキさせてくれる方ではないだろうか。
物語の冒頭は、大長編のパターンで物語が進行し、生命のねじを使ってぬいぐるみたちに「命」を与え、おもちゃの街を作っていく、という展開なのだが、そこに脱獄犯の熊虎鬼五郎が迷い込み、あわや・・・という風になっていく。その上、星を作った「種まく者」まで登場し、物語に深みを与えていく。しかもその「種まく者」が黄金の巨人の姿で現れ、謎が謎を呼んでいく。
まぁ、敵が脱獄囚であるということでスケールが小さくなってしまったとか、鬼五郎がねじ巻き都市へ迷い込む展開がいささか強引だという難点もあるものの、敵キャラをあえて人間に設定したことで、敵の恐ろしさが倍増しているんじゃないかなぁ?
また、この作品でも大きな見せ場なのが、のび太が崖へ転落するシーンだよなぁ。あのシーンを始めて見た時は、この先どうなるんだろう、とドキドキしたモンである。また、時限爆弾の爆発によってドラえもんも一時気絶するし、「本当に登場人物たちが死んじゃうんじゃないか」と心配になったことをよく覚えている。
と、この映画はかなり見せ場が豊富な所謂「ジェットコースタームービー」なカンジなんだけど、結構テーマは重い。
今回メインとなるドラえもんの秘密道具は「卵コピーミラー」というシロモノなのだが、これって要するにクローン製造機なんだよね。
この設定って、真剣に考えてみると結構ゾッとする。秘密道具で10数人に増えた鬼五郎を見ていると、この歳になってから見たほうが怖さが倍増する。結局鬼五郎は、ラストで彼に潜在していた「善の感情」が蘇り、自首するという結末を迎えるのだが、もしあのまま鬼五郎が複数いたらどうなっていたのだろう?
こんなコトを安易に言うのはどうかと思うが、この作品には「クローンを作るな」という秘められたテーマがあるのかもしれない。
とはいっても、基本は明るい「ドラえもん」映画。やっぱり物語には「希望を持つ」というメッセージが込められているし、「おもちゃが命を持って子供たちと遊ぶ」という誰もが夢見た物語を映像化しているので、久々に暖かい気分になれたね。(^。^)y-.。o○
あと個人的に嬉しかったのは、大好きな前作「銀河超特急」のハナシが出てきたこと。劇中でしっかり「ドリーマーズランド」という台詞が出てきた時は、ホントに嬉しかった。
さてさて、最後はいつもどおり主題歌のお話。
これまで「ドラえもん」映画の主題歌を手掛けていた武田鉄矢さんは、藤子先生の死に伴って「ドラえもん」映画を卒業され、今作から毎回違うアーティストが主題歌を手掛けることになる。
トップバッターとなったのは「ファンキーモンキーベイビー」などのヒット曲で知られる矢沢永吉。「世界の矢沢」と言われるほどのビックネームを持つ彼だから、武田さんの後任には持って来いであると言えると思う。
ただ、個人的にはいまひとつ。主題歌のLove is youは素晴らしい曲なんだが、今回から劇中で使われなくなった所為かイマイチ印象に残らない。また英語の歌詞が多いことも難点だし、世界観にあっているか、ってのも微妙。
寧ろ今回は、この作品でひとまず大長編から退陣した音楽の菊池俊輔さんの功績が大きいと思う。特に黄金の巨人が宇宙へ飛び立つシーンの組曲や、ラストバトルの音楽、そして「のび太のテーマ」ともいえるウェスタンテーマは、物語に大きな効果を与えているよね。
この作品を最後に登板されなくなったのが残念。
「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」
製作総指揮・原作・脚本:藤子・F・不二雄
監督:芝山努 音楽:菊池俊輔
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
ピーブ:佐々木望 プピー:白川澄子 ウッキー:よこざわけい子
ホクロ:松尾銀三 種まく者(少年):伊倉一恵 熊虎鬼五郎:内海賢二
主題歌:「Love is you」(歌:矢沢永吉)
「ドラえもんのうた」(歌:山野さと子)
封切:1997年3月8日 観客動員数:390万人
どうも私という人間は、店頭で最初に目をつけた商品を購入するクセがあるらしい。まぁ、この作品はDVD出たら買おうと思ってたから、それはそれで良いんだけどね。
さて、今日のお話はそんな衝動買いによって購入した「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」。
ドラえもんが22世紀の商店街の福引きでもらってきたのは、なんと小惑星。のび太はそこにおもちゃの町・ねじ巻き都市(シティ)を作ることにした。
生命のねじでぬいぐるみやおもちゃを動けるようにし、タマゴコピーミラーでどんどん増やして、町の住人を増やしていった。しかし、おもちゃたちは進化しはじめていた。
そこへ、どこでもドアを通って地球から凶悪犯の熊虎鬼五郎がねじ巻き都市にやってきた!
鬼五郎はタマゴコピーミラーで自分の分身をどんどん作り、湖に沈んだ金塊(きんかい)を盗もうとする。しかし、それは金塊ではなく、金色の怪物だったのだ!
鬼五郎といっしょにドラえもんたちも怪物に追いかけられ、のび太は地割れの中に落ちてしまった。地割れの底で、のび太は襲いかかってきた怪物と話をする。怪物は「種まく者」と名乗り、実は姿を変えながら星に生物の種をまいている神様だったのだ。のび太と話をした「種まく者」は、あとはキミにまかせると言って、ねじ巻き都市から去っていった。
宇宙へ逃げ出していた鬼五郎は、金色の怪物が去っていくのを見て、ねじ巻き都市の征服にとりかかるのだった…。
果たしてドラえもんたちは、鬼五郎から、ねじ巻き都市を守ることができるのだろうか?
(※映画「ドラえもん」25周年オフィシャルサイト http://dora-movie.com/より抜粋)
1996年9月23日、マンガ「ドラえもん」の生みの親である藤子・F・不二雄先生が逝去された。この作品は、その藤子先生の遺作となった作品である。
藤子先生が亡くなった当時、私はまだ小学校低学年だったので先生の死というものは、正直まだよくわからなかったのだが、子供心に何か偉大な方がいなくなってしまったという気分になったものだった。確か当時は藤子先生に関する特別番組が数多く放送され、関東では89年の「日本誕生」が「追悼」という形で放送されたのを覚えている。
そしてその翌年に、この「ねじ巻き都市冒険記」が公開されたワケなのだが、公開当時のパンフレットにも藤子先生の死に関しての記述があった。そのぐらい、先生の死はドラえもんファンに大きな衝撃を与えたのだ。
そんなご時世の中で公開された映画だからなのか、久々にこの作品を見ていて当時のことをいろいろと思い出してしまった。
この作品、ファンの間ではいまひとつ評価が芳しくないようだが、私にはとても面白く感じられた。とにかく、次から次へと見せ場のシーンが起こるので、とても興奮させられる。歴代「ドラえもん」映画の中でもハラハラドキドキさせてくれる方ではないだろうか。
物語の冒頭は、大長編のパターンで物語が進行し、生命のねじを使ってぬいぐるみたちに「命」を与え、おもちゃの街を作っていく、という展開なのだが、そこに脱獄犯の熊虎鬼五郎が迷い込み、あわや・・・という風になっていく。その上、星を作った「種まく者」まで登場し、物語に深みを与えていく。しかもその「種まく者」が黄金の巨人の姿で現れ、謎が謎を呼んでいく。
まぁ、敵が脱獄囚であるということでスケールが小さくなってしまったとか、鬼五郎がねじ巻き都市へ迷い込む展開がいささか強引だという難点もあるものの、敵キャラをあえて人間に設定したことで、敵の恐ろしさが倍増しているんじゃないかなぁ?
また、この作品でも大きな見せ場なのが、のび太が崖へ転落するシーンだよなぁ。あのシーンを始めて見た時は、この先どうなるんだろう、とドキドキしたモンである。また、時限爆弾の爆発によってドラえもんも一時気絶するし、「本当に登場人物たちが死んじゃうんじゃないか」と心配になったことをよく覚えている。
と、この映画はかなり見せ場が豊富な所謂「ジェットコースタームービー」なカンジなんだけど、結構テーマは重い。
今回メインとなるドラえもんの秘密道具は「卵コピーミラー」というシロモノなのだが、これって要するにクローン製造機なんだよね。
この設定って、真剣に考えてみると結構ゾッとする。秘密道具で10数人に増えた鬼五郎を見ていると、この歳になってから見たほうが怖さが倍増する。結局鬼五郎は、ラストで彼に潜在していた「善の感情」が蘇り、自首するという結末を迎えるのだが、もしあのまま鬼五郎が複数いたらどうなっていたのだろう?
こんなコトを安易に言うのはどうかと思うが、この作品には「クローンを作るな」という秘められたテーマがあるのかもしれない。
とはいっても、基本は明るい「ドラえもん」映画。やっぱり物語には「希望を持つ」というメッセージが込められているし、「おもちゃが命を持って子供たちと遊ぶ」という誰もが夢見た物語を映像化しているので、久々に暖かい気分になれたね。(^。^)y-.。o○
あと個人的に嬉しかったのは、大好きな前作「銀河超特急」のハナシが出てきたこと。劇中でしっかり「ドリーマーズランド」という台詞が出てきた時は、ホントに嬉しかった。
さてさて、最後はいつもどおり主題歌のお話。
これまで「ドラえもん」映画の主題歌を手掛けていた武田鉄矢さんは、藤子先生の死に伴って「ドラえもん」映画を卒業され、今作から毎回違うアーティストが主題歌を手掛けることになる。
トップバッターとなったのは「ファンキーモンキーベイビー」などのヒット曲で知られる矢沢永吉。「世界の矢沢」と言われるほどのビックネームを持つ彼だから、武田さんの後任には持って来いであると言えると思う。
ただ、個人的にはいまひとつ。主題歌のLove is youは素晴らしい曲なんだが、今回から劇中で使われなくなった所為かイマイチ印象に残らない。また英語の歌詞が多いことも難点だし、世界観にあっているか、ってのも微妙。
寧ろ今回は、この作品でひとまず大長編から退陣した音楽の菊池俊輔さんの功績が大きいと思う。特に黄金の巨人が宇宙へ飛び立つシーンの組曲や、ラストバトルの音楽、そして「のび太のテーマ」ともいえるウェスタンテーマは、物語に大きな効果を与えているよね。
この作品を最後に登板されなくなったのが残念。
「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」
製作総指揮・原作・脚本:藤子・F・不二雄
監督:芝山努 音楽:菊池俊輔
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
ピーブ:佐々木望 プピー:白川澄子 ウッキー:よこざわけい子
ホクロ:松尾銀三 種まく者(少年):伊倉一恵 熊虎鬼五郎:内海賢二
主題歌:「Love is you」(歌:矢沢永吉)
「ドラえもんのうた」(歌:山野さと子)
封切:1997年3月8日 観客動員数:390万人