おっと、気付いたらもう土曜日ではないかね。(^^;
しかも2月に入ってもう5日も経ってるのね。全然ここ更新してなかった(汗
まぁ、今週はちょっといろいろあって、更新してる場合じゃなかったもので(言い訳
さて、気を取り直してと。
今日のお話は、「プレミアムステージ」で放送された映画「アルマゲドン」
(※キネマ旬報データベースhttp://www.walkerplus.com/movie/kinejun/ より抜粋)
実は私。未だにこの作品を見てなかったんだよね(^^;
理由は同時期に公開された「ディープインパクト」と被るから。何ていうか、前情報を聞いた時からこの作品の内容があまりにも「ディープインパクト」と酷似しているので、見るのをずっと敬遠していたんだよ。
そんなこんなで、やっとこさこの作品の鑑賞に至ったワケなんだけど・・・。
感想を一言で述べると微妙。
確かに面白かったは面白かったんだけどさぁ、どうしても中盤ダレるんだよな。前半はあんなに面白いのに。映画が始まって一時間ちょっとはテンポ良く物語が進行していくのに、中盤に入ってスペースシャトルが飛び立った辺りから、だんだんとテンポが悪くなっていくんだよね。
まぁ、その分前半は面白い。冒頭の見所は何といってもニューヨークの破壊シーンなんだけど、マンハッタンのビル群が吹き飛ぶ描写は素晴らしいの一言。中でもエンパイアステートビルの上部が真っ二つに折れて、人々に倒れてくるシーンの迫力は凄い。破壊シーンだけに焦点を当てると、パリの「ぶっ飛ばし」もなかなか。
そんで、ニューヨークの破壊後の人間ドラマもスピーディに展開していくので、見ていて気持ちイイ。登場人物たちのコミカルな会話のキャッチボールも面白いしね。ここであえて登場キャラを人間臭く設定したことが面白さに繋がっているとも思うしね。
と、まぁスペースシャトルの打ち上げまでしっかりと盛り上げているにも関わらず、ロシアの宇宙ステーションに2機のスペースシャトルが到着した辺りから雲行きが怪しくなったような気がする。
何ていうかトラブルが次から次へと起こるので、段々と疲れてくる。多分、所謂「ジェットコースタームービー」も目指したんだろうと思うけど、それぞれのシークエンスのボリュームが濃すぎて、しかも画面上で今何が起こってるのかがわかりづらいので、見ていて疲労感ばかりが漂ってくるんだよなぁ。そりゃ確かに迫力はあるんだけどさぁ、もう少し場面を減らしても良かったんじゃないのかい?特に最初の宇宙ステーションは要らないような気がする。このシーン、正直ロシアの宇宙飛行士を立てる為だけのシーンのようなカンジ。
彼のキャラ自体は好きなんだけど。
ところで、ハリーとAJ、グレースの主要キャラ3人のコテコテのドラマの方だけど、個人的にこっちは好き。オーソドックスすぎる気もするけど、最後の結婚式のシーンは素直に感動できたな、私は。ま、中盤のアレの所為で感動も中途半端なのは否めないけど。
でもね、正直エアロスミスの主題歌に助けられているカンジもあるよなぁ。彼の曲が無ければ、物語自体あんまし印象に残らなかったし。
それに後々物語を振り返ってみると謎な部分も結構多いしなぁ・・・。だっていくら何でも衝突18日前まで隕石に気付かないなんてコトは有り得ないでしょ。劇中では「今の予算では宇宙の全体の3%しか把握出来ない」とか言ってたけど、もう少し早く見つけることも可能なんじゃない?
その他だと、冒頭の松田聖子とゴジラの唐突の登場か。
まぁ、アレは監督のお遊びだとは思うから、ゴジラの登場はまあイイとして、松田聖子の必然性はあったのかなぁ?
いろんな意味で「微妙」な映画だったね。コレ。
「アルマゲドン」
監督:マイケル・ベイ SFX:パット・マックラング
脚本:ジョナサン・ヘンスレー、ジェイ・ジェイ・エイブラムズ
ハリー:ブルース・ウィリス トゥルーマン:ビリー・ボブ・ソーントン
グレース:リヴ・タイラー AJ:ベン・アフレック
ロックハウンド:スティーヴ・ブシェーミ
挿入歌:「Sweet Emotion」(歌:エアロスミス)他
日本封切日:1998年12月12日 国内観客動員数:1200万人
しかも2月に入ってもう5日も経ってるのね。全然ここ更新してなかった(汗
まぁ、今週はちょっといろいろあって、更新してる場合じゃなかったもので(言い訳
さて、気を取り直してと。
今日のお話は、「プレミアムステージ」で放送された映画「アルマゲドン」
テキサス州に匹敵する大きさを持つ巨大なアステロイド(小惑星)が地球に接近、ニューヨークが無数の隕石群に包まれた。計算の結果、18日後には地球に衝突することが発覚。人類滅亡を回避すべく、NASA 総指揮官トルーマン(ビリー・ボブ・ソーントン)は、小惑星の表面に穴を開け、地中で核爆弾を爆発させれば軌道を変えることができるという案を聞き、石油採掘のプロ、ハリー(ブルース・ウィリス)に惑星上での掘削を依頼する。ハリーは長年共に仕事をしてきたチック(ウィル・パットン)、ロックハウンド(スティーヴ・ブシェーミ)、ハリーの娘のグレース(リヴ・タイラー)の恋人のA.J.(ベン・アフレック)らを呼びよせる。彼らは厳しい訓練のあと、二機のシャトルに乗り込み惑星に向かうが、A.J.の乗った「インディペンデンス号」は着陸に失敗。ハリーたちは単独で掘削作業に取り掛かるが、作業は困難の極みだった。だが、死んだと思っていたA.J.たちが掘削機に乗って駆けつけ、ハリーと共に掘削を成功させる。喜びもつかの間、誰かが核を手動で爆発させなければならないことがわかる。クジで当たったA.J.が残ることに決まったが、ハリーはA.J.を無理矢理シャトルに乗せ、「お前は自慢の娘婿だ」と言い残して掘削現場に戻り、核のボタンを押す。自らを犠牲にしたハリーの行為により、惑星は軌道を反れ、地球は救われるのだった。
(※キネマ旬報データベースhttp://www.walkerplus.com/movie/kinejun/ より抜粋)
実は私。未だにこの作品を見てなかったんだよね(^^;
理由は同時期に公開された「ディープインパクト」と被るから。何ていうか、前情報を聞いた時からこの作品の内容があまりにも「ディープインパクト」と酷似しているので、見るのをずっと敬遠していたんだよ。
そんなこんなで、やっとこさこの作品の鑑賞に至ったワケなんだけど・・・。
感想を一言で述べると微妙。
確かに面白かったは面白かったんだけどさぁ、どうしても中盤ダレるんだよな。前半はあんなに面白いのに。映画が始まって一時間ちょっとはテンポ良く物語が進行していくのに、中盤に入ってスペースシャトルが飛び立った辺りから、だんだんとテンポが悪くなっていくんだよね。
まぁ、その分前半は面白い。冒頭の見所は何といってもニューヨークの破壊シーンなんだけど、マンハッタンのビル群が吹き飛ぶ描写は素晴らしいの一言。中でもエンパイアステートビルの上部が真っ二つに折れて、人々に倒れてくるシーンの迫力は凄い。破壊シーンだけに焦点を当てると、パリの「ぶっ飛ばし」もなかなか。
そんで、ニューヨークの破壊後の人間ドラマもスピーディに展開していくので、見ていて気持ちイイ。登場人物たちのコミカルな会話のキャッチボールも面白いしね。ここであえて登場キャラを人間臭く設定したことが面白さに繋がっているとも思うしね。
と、まぁスペースシャトルの打ち上げまでしっかりと盛り上げているにも関わらず、ロシアの宇宙ステーションに2機のスペースシャトルが到着した辺りから雲行きが怪しくなったような気がする。
何ていうかトラブルが次から次へと起こるので、段々と疲れてくる。多分、所謂「ジェットコースタームービー」も目指したんだろうと思うけど、それぞれのシークエンスのボリュームが濃すぎて、しかも画面上で今何が起こってるのかがわかりづらいので、見ていて疲労感ばかりが漂ってくるんだよなぁ。そりゃ確かに迫力はあるんだけどさぁ、もう少し場面を減らしても良かったんじゃないのかい?特に最初の宇宙ステーションは要らないような気がする。このシーン、正直ロシアの宇宙飛行士を立てる為だけのシーンのようなカンジ。
彼のキャラ自体は好きなんだけど。
ところで、ハリーとAJ、グレースの主要キャラ3人のコテコテのドラマの方だけど、個人的にこっちは好き。オーソドックスすぎる気もするけど、最後の結婚式のシーンは素直に感動できたな、私は。ま、中盤のアレの所為で感動も中途半端なのは否めないけど。
でもね、正直エアロスミスの主題歌に助けられているカンジもあるよなぁ。彼の曲が無ければ、物語自体あんまし印象に残らなかったし。
それに後々物語を振り返ってみると謎な部分も結構多いしなぁ・・・。だっていくら何でも衝突18日前まで隕石に気付かないなんてコトは有り得ないでしょ。劇中では「今の予算では宇宙の全体の3%しか把握出来ない」とか言ってたけど、もう少し早く見つけることも可能なんじゃない?
その他だと、冒頭の松田聖子とゴジラの唐突の登場か。
まぁ、アレは監督のお遊びだとは思うから、ゴジラの登場はまあイイとして、松田聖子の必然性はあったのかなぁ?
いろんな意味で「微妙」な映画だったね。コレ。
「アルマゲドン」
監督:マイケル・ベイ SFX:パット・マックラング
脚本:ジョナサン・ヘンスレー、ジェイ・ジェイ・エイブラムズ
ハリー:ブルース・ウィリス トゥルーマン:ビリー・ボブ・ソーントン
グレース:リヴ・タイラー AJ:ベン・アフレック
ロックハウンド:スティーヴ・ブシェーミ
挿入歌:「Sweet Emotion」(歌:エアロスミス)他
日本封切日:1998年12月12日 国内観客動員数:1200万人
大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス
2005年1月31日 映画
土日は日記の更新を行わなくて申し訳ない。
今日のお話は先日の「ジュマンジ」に続きツタヤで借りてきた映画について。その作品は66年に公開された「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」。
(※「ガメラ」公式HP http://gamera.jp/ より抜粋)
平成「ガメラ」は何回か繰り返して見てるんだけど、実は昭和「ガメラ」は未見だったんだよな、私。
何で今まで見てなかったかというとね、「ゴジラ」映画に比べて残酷な描写が多そうだし(怪獣の首切りシーンがあったり(ガメラ対大悪獣ギロン)、東宝に比べて予算が少ない所為か、特撮のつたなさが目立ちそうな印象があって、毛嫌いしてたんだよね(^^;
そんなこんなでこの週末を利用して一本見てみたんだけど、まあまあといったところかなぁ・・・。(−−;
結論から言うといまひとつ。平成「ガメラ」で華麗に蘇った怪獣・ギャオスが登場する作品なので、とっても期待して見てみたんだけど、個人的にはいまひとつ。
いやいや、ストーリー的にはなかなか濃い作りではあるんだけどさ。冒頭で富士山が噴火したり、高速道路の建設問題を物語に絡めたりと見所は多い。また冒頭の富士山噴火によるガメラの飛来が、ラストのガメラ対ギャオスのバトルの伏線になってるところなんかは面白い。その作戦を子供が思いつくというのも「ガメラ」映画らしくてイイ。まぁ、子供が対策本部に堂々と顔を出し、「ギャオーと泣くからギャオス」なんてギャオスを命名したり、回転ラウンジ作戦を考案したりとあまりにも子供さんが出すぎな印象もあるけど、ガメラの上に子供が乗ったり、ギャオスに始めて遭遇するのがその子供だったりと、「まず子供ありき」の「ガメラ」シリーズでは正しい選択なのかもしれない。
この作品、人間ドラマはなかなか濃い出来であると言えよう。
さて一方の特撮である。
これが微妙。
まず、ミニチュアがあまりにもミニチュア然としすぎ。名古屋のミニチュアなんか正直「トホホ・・・」な出来。名古屋城の破壊シーンだとか、名古屋市街をギャオスが蹂躙するシーンだとかいろいろ名シーンはあるけれど、ミニチュアのつたなさばかりがやたらに目立ってしまったなぁ。
ただその分、敵怪獣・ギャオスのキャラクターは素晴らしい。何が素晴らしいかって、必殺技の「超音波メス」がイイんだな。従来の怪獣におけるポピュラーな必殺技である「光線」が主に「爆発」を主体としたモノであったのに対し、このギャオスは「切断」をテーマにした光線である。これがとっても新鮮。例えば冒頭のヘリコプター破壊なんかだと、人々の乗っているヘリが真っ二つに折れる描写がある。これは結構斬新な設定だと思ったなぁ。あと胸から消化液を発射して、ガメラの回転ジェットの炎を消してしまうなどなかなか。
また、ギャオスの性格を「人食い怪獣」と設定したお陰で、素直に怪獣の恐怖を描くことに成功してると思う。名古屋の街で新幹線の乗客を鷲掴みにするシーンなんかはこの歳でも結構怖いしね。
ってなワケでそれぞれのシークエンスは悪くないんだけど、繋がった時にどうしてもダレてしまうんだな。少なくとも私は。あと、回転ラウンジ作戦の稚拙さは見ていて拍子抜け。
結局のところ、「ゴジラ」映画との作風の違いについていけなかったのかもしれないな。正直。
「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」
製作:永田秀雅 脚本:高橋二三
特殊撮影:藤井和文 音楽:山内 正 監督:湯浅憲明
堤 志郎:本郷功次郎 金丸辰衛門:上田吉二郎
金丸すみ子:笠原玲子 金丸英一:安部尚之 青木博士:北原義郎
自衛隊中部司令官:夏木 章 岡部:三夏 信
主題歌「ガメラの歌」(歌:ひばり児童合唱団)
封切:1967年3月15日
今日のお話は先日の「ジュマンジ」に続きツタヤで借りてきた映画について。その作品は66年に公開された「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」。
富士火山帯の異常な活動で眼を醒ました怪獣・ギャオスは次々と人を襲い、その魔の手は英一少年にまで迫ろうとしていた。対するガメラは怒りの火炎噴射を吹き、持久戦法、背後奇襲攻撃、回転ラウンジ作戦で立ち向かう!
(※「ガメラ」公式HP http://gamera.jp/ より抜粋)
平成「ガメラ」は何回か繰り返して見てるんだけど、実は昭和「ガメラ」は未見だったんだよな、私。
何で今まで見てなかったかというとね、「ゴジラ」映画に比べて残酷な描写が多そうだし(怪獣の首切りシーンがあったり(ガメラ対大悪獣ギロン)、東宝に比べて予算が少ない所為か、特撮のつたなさが目立ちそうな印象があって、毛嫌いしてたんだよね(^^;
そんなこんなでこの週末を利用して一本見てみたんだけど、まあまあといったところかなぁ・・・。(−−;
結論から言うといまひとつ。平成「ガメラ」で華麗に蘇った怪獣・ギャオスが登場する作品なので、とっても期待して見てみたんだけど、個人的にはいまひとつ。
いやいや、ストーリー的にはなかなか濃い作りではあるんだけどさ。冒頭で富士山が噴火したり、高速道路の建設問題を物語に絡めたりと見所は多い。また冒頭の富士山噴火によるガメラの飛来が、ラストのガメラ対ギャオスのバトルの伏線になってるところなんかは面白い。その作戦を子供が思いつくというのも「ガメラ」映画らしくてイイ。まぁ、子供が対策本部に堂々と顔を出し、「ギャオーと泣くからギャオス」なんてギャオスを命名したり、回転ラウンジ作戦を考案したりとあまりにも子供さんが出すぎな印象もあるけど、ガメラの上に子供が乗ったり、ギャオスに始めて遭遇するのがその子供だったりと、「まず子供ありき」の「ガメラ」シリーズでは正しい選択なのかもしれない。
この作品、人間ドラマはなかなか濃い出来であると言えよう。
さて一方の特撮である。
これが微妙。
まず、ミニチュアがあまりにもミニチュア然としすぎ。名古屋のミニチュアなんか正直「トホホ・・・」な出来。名古屋城の破壊シーンだとか、名古屋市街をギャオスが蹂躙するシーンだとかいろいろ名シーンはあるけれど、ミニチュアのつたなさばかりがやたらに目立ってしまったなぁ。
ただその分、敵怪獣・ギャオスのキャラクターは素晴らしい。何が素晴らしいかって、必殺技の「超音波メス」がイイんだな。従来の怪獣におけるポピュラーな必殺技である「光線」が主に「爆発」を主体としたモノであったのに対し、このギャオスは「切断」をテーマにした光線である。これがとっても新鮮。例えば冒頭のヘリコプター破壊なんかだと、人々の乗っているヘリが真っ二つに折れる描写がある。これは結構斬新な設定だと思ったなぁ。あと胸から消化液を発射して、ガメラの回転ジェットの炎を消してしまうなどなかなか。
また、ギャオスの性格を「人食い怪獣」と設定したお陰で、素直に怪獣の恐怖を描くことに成功してると思う。名古屋の街で新幹線の乗客を鷲掴みにするシーンなんかはこの歳でも結構怖いしね。
ってなワケでそれぞれのシークエンスは悪くないんだけど、繋がった時にどうしてもダレてしまうんだな。少なくとも私は。あと、回転ラウンジ作戦の稚拙さは見ていて拍子抜け。
結局のところ、「ゴジラ」映画との作風の違いについていけなかったのかもしれないな。正直。
「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」
製作:永田秀雅 脚本:高橋二三
特殊撮影:藤井和文 音楽:山内 正 監督:湯浅憲明
堤 志郎:本郷功次郎 金丸辰衛門:上田吉二郎
金丸すみ子:笠原玲子 金丸英一:安部尚之 青木博士:北原義郎
自衛隊中部司令官:夏木 章 岡部:三夏 信
主題歌「ガメラの歌」(歌:ひばり児童合唱団)
封切:1967年3月15日
さて、いよいよ待ちに待った週末である。
そんな今日は、近くの某レンタルショップに行き、いくつか映画作品を借りてきた。今日の話は、借りてきた映画の一つ「ジュマンジ」。
(※キネマ旬報データベース http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/ より抜粋)
何で今さら「ジュマンジ」?とお思いの方が多いと思うが、見たくなったんだから仕方あるまい。
この映画、随分前に一回見たんだけど、そのリアルな映像と迫力ある演出にかなり感動したのを覚えている。それに、公開当時のTVスポットなんかも、結構印象に残ってるな。ゾウが車を踏み潰すシーンなんか、「おぉ!」と思ったモンね。
そんなこんなの再観賞である。
確かによく出来た映画だ。
CGが凄い。
ゲームから出てくる動物たちの動きも凄い。
感想をカンタンに述べるとこんなカンジ。
まぁ、難を言えばストーリー性はあんまり無いかもしんない。全体を通して、ゲームから起こる様々な出来事をノンストップで映していくカンジだな。でもまぁ、それが凄いんだけどさ。
ライオンは出てくるし、何故か主人公を執行に狙うハンターが出てくるし、ゾウの群は街に現れるし、挙句の果てに家中が大洪水になるし・・・とアクション満載。他にも」猿の惑星」よろしく少年が猿の姿になったりするし、巨大な気持ち悪いクモが出てくるなど見所を挙げるとキリが無い。
一つ個人的に好きなシーンを挙げるとすれば、これまでのいずれかでもなく、警察官がパトカーを壊されて投げやりになるシーンか。
んで、最終的にどうだったか、っていうと理屈なしに面白かったですよ。私はこういう映画好き。
ちょっと今日は短めだけど、この辺で。
他にも見なきゃいけない映画があるもので(言い訳
「ジュマンジ」
監督:ジョー・ジョンストン
脚本:ジョナサン・ヘンスレー・グレッグ・テイラー・ジム・ストレイン
出演:ロビン・ウィリアムズ/ジョナサン・ハイド/
キルスティン・ダンスト/ブラッドリー・ヒアース
そんな今日は、近くの某レンタルショップに行き、いくつか映画作品を借りてきた。今日の話は、借りてきた映画の一つ「ジュマンジ」。
1869年、深夜の森で2人の少年が大きな木箱を地中深くに埋めた……。1969年、製靴工場を営むニューハンプシャーの名家パリッシュ家の12歳になる一人息子アラン(アダム・ハン=バード)は気の弱い少年で、厳格な父サム(ジョナサン・ハイド)にいつも叱られていた。ある日、彼は工事現場の土中から、大きな木箱を掘り出す。それは「ジュマンジ」と書かれたゲーム盤で、アランはガールフレンドのサラ(ローラ・ベル・バンディ)とプレイをする。ところが、このゲームは投げたダイスの目に応じた結果が、実際に起こるのだった。アランはサラの目前で、ゲーム盤の中のジャングルの世界へと吸い込まれて消えてしまった。さらに26年後、アラン一家が住んでいた屋敷に、伯母ノーラ(ベベ・ニューワース)に連れられた、ジュディ(キルスティン・ダンスト)とピーター(ブラッドリー・ヒアース)の幼い姉妹が住むことになった。彼らは屋根裏部屋で「ジュマンジ」を発見し、さっそくプレイしてみる。だか、吸血蚊、猿、そしてライオンが出現してしまった。そこへ、ピーターの出した目のおかげで26年ぶりに生還したアラン(ロビン・ウィリアムズ)も現れる。彼は38歳になっていた。アランは狂喜乱舞するが、工場は倒産し、両親も既に数年前に他界していた。アランは姉妹と共にゲームを終了させて悪夢を終わらせようと決意。頑に拒むサラ(ボニー・ハント)を無理やり参加させ、ゲームは再開した。彼らの出す目により、屋敷中が人食い植物が覆い尽くすジャングルになり、アランを獲物と定めて執拗に追う英国人ハンターのヴァン・ペルト(ジョナサン・ハイド=二役)が現れたり、挙げ句にはゾウやサイ、シマウマといった動物たちが現れてスタンピード(大暴走)をはじめ、街はパニックとなる。3人は何とかゲームをやり続け、ついにアランが上がりとなった。その時、動物たちもジャングルもヴァン・ペルトも、全てゲーム盤に飲み込まれてしまう。気がつくと、幼いアランとサラは1969年の世界にいた。アランの両親も健在だった。ゲーム盤を川に流した2人はやがて結婚し、1995年のクリスマス・パーティーで、友人夫妻の子供、ジュディとピーターに再会した。その頃、どこかの国の海岸にゲーム盤が流れ着いていた……。
(※キネマ旬報データベース http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/ より抜粋)
何で今さら「ジュマンジ」?とお思いの方が多いと思うが、見たくなったんだから仕方あるまい。
この映画、随分前に一回見たんだけど、そのリアルな映像と迫力ある演出にかなり感動したのを覚えている。それに、公開当時のTVスポットなんかも、結構印象に残ってるな。ゾウが車を踏み潰すシーンなんか、「おぉ!」と思ったモンね。
そんなこんなの再観賞である。
確かによく出来た映画だ。
CGが凄い。
ゲームから出てくる動物たちの動きも凄い。
感想をカンタンに述べるとこんなカンジ。
まぁ、難を言えばストーリー性はあんまり無いかもしんない。全体を通して、ゲームから起こる様々な出来事をノンストップで映していくカンジだな。でもまぁ、それが凄いんだけどさ。
ライオンは出てくるし、何故か主人公を執行に狙うハンターが出てくるし、ゾウの群は街に現れるし、挙句の果てに家中が大洪水になるし・・・とアクション満載。他にも」猿の惑星」よろしく少年が猿の姿になったりするし、巨大な気持ち悪いクモが出てくるなど見所を挙げるとキリが無い。
一つ個人的に好きなシーンを挙げるとすれば、これまでのいずれかでもなく、警察官がパトカーを壊されて投げやりになるシーンか。
んで、最終的にどうだったか、っていうと理屈なしに面白かったですよ。私はこういう映画好き。
ちょっと今日は短めだけど、この辺で。
他にも見なきゃいけない映画があるもので(言い訳
「ジュマンジ」
監督:ジョー・ジョンストン
脚本:ジョナサン・ヘンスレー・グレッグ・テイラー・ジム・ストレイン
出演:ロビン・ウィリアムズ/ジョナサン・ハイド/
キルスティン・ダンスト/ブラッドリー・ヒアース
映画ドラえもん のび太と鉄人兵団
2005年1月27日 大長編ドラえもん
いよいよ「ドラえもん」の声優陣交代までのカウントダウンが始まった。もうすぐブラウン管からあの聞き慣れた声は聞けなくなってしまう。そう思うと寂しい限りだが、せめて残り少ない日々を旧作「ドラえもん」映画を見ながらしっかりと噛み締めたいと思う。恐らく、今後3月までは「ドラえもん」の話が主流になると思うので、どうか皆さん末永くお付き合い願いたい。
そんなこんなで今日のお話は、1986年に公開された「ドラえもん のび太と鉄人兵団」。
(※映画「ドラえもん」25周年オフィシャルサイト http://dora-movie.com/より抜粋)
「ドラえもん のび太と鉄人兵団」は1986年に製作された「ドラえもん」映画の第7作目。今回のテーマは「ロボット」。本作はこれまでとは違い全体的にハードな作風で、「ドラえもん」映画の中でもスケールの大きな戦いが繰り広げられる。その為か、現在セルソフトに収録されている予告編にはドラえもんが「今度の映画は何が何だかとにかく凄いぞ。こりゃぁ!」なんていう台詞が収録されていたりする。
さて、この作品は25作の「ドラえもん」映画の中でも極めて評判の良い作品である。映画のタイトルこそ「ロボットもの」よろしくなカンジなんだけど、この作品はドラえもんらしい「友情」を描いた作品なんだよね。
何を隠そうシリーズの中でも「泣ける作品」であることは間違いないんだよ。ホントに。それは、やはりゲストキャラクターであるリルルのキャラゆえなんだよなぁ。
リルルはもともと祖国「メカトピア」の人間狩り作戦を実行するために地球に送られたスパイだったんだけれど、事故で怪我を負いしずかに助けられ、次第に人間に心を開いていく。もともと「機械」という無機質の物体だったリルルが、「心」というモノに目覚めていく姿は非常にイイ。
ラスト、タイムパラドックスによって消えていくリルルの姿は、涙無しでは見られないだろう。っていうか、何度見てもあのシーンは泣ける。しかも大杉久美子さんが歌う主題歌「私が不思議」がリルルが消えていくシーンにかかるので、より一層涙を誘う。とにかく演出の仕方が上手いんだ。
だからこそ、ラストの学校のシーンやのび太の最後の台詞「そうさ。リルルは天使さ!」が心に染みる。
こういうのは、どちらかといえばある程度の年齢になった方が共感できるだろうなぁ。
と、いきなりリルルの話から入ったが、前半から中半にかけてはいつもの日常をきちんと描いている。それが何かイイ。日常をきちんと描くからこそ、非日常がより冴え渡るのだから。だからこそ、のび太たちのロボットの使い道は、「戦う」ことではなく、「どこかへ泳ぎに行くための移動手段」なのだ。
「日常の中の非日常」。これが大長編ドラえもんの魅力だしね。
そーいう世界を描くことによって、通常の登場人物たちが際立つ。例えばのび太としずかの恋物語だとか、スネ夫とジャイアンのやりとりだとか、ドラえもんとのび太のケンカだとか、いつもコミックスやアニメで見ている光景が自然と映画に入っていく。こういうのって、カンタンなようでなかなか難しい。
特にこの作品は「侵略モノ」であるからして、鉄人兵団による東京大破壊のシーンがあったり、湖においてのバトルシーンがあったりと、現実離れした設定が多い。その中においてきちんと日常を描いたのはさすがだな、って思うんだよね。
何度も言うけど、やっぱり「子供向け」だからって馬鹿にしちゃぁいけないんだよ。
さて、最後はいつもと同じように主題歌のお話。
今回の主題歌は先ほども言ったように大杉久美子さんが歌う「私が不思議」。今までの主題歌がドラえもん側の歌だったのに対し、今回はどちらかといえばサブキャラクター・リルルのテーマみたいなカンジ。曲調もいつもとはちょっと違った雰囲気。作詞を手掛けたのは毎度お馴染み武田鉄矢なんだが、今回もその手腕を十二分に発揮している。
あともう一つ、本作は「ドラえもん」映画第1作「ドラえもん のび太の恐竜」の主題歌「ポケットの中に」がもう一つの主題歌として使われている(但し今回は大山さんのソロと言う構成)。あくまで本作品のメインテーマではないけれど、このテーマに沿って「鏡面世界」の無人のスーパーで買い物するドラえもんたちの姿は何か微笑ましかったなぁ。。。
「ドラえもん のび太と鉄人兵団」。間違いなくオススメ出来る作品なので、興味のある方は是非見てみてはいかがでしょう?(^。^)y-.。o○
「ドラえもん のび太と鉄人兵団」
原作・脚本:藤子・F・不二雄 監修:楠部大吉郎
音楽:菊池俊輔 監督:芝山努
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
リルル:山本百合子 ミクロス:三ツ矢雄二 隊長:田中康朗
主題歌:「私が不思議」(歌:大杉久美子)
「ドラえもんのうた」(歌:大杉久美子)
「ポケットの中に」(歌:大山のぶ代)
封切:1986年3月15日 観客動員数:260万人
そんなこんなで今日のお話は、1986年に公開された「ドラえもん のび太と鉄人兵団」。
どこでもドアで北極に来たのび太は、ロボットの部品を見つけた。それはあまりにも大きいため、ドラえもんたちは鏡の中の世界でロボットを完成させることにした。鏡の中の世界(鏡面世界)は、左右が逆なこと以外は現実の世界とそっくりで、人間は誰もいない世界だ。
完成したロボットに喜ぶドラえもんたち。ザンダクロスという名前をつけ、そのロボットにのって楽しんでいたが、ロボットには恐ろしいミサイルがついていたのだった…。
現実にもどったのび太は、ロボットの持ち主だという謎の少女リルルに出会い、鏡面世界に入るための道具をかしてしまう。
のび太とドラえもんが鏡面世界をのぞいてみると、そこには地球を攻撃するための基地が作られているではないか!? そして、ロボットを指揮しているのはリルルだった!! リルルは、ロボットの国メカトピアから地球に鉄人兵団を呼ぶためにやってきたロボットだったのだ!
地球が危ない!! メカトピアの鉄人兵団と闘う決心をしたのび太たち。
そんな時ケガをおったリルルはしずかに助けられる。しずかの心のこもった手当に、地球征服は間違っているのではないかと考えはじめる…。
果たして、のび太たちは地球を鉄人兵団からまもることができるのか…。リルルはドラえもんたちと闘ってしまうのか…!?
(※映画「ドラえもん」25周年オフィシャルサイト http://dora-movie.com/より抜粋)
「ドラえもん のび太と鉄人兵団」は1986年に製作された「ドラえもん」映画の第7作目。今回のテーマは「ロボット」。本作はこれまでとは違い全体的にハードな作風で、「ドラえもん」映画の中でもスケールの大きな戦いが繰り広げられる。その為か、現在セルソフトに収録されている予告編にはドラえもんが「今度の映画は何が何だかとにかく凄いぞ。こりゃぁ!」なんていう台詞が収録されていたりする。
さて、この作品は25作の「ドラえもん」映画の中でも極めて評判の良い作品である。映画のタイトルこそ「ロボットもの」よろしくなカンジなんだけど、この作品はドラえもんらしい「友情」を描いた作品なんだよね。
何を隠そうシリーズの中でも「泣ける作品」であることは間違いないんだよ。ホントに。それは、やはりゲストキャラクターであるリルルのキャラゆえなんだよなぁ。
リルルはもともと祖国「メカトピア」の人間狩り作戦を実行するために地球に送られたスパイだったんだけれど、事故で怪我を負いしずかに助けられ、次第に人間に心を開いていく。もともと「機械」という無機質の物体だったリルルが、「心」というモノに目覚めていく姿は非常にイイ。
ラスト、タイムパラドックスによって消えていくリルルの姿は、涙無しでは見られないだろう。っていうか、何度見てもあのシーンは泣ける。しかも大杉久美子さんが歌う主題歌「私が不思議」がリルルが消えていくシーンにかかるので、より一層涙を誘う。とにかく演出の仕方が上手いんだ。
だからこそ、ラストの学校のシーンやのび太の最後の台詞「そうさ。リルルは天使さ!」が心に染みる。
こういうのは、どちらかといえばある程度の年齢になった方が共感できるだろうなぁ。
と、いきなりリルルの話から入ったが、前半から中半にかけてはいつもの日常をきちんと描いている。それが何かイイ。日常をきちんと描くからこそ、非日常がより冴え渡るのだから。だからこそ、のび太たちのロボットの使い道は、「戦う」ことではなく、「どこかへ泳ぎに行くための移動手段」なのだ。
「日常の中の非日常」。これが大長編ドラえもんの魅力だしね。
そーいう世界を描くことによって、通常の登場人物たちが際立つ。例えばのび太としずかの恋物語だとか、スネ夫とジャイアンのやりとりだとか、ドラえもんとのび太のケンカだとか、いつもコミックスやアニメで見ている光景が自然と映画に入っていく。こういうのって、カンタンなようでなかなか難しい。
特にこの作品は「侵略モノ」であるからして、鉄人兵団による東京大破壊のシーンがあったり、湖においてのバトルシーンがあったりと、現実離れした設定が多い。その中においてきちんと日常を描いたのはさすがだな、って思うんだよね。
何度も言うけど、やっぱり「子供向け」だからって馬鹿にしちゃぁいけないんだよ。
さて、最後はいつもと同じように主題歌のお話。
今回の主題歌は先ほども言ったように大杉久美子さんが歌う「私が不思議」。今までの主題歌がドラえもん側の歌だったのに対し、今回はどちらかといえばサブキャラクター・リルルのテーマみたいなカンジ。曲調もいつもとはちょっと違った雰囲気。作詞を手掛けたのは毎度お馴染み武田鉄矢なんだが、今回もその手腕を十二分に発揮している。
あともう一つ、本作は「ドラえもん」映画第1作「ドラえもん のび太の恐竜」の主題歌「ポケットの中に」がもう一つの主題歌として使われている(但し今回は大山さんのソロと言う構成)。あくまで本作品のメインテーマではないけれど、このテーマに沿って「鏡面世界」の無人のスーパーで買い物するドラえもんたちの姿は何か微笑ましかったなぁ。。。
「ドラえもん のび太と鉄人兵団」。間違いなくオススメ出来る作品なので、興味のある方は是非見てみてはいかがでしょう?(^。^)y-.。o○
「ドラえもん のび太と鉄人兵団」
原作・脚本:藤子・F・不二雄 監修:楠部大吉郎
音楽:菊池俊輔 監督:芝山努
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 ジャイアン:たてかべ和也 スネ夫:肝付兼太
リルル:山本百合子 ミクロス:三ツ矢雄二 隊長:田中康朗
主題歌:「私が不思議」(歌:大杉久美子)
「ドラえもんのうた」(歌:大杉久美子)
「ポケットの中に」(歌:大山のぶ代)
封切:1986年3月15日 観客動員数:260万人
フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
2005年1月26日 映画
最近日記の更新が滞りがちになっていて申し訳ない。
今日のお話は、年末に見たもののレビューを書く機会に恵まれなかった「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」について。
実はこの作品、2月26日に「日本映画専門チャンネル」で放映されるので、未見の方は私のレビューを参考にしていただけるとありがたい。
この作品「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」は、1966年の特撮黄金期に製作された怪獣映画である。当時は「ゴジラ」シリーズが「ゴジラ エビラ モスラ 南海の大決闘」という娯楽作を製作し、TVで「ウルトラマン」の放映が始まるなど、どちらかといえば「明るい特撮」が浸透してきた時代であった。この作品は、そんな世論の中で製作された所謂「恐怖映画」である。
なるほど。観賞してみてわかったが、とにかく怖い映画だ。
同時期の「ゴジラ」映画がコミカルタッチに仕上がっていたのに比べて、ギャップが激しい。
この作品の物語はカンタンに言えば「正義のサンダ」と「悪のガイラ」の兄弟喧嘩なんだけど、悪役怪獣のガイラの性格を徹底的に凶暴に描くことで、忘れ去られていた怪獣の恐怖を描くことに成功していると思う。特に、ガイラを人食い怪獣と設定したことで、怪獣の恐怖を身近に感じさせることを成功させた功績は大きい。しかもその描写の仕方が上手いのだ。例えば、山中でハイキングをしている若者たちをむさぼり食うシーンがあるのだが、あえて食べるシーンを描写せず、食べられた若者たちの服だけが残っているシーンを描くなどすることによって恐怖を煽っている。「見えるものよりも見えないものの方が怖い」とはまさにこのことだな。その他のシーンだと、羽田空港で女性を鷲掴みにするシーンだとか、ビアガーデンで歌っている女性の後方に突如現れるガイラのシーンだとか、「恐怖映画」としての名場面は多い。またヒロインである水野久美がガイラに襲われるシーンは、思わずのけぞることだろう。
とにかく、全編に渡ってガイラの恐怖が染み渡るのがこの作品なのだ。ま、その所為か「正義の怪獣」であるハズのサンダがいまひとつ目立たないような気もしないでもないが、そこはご愛嬌。
さて、この作品のもう一つの主役といえば、やはり
メーサー殺獣光線車の存在が挙げられるだろう。今作品最大の見せ場と言っていいのが、東宝最大のパラボラ兵器ともいえるメーサー車とガイラとの戦闘シーンだな。あ、メーサー車って一体何かといえば、マイクロ波を紫外線レーザーにして発射する東宝の架空兵器のことなのだが、その造形があまりにも素晴らしく、さらに自衛隊の戦車群と共に登場するなど非常に演出が上手いので、ある意味サンダ、ガイラ以上の存在感を醸し出している。特撮技術的にも当時としてはかなりの出来だし、メーサー光線が木をなぎ倒す描写など、なかなか面白い描写もある。それに、伊福部昭の「L作戦マーチ」と呼ばれるマーチが被さるのだからなおイイ。ただ、メーサー車が登場するシーン全てにこのマーチがかかったのには、いささか疑問が残ったが。
ところで、私個人として、この映画の感想はどうだったかっていうと、正直「あんまり・・・」なカンジだったんだな。
「ここまで持ち上げておいて何だ」と思うかもしれないが、やっぱり怖い映画は苦手なんだよね。何ていうか、従来の怪獣映画と同じだと思ってたら悪い意味で度肝を抜かれる。あと私的には怪獣バトルが単調でイヤ。あと、ラストにアレを持ってきちゃうのも反則っぽくってねぇ。。。
まぁ、映画としての出来は見事なので、未見の方は是非。
「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」
製作:田中友幸・角田健一郎 脚本:馬淵薫・本多猪四郎
音楽:伊福部昭 特技監督:円谷英二 監督:本多猪四郎
スチュワート:ラス・タンブリン 間宮雄三:佐原健二
戸川アケミ:水野久美 橋本陸将補:田崎潤 喜田教授:中村伸郎
泉田課長:伊藤久哉 平井:田島義文 風間二佐:桐野洋雄
封切:1966年7月31日
今日のお話は、年末に見たもののレビューを書く機会に恵まれなかった「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」について。
実はこの作品、2月26日に「日本映画専門チャンネル」で放映されるので、未見の方は私のレビューを参考にしていただけるとありがたい。
謎の海難事故が相次いで発生した。それは海に生息する怪物・フランケンシュタインの仕業であった。自衛隊の攻撃により一度は倒したかに思われたとき、もう一体のフランケンシュタインが救けに現れた。海の怪物はガイラ、山の怪物はサンダと名付けられ、共に同じ細胞から生まれたことが判明する。やがてアケミの身の安全をめぐり、二体の怪物は戦いを始めるが……。
この作品「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」は、1966年の特撮黄金期に製作された怪獣映画である。当時は「ゴジラ」シリーズが「ゴジラ エビラ モスラ 南海の大決闘」という娯楽作を製作し、TVで「ウルトラマン」の放映が始まるなど、どちらかといえば「明るい特撮」が浸透してきた時代であった。この作品は、そんな世論の中で製作された所謂「恐怖映画」である。
なるほど。観賞してみてわかったが、とにかく怖い映画だ。
同時期の「ゴジラ」映画がコミカルタッチに仕上がっていたのに比べて、ギャップが激しい。
この作品の物語はカンタンに言えば「正義のサンダ」と「悪のガイラ」の兄弟喧嘩なんだけど、悪役怪獣のガイラの性格を徹底的に凶暴に描くことで、忘れ去られていた怪獣の恐怖を描くことに成功していると思う。特に、ガイラを人食い怪獣と設定したことで、怪獣の恐怖を身近に感じさせることを成功させた功績は大きい。しかもその描写の仕方が上手いのだ。例えば、山中でハイキングをしている若者たちをむさぼり食うシーンがあるのだが、あえて食べるシーンを描写せず、食べられた若者たちの服だけが残っているシーンを描くなどすることによって恐怖を煽っている。「見えるものよりも見えないものの方が怖い」とはまさにこのことだな。その他のシーンだと、羽田空港で女性を鷲掴みにするシーンだとか、ビアガーデンで歌っている女性の後方に突如現れるガイラのシーンだとか、「恐怖映画」としての名場面は多い。またヒロインである水野久美がガイラに襲われるシーンは、思わずのけぞることだろう。
とにかく、全編に渡ってガイラの恐怖が染み渡るのがこの作品なのだ。ま、その所為か「正義の怪獣」であるハズのサンダがいまひとつ目立たないような気もしないでもないが、そこはご愛嬌。
さて、この作品のもう一つの主役といえば、やはり
メーサー殺獣光線車の存在が挙げられるだろう。今作品最大の見せ場と言っていいのが、東宝最大のパラボラ兵器ともいえるメーサー車とガイラとの戦闘シーンだな。あ、メーサー車って一体何かといえば、マイクロ波を紫外線レーザーにして発射する東宝の架空兵器のことなのだが、その造形があまりにも素晴らしく、さらに自衛隊の戦車群と共に登場するなど非常に演出が上手いので、ある意味サンダ、ガイラ以上の存在感を醸し出している。特撮技術的にも当時としてはかなりの出来だし、メーサー光線が木をなぎ倒す描写など、なかなか面白い描写もある。それに、伊福部昭の「L作戦マーチ」と呼ばれるマーチが被さるのだからなおイイ。ただ、メーサー車が登場するシーン全てにこのマーチがかかったのには、いささか疑問が残ったが。
ところで、私個人として、この映画の感想はどうだったかっていうと、正直「あんまり・・・」なカンジだったんだな。
「ここまで持ち上げておいて何だ」と思うかもしれないが、やっぱり怖い映画は苦手なんだよね。何ていうか、従来の怪獣映画と同じだと思ってたら悪い意味で度肝を抜かれる。あと私的には怪獣バトルが単調でイヤ。あと、ラストにアレを持ってきちゃうのも反則っぽくってねぇ。。。
まぁ、映画としての出来は見事なので、未見の方は是非。
「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」
製作:田中友幸・角田健一郎 脚本:馬淵薫・本多猪四郎
音楽:伊福部昭 特技監督:円谷英二 監督:本多猪四郎
スチュワート:ラス・タンブリン 間宮雄三:佐原健二
戸川アケミ:水野久美 橋本陸将補:田崎潤 喜田教授:中村伸郎
泉田課長:伊藤久哉 平井:田島義文 風間二佐:桐野洋雄
封切:1966年7月31日
ゴジラ×メガギラス G消滅作戦
2005年1月22日 ゴジラ
休みを利用して見た久々の「旧作ゴジラ映画」。
ホントは月曜日に小テストがあるらしいから、そっちの勉強をしなきゃなんないんだけど、やる気が起きない時はやったって仕方ないんだもの。気を紛らわすために久々にこの「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」を見てみたのさ。
まずは説明。
この「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」は2000年に公開された「ゴジラ」シリーズ24作目。監督に「自称ナンバー1ゴジラファン」を自認する手塚昌明を迎え、「明るく楽しいゴジラ映画」を目指して製作された作品。また音楽に「ショムニ」「ごくせん」の大島ミチルを登板。新たなゴジラ映画の可能性を模索している。
出演者にはNHKの連ドラ「あぐり」の田中美里や現在「カミングダウト」や「ごくせん」(第2シリーズ)に出演している谷原章介などを揃えるなど、なかなかのメンバー。
さて。それじゃぁ久々の感想をいろいろと言っていくと・・・。
私の感想を単刀直入に述べると、素直に面白かったかな、という印象かな。前作「ゴジラ2000 ミレニアム」が全体的にダークな作風だったのに対して、今作は極めて明るい雰囲気で見た後に爽快感が残るのが何かイイ。まぁ、実際のところは明るいながらも、シリアスな映画ではあるんだけど。
この作品最大の魅力は、丁寧に描かれた人間ドラマだと思う。もうこれは何度も言ってきたが、ゴジラ映画はどうしても人間ドラマがおろそかになりがちなんだけど、この作品はゴジラにの復讐劇として全体が構成されているので、わかりやすく物語に入っていけた。また「ゴジラ」映画として始めて女性を主人公にした為か、新鮮さが漂っているのが良い。
ただ、劇中で淳少年(鈴木博之)が発する「女の人なのに、どうしてゴジラと戦っているの?」という台詞は公開当時から疑問であった。あんまり過剰に反応するのもどうかとは思うが、まだまだ男女平等への壁は大きいんだな、とも感じてしまったんだよな。でも物語の中で頑張る女性や、男性より少し高いポジションにいる女性を描くことによって、寧ろこの台詞は好意的に受け取ることも出来るかもしれない。
さて、ということでこの作品は人間ドラマが素晴らしいワケだけど、特撮的な面でも見所多し。まさに「空想科学映画」という名が相応しいこの作品には、様々な超兵器が登場する。その中でも目玉といえるのが、ゴジラを吸収・消滅させる兵器「ディメンション・タイド」である。このディメンション・タイドは人工的にブラックホールを形成し、ゴジラをその中に消滅させる破天荒な兵器である。まぁ、科学的には証明できないんだけど、こういう奇想天外な設定を推し進める手塚監督の手腕は見事だと思う。確かにいろいろ難を言えばキリがないんだけど(静止軌道の衛星が垂直に落ちるわけないとか^^;)、そういう科学的矛盾が破綻しない程度に物語に絡むので、物語においてはプラスに働いているのだから、それはそれで良いのではないんじゃないかな?
そして、この作品のもう一つの見せ場はやはり「激しい怪獣バトル」にある。正直前作のバトルは単調すぎて動きが無かったんだけど、今回は着ぐるみどうしの激しい肉弾戦を展開してくれた。しかも、そのバトルがいつもとは一風違うコミカルな感じで面白い。例えば、今までのゴジラでは考えられなかった必殺技ジャンピング・ボディプレスやミレニアムゴジラの背びれを利用したカッター攻撃など、バラエティに富んでいる。一方の敵怪獣メガギラスも、あえて擬人化して表情を作ることによって自然と怪獣バトルにのめり込んでいける。
とは言っても、これもまたいろいろと難を言えばキリは無いんだが。まず、ミニチュアセットがあまりにもミニチュア然としてて興醒めする。特にお台場のセットの出来はひどいもんだ。その他にも照明のあて具合の所為なのか、着ぐるみ丸出しのカットがあったりして、ちょっと・・・な部分もある。
でもね、奇岩島でゴジラに群がる大量のメガニューラだとか、ディメンション・タイドの発射シーンだとか、上手く作られた白黒ゴジラのリメイクだとか、最新CG技術の発達によってそれらのつたなさをカバーしているのはさすが。カバーと言う意味では、音楽を担当した大島ミチルの力もまた大きいだろう。
ってなことでこの作品、どちらかといえば、「傑作」の部類に入ることは間違いないだろう。
「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」
製作:富山省吾 脚本:柏原寛司・三村渉 音楽:大島ミチル
ゴジラテーマ曲:伊福部昭 特殊技術:鈴木健二 監督:手塚昌明
辻森桐子:田中美里 工藤元:谷原章介
新倉誠:勝村政信 美馬和男:池内万作 早坂淳:鈴木博之
細野精一:山口馬木也 奥村知治:山下徹夫 宮川卓也:永島敏行
早坂薫:かとうかずこ 山口剛:中村嘉葎雄 水道局職員:極楽とんぼ
杉浦基彦:伊武雅刀 吉沢佳乃:星由里子
封切:2000年12月16日 観客動員数:135万人
ホントは月曜日に小テストがあるらしいから、そっちの勉強をしなきゃなんないんだけど、やる気が起きない時はやったって仕方ないんだもの。気を紛らわすために久々にこの「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」を見てみたのさ。
54年、66年、96年と三度ゴジラの襲撃を受けていた日本政府は、ゴジラ殲滅の為に防衛庁内に「特別G対策本部」を結成し、自衛隊員の精鋭を結集させ対ゴジラ特殊部隊「Gグラスパー」を結成した。その隊長である辻森桐子(田中美里)は、上官・宮川(永島敏行)を96年の大阪戦で失い、ゴジラへの復讐に燃えていた。
G対策本部が進めているゴジラ消滅作戦とは、プラズマエネルギーを利用したマイクロブラックホール砲「ディメンション・タイド」を使用して、ゴジラを別次元へ送り込むというものだった。だが実験の影響で時空が歪み、古代の巨大トンボ・メガニューラが現代に迷い込み、渋谷を水没させる。さらにメガニューラは太平洋上の奇岩島に上陸していたゴジラを襲いエネルギーを吸収、そのエネルギーを巨大なヤゴへと注入し、群のリーダーである「メガギラス」を誕生させる。
覚醒したメガギラスは東京に上陸したゴジラに襲い掛かる。
果たしてゴジラとメガギラスによる「地球最大の死闘」の行方は?
そしてG消滅作戦の行方は?
逃げるな、戦え。。。人類の英知を決した史上最大の作戦が今、始動する!
まずは説明。
この「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」は2000年に公開された「ゴジラ」シリーズ24作目。監督に「自称ナンバー1ゴジラファン」を自認する手塚昌明を迎え、「明るく楽しいゴジラ映画」を目指して製作された作品。また音楽に「ショムニ」「ごくせん」の大島ミチルを登板。新たなゴジラ映画の可能性を模索している。
出演者にはNHKの連ドラ「あぐり」の田中美里や現在「カミングダウト」や「ごくせん」(第2シリーズ)に出演している谷原章介などを揃えるなど、なかなかのメンバー。
さて。それじゃぁ久々の感想をいろいろと言っていくと・・・。
私の感想を単刀直入に述べると、素直に面白かったかな、という印象かな。前作「ゴジラ2000 ミレニアム」が全体的にダークな作風だったのに対して、今作は極めて明るい雰囲気で見た後に爽快感が残るのが何かイイ。まぁ、実際のところは明るいながらも、シリアスな映画ではあるんだけど。
この作品最大の魅力は、丁寧に描かれた人間ドラマだと思う。もうこれは何度も言ってきたが、ゴジラ映画はどうしても人間ドラマがおろそかになりがちなんだけど、この作品はゴジラにの復讐劇として全体が構成されているので、わかりやすく物語に入っていけた。また「ゴジラ」映画として始めて女性を主人公にした為か、新鮮さが漂っているのが良い。
ただ、劇中で淳少年(鈴木博之)が発する「女の人なのに、どうしてゴジラと戦っているの?」という台詞は公開当時から疑問であった。あんまり過剰に反応するのもどうかとは思うが、まだまだ男女平等への壁は大きいんだな、とも感じてしまったんだよな。でも物語の中で頑張る女性や、男性より少し高いポジションにいる女性を描くことによって、寧ろこの台詞は好意的に受け取ることも出来るかもしれない。
さて、ということでこの作品は人間ドラマが素晴らしいワケだけど、特撮的な面でも見所多し。まさに「空想科学映画」という名が相応しいこの作品には、様々な超兵器が登場する。その中でも目玉といえるのが、ゴジラを吸収・消滅させる兵器「ディメンション・タイド」である。このディメンション・タイドは人工的にブラックホールを形成し、ゴジラをその中に消滅させる破天荒な兵器である。まぁ、科学的には証明できないんだけど、こういう奇想天外な設定を推し進める手塚監督の手腕は見事だと思う。確かにいろいろ難を言えばキリがないんだけど(静止軌道の衛星が垂直に落ちるわけないとか^^;)、そういう科学的矛盾が破綻しない程度に物語に絡むので、物語においてはプラスに働いているのだから、それはそれで良いのではないんじゃないかな?
そして、この作品のもう一つの見せ場はやはり「激しい怪獣バトル」にある。正直前作のバトルは単調すぎて動きが無かったんだけど、今回は着ぐるみどうしの激しい肉弾戦を展開してくれた。しかも、そのバトルがいつもとは一風違うコミカルな感じで面白い。例えば、今までのゴジラでは考えられなかった必殺技ジャンピング・ボディプレスやミレニアムゴジラの背びれを利用したカッター攻撃など、バラエティに富んでいる。一方の敵怪獣メガギラスも、あえて擬人化して表情を作ることによって自然と怪獣バトルにのめり込んでいける。
とは言っても、これもまたいろいろと難を言えばキリは無いんだが。まず、ミニチュアセットがあまりにもミニチュア然としてて興醒めする。特にお台場のセットの出来はひどいもんだ。その他にも照明のあて具合の所為なのか、着ぐるみ丸出しのカットがあったりして、ちょっと・・・な部分もある。
でもね、奇岩島でゴジラに群がる大量のメガニューラだとか、ディメンション・タイドの発射シーンだとか、上手く作られた白黒ゴジラのリメイクだとか、最新CG技術の発達によってそれらのつたなさをカバーしているのはさすが。カバーと言う意味では、音楽を担当した大島ミチルの力もまた大きいだろう。
ってなことでこの作品、どちらかといえば、「傑作」の部類に入ることは間違いないだろう。
「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」
製作:富山省吾 脚本:柏原寛司・三村渉 音楽:大島ミチル
ゴジラテーマ曲:伊福部昭 特殊技術:鈴木健二 監督:手塚昌明
辻森桐子:田中美里 工藤元:谷原章介
新倉誠:勝村政信 美馬和男:池内万作 早坂淳:鈴木博之
細野精一:山口馬木也 奥村知治:山下徹夫 宮川卓也:永島敏行
早坂薫:かとうかずこ 山口剛:中村嘉葎雄 水道局職員:極楽とんぼ
杉浦基彦:伊武雅刀 吉沢佳乃:星由里子
封切:2000年12月16日 観客動員数:135万人
来週のドラえもんは・・・
2005年1月21日 ドラえもん
あの名作「プロポーズ大作戦」を再(再々?)アニメ化するみたいね。
あの作品をまたアニメ化してくれるのは嬉しいけど、何ていうか「終わりが近づいている」ということを思い知らされるようで何か複雑。。。
ってかね。
今日思ったんだけど、TVの「ドラえもん」レギュラー放送においては「ドラえもんどんどんプロジェクト」の存在は告知していても、「ドラえもんの声が変わる」って一度も告知してないんだよ。
確かにTVやネットで大々的に報道されてはいるけど、TVのレギュラー放送しか見ていない小さな子供たちはどうなるのよ?
ひょっとして「子供だからわかんねぇだろ」なんて考えてるワケ?
まぁ、「ドラえもんの声優をテレ朝のアナウンサーからも募集する」なんていうビックリ発言を堂々と発表したテレ朝だから、あり得ない話ではないだろうな。
ってか、子供たちを馬鹿にしてるのかい?幼稚園の子供とかでも声が変わってたら気付くもんなんだよ?「ドラえもん」はマニアだけのモノじゃないのよ?本来は子供たちのものなんだよ?
そこんトコわかってんのかなぁ?
何ていうかね、テレ朝の「ドラえもんでもう少し金儲けしたい」っていう思惑が見え隠れしてるんだよね。
ホントに嫌な世の中になったもんだ。
まぁ、このコトに関してはいつかまた書きたいと思うので、今日はこの辺で。
それにしても、もう「子供に夢を与える」という意識は無くなってしまったのかなぁ。。。
あの作品をまたアニメ化してくれるのは嬉しいけど、何ていうか「終わりが近づいている」ということを思い知らされるようで何か複雑。。。
ってかね。
今日思ったんだけど、TVの「ドラえもん」レギュラー放送においては「ドラえもんどんどんプロジェクト」の存在は告知していても、「ドラえもんの声が変わる」って一度も告知してないんだよ。
確かにTVやネットで大々的に報道されてはいるけど、TVのレギュラー放送しか見ていない小さな子供たちはどうなるのよ?
ひょっとして「子供だからわかんねぇだろ」なんて考えてるワケ?
まぁ、「ドラえもんの声優をテレ朝のアナウンサーからも募集する」なんていうビックリ発言を堂々と発表したテレ朝だから、あり得ない話ではないだろうな。
ってか、子供たちを馬鹿にしてるのかい?幼稚園の子供とかでも声が変わってたら気付くもんなんだよ?「ドラえもん」はマニアだけのモノじゃないのよ?本来は子供たちのものなんだよ?
そこんトコわかってんのかなぁ?
何ていうかね、テレ朝の「ドラえもんでもう少し金儲けしたい」っていう思惑が見え隠れしてるんだよね。
ホントに嫌な世の中になったもんだ。
まぁ、このコトに関してはいつかまた書きたいと思うので、今日はこの辺で。
それにしても、もう「子供に夢を与える」という意識は無くなってしまったのかなぁ。。。
ドラえもん映画主題歌集
2005年1月17日 音楽
いやはや、今日は大変な一日だった。
何せ、朝っぱらから検査の為に総合病院に行かなきゃいけなかったんだもの。んで、大抵そういう所は待ち時間がこれでもかとあるので、今日は先頃某インターネットショップで購入したこの「ドラえもん映画主題歌集」を持ち込んで、ずっと聞いていた。
そんなこんなで、今日はそのCDのレビューを。
例によって、今回は思いいれタップリで書いてることを先に断っておこう。
これまで発売された「ドラえもん」のセルCDの中で最も売り上げが高いと思われるのがこのCD。何せ発売は95年3月なのに、未だに店頭に並んでいるだから凄い。このCD、所謂「ロングセラーCD」なんだろう。
それで、聞いてみた率直な感想を述べてみると、素直に素晴らしいと言えると思う。
武田鉄矢の書く歌詞が素晴らしいということは、もうこのブログで何度も触れてきたが、このCDはそれを改めて痛感させてくれた。
先日も同じことを書いたが、「映画の感動が沸き起こってくる」というのはまさにこのこと。それと同時に彼の書いた詩はドラ映画を見た幼い頃の思い出を思い出させてくれる。
とにかく一曲一曲に力があるんだよね。
曲自身が何か大きなモノを訴えかけてくるようなカンジのね。
また、曲自体が映画のテーマになぞらえて作られているので、曲を聴くだけで映画の場面を思い浮かべることが出来るのもまたイイ。
正直、97年の「のび太の南海大冒険」以降の主題歌(「太陽王伝説」の「この星のどこかで」は除いて)は、曲としては良くても、作品の世界観に沿っているとは思えなかった。
でも武田さんの詩はきちんと世界観に沿って曲作りをしているので、その辺りも偉業と言える。
まぁ、後年、「本人自身は「ドラえもん」の主題歌製作の仕事はキツかった、と言ってはいたが。
とは言っても、文章で曲の魅力を語るのは難しい。
今日の日記の後半は、このCDの中でも選りすぐりの曲の歌詞を掲載し、それについていろいろと話していこう。
まずは中でももっとも私が気に入った「さよならにさよなら」。
林檎の皮を剥くように 過ぎ行く時は渦巻く形
下へ下へとあなたがたどれば 昨日が今日につながってゆく
遠い昔に別れた人も ひとまわりすればすぐそばにいる
時間は螺旋の 階段
さよならさえもつながってゆく
だからさよならにさよなら
すべてのさよならにさよなら
94年の「のび太の創世日記」の主題歌となったのがこの曲。
実は、海援隊が再結成してすぐ歌った曲がこれだった。
いやぁ、それにしても柔らかい曲調で良い曲ですな。ホントに。
続いてもう一つ。「のび太と夢幻三剣士」の主題歌となった「夢の人」。
夢見る力がお前にある限り 出来ないことはこの世に無い
水のしずくが光と出逢えば 七つの色に輝くように
守ってあげたい人と出逢えば
お前は既に 剣持つ サムライ
さあ いざ いま もう 剣をとれ
さあ いざ いま もう 剣をぬけ
お前の名前は 正義
こちらは打って変わって「元気が出る」といったカンジの歌。
どこまでも「冒険」というテーマに沿って歌が構成されているのがイイ。
もちろん、私も大好きです。
この他にも「少年期」や「雲がゆくのは」など、往年の名曲が収録されているので、一度でも「ドラえもん」に触れた方には「買い」のCDだと思う。
最後にファンのわがままを一つ。
このCD、95年の発売のために、「銀河超特急」の主題歌「私のなかの銀河」が収録されていない。コレはちょっと残念かな。
また、「時の旅人」を歌っているのはオリジナルの西田敏行ではなく武田鉄矢である。
作品のことを考えると少々コレは残念。まぁ、ファンのわがままなんだけど。
実際のところ、作詞を担当している武田鉄矢が歌ったほうが、意外としっくり来たりもする。
※この日記に掲載されている「さよならにさよなら」「夢の人」の歌詞は、掲載にあたって著作権者の許諾を受けておりません。
著作権者の方から何らかの連絡があった場合は、この日記を直ちに削除致します。
何せ、朝っぱらから検査の為に総合病院に行かなきゃいけなかったんだもの。んで、大抵そういう所は待ち時間がこれでもかとあるので、今日は先頃某インターネットショップで購入したこの「ドラえもん映画主題歌集」を持ち込んで、ずっと聞いていた。
そんなこんなで、今日はそのCDのレビューを。
例によって、今回は思いいれタップリで書いてることを先に断っておこう。
<曲目>
・さよならにさよなら(歌:海援隊「のび太の創世日記」より)
・夢の人(歌:武田鉄矢一座「のび太と夢幻三剣士」より)
・少年期(歌:武田鉄矢「のび太の宇宙小戦争」より)
・天までとどけ(歌:武田鉄矢「のび太のアニマル惑星」より)
・雲がゆくのは・・・(歌:武田鉄矢「のび太と雲の王国」より)
・時の旅人(歌:武田鉄矢「のび太の日本誕生」より)
・世界はグー・チョキ・パー(歌:武田鉄矢一座「のび太と夢幻三剣士より)
これまで発売された「ドラえもん」のセルCDの中で最も売り上げが高いと思われるのがこのCD。何せ発売は95年3月なのに、未だに店頭に並んでいるだから凄い。このCD、所謂「ロングセラーCD」なんだろう。
それで、聞いてみた率直な感想を述べてみると、素直に素晴らしいと言えると思う。
武田鉄矢の書く歌詞が素晴らしいということは、もうこのブログで何度も触れてきたが、このCDはそれを改めて痛感させてくれた。
先日も同じことを書いたが、「映画の感動が沸き起こってくる」というのはまさにこのこと。それと同時に彼の書いた詩はドラ映画を見た幼い頃の思い出を思い出させてくれる。
とにかく一曲一曲に力があるんだよね。
曲自身が何か大きなモノを訴えかけてくるようなカンジのね。
また、曲自体が映画のテーマになぞらえて作られているので、曲を聴くだけで映画の場面を思い浮かべることが出来るのもまたイイ。
正直、97年の「のび太の南海大冒険」以降の主題歌(「太陽王伝説」の「この星のどこかで」は除いて)は、曲としては良くても、作品の世界観に沿っているとは思えなかった。
でも武田さんの詩はきちんと世界観に沿って曲作りをしているので、その辺りも偉業と言える。
まぁ、後年、「本人自身は「ドラえもん」の主題歌製作の仕事はキツかった、と言ってはいたが。
とは言っても、文章で曲の魅力を語るのは難しい。
今日の日記の後半は、このCDの中でも選りすぐりの曲の歌詞を掲載し、それについていろいろと話していこう。
まずは中でももっとも私が気に入った「さよならにさよなら」。
林檎の皮を剥くように 過ぎ行く時は渦巻く形
下へ下へとあなたがたどれば 昨日が今日につながってゆく
遠い昔に別れた人も ひとまわりすればすぐそばにいる
時間は螺旋の 階段
さよならさえもつながってゆく
だからさよならにさよなら
すべてのさよならにさよなら
94年の「のび太の創世日記」の主題歌となったのがこの曲。
実は、海援隊が再結成してすぐ歌った曲がこれだった。
いやぁ、それにしても柔らかい曲調で良い曲ですな。ホントに。
続いてもう一つ。「のび太と夢幻三剣士」の主題歌となった「夢の人」。
夢見る力がお前にある限り 出来ないことはこの世に無い
水のしずくが光と出逢えば 七つの色に輝くように
守ってあげたい人と出逢えば
お前は既に 剣持つ サムライ
さあ いざ いま もう 剣をとれ
さあ いざ いま もう 剣をぬけ
お前の名前は 正義
こちらは打って変わって「元気が出る」といったカンジの歌。
どこまでも「冒険」というテーマに沿って歌が構成されているのがイイ。
もちろん、私も大好きです。
この他にも「少年期」や「雲がゆくのは」など、往年の名曲が収録されているので、一度でも「ドラえもん」に触れた方には「買い」のCDだと思う。
最後にファンのわがままを一つ。
このCD、95年の発売のために、「銀河超特急」の主題歌「私のなかの銀河」が収録されていない。コレはちょっと残念かな。
また、「時の旅人」を歌っているのはオリジナルの西田敏行ではなく武田鉄矢である。
作品のことを考えると少々コレは残念。まぁ、ファンのわがままなんだけど。
実際のところ、作詞を担当している武田鉄矢が歌ったほうが、意外としっくり来たりもする。
※この日記に掲載されている「さよならにさよなら」「夢の人」の歌詞は、掲載にあたって著作権者の許諾を受けておりません。
著作権者の方から何らかの連絡があった場合は、この日記を直ちに削除致します。
映画ドラえもん25周年 ドラえもん映画主題歌篇
2005年1月15日 音楽
昨日の「ゴジラ FINAL WARS オリジナルサウンドトラック」に続いて今日もCDのお話。
今日はこの「映画ドラえもん25周年 ドラえもん映画主題歌篇」について。
昨日書いた「ゴジラ FINAL WARS オリジナルサウンドトラック」が正直期待ハズレの内容だったので、こっちには期待していた。
実を言うと、ホントのところは「DORA THE BEST」(ドラえもん誕生30周年である1999年に発売された二枚組みの映画「ドラえもん主題歌集」)が欲しかったのだが、そちらがもう既に絶版になっているらしく、「仕方なく」といったカンジで買ってきたのがこのソフトだったのだが、ところがどっこい、なかなか良いじゃないか。
まず初期の映画「ドラえもん」主題歌をほとんど収録しているのが嬉しい(※「風のマジカル」が収録されていないのは仕方ないが)。特に武田鉄矢が歌った「少年期」が収録されているのが感涙モノ。
悲しい時には街の外れで 電信柱の灯り見てた
七つの僕には不思議だった 涙浮かべて見上げたら
虹のかけらがキラキラ光る 瞬きするたびに形を変えて
夕闇に一人夢見るようで 叱られるまで佇んでいた
僕はどうして大人になるんだろう
僕はいつごろ大人になるんだろう
という武田鉄矢作詞の「少年期」の歌詞を久々に聞いた時は、本当に涙が出た。
映画の感動が蘇ってくるというのは、まさにこのことを言うのだろう。その他武田鉄矢が歌っている曲で収録されている名曲を挙げるとするならば、「のび太とアニマル惑星」の主題歌となった「天までとどけ」か。
流れる涙は人間だから
弱い貴方は人間らしい
迷っていいのさ人間だもの
いつかは強くなる 人間だから
といった一連の歌詞は、幼いころ見た映画の感動を呼び起こしてくれて心地よい。
またその他にもドラえもん自身が歌った「ポケットの中に」や「友達だから」が収録されていたり、武田鉄矢が作詞し島崎和歌子が歌った「何かいい事きっとある」が収録されているなど、なかなか良い。
「金八先生」の主題歌でもそうだけど、やっぱり武田鉄矢が書く歌詞というのは、人の心を揺れ動かす力があると思う。
ところが。
95年に発売された「ドラえもん映画主題歌集」と被るためか、武田鉄矢自身が歌った一連の曲である「さよならにさよなら」「夢の人」「世界はグー・チョキ・パー」「雲がゆくのは」「時の旅人」(この曲のみ歌ったのは西田敏行)が収録されていないのは、結構痛い。
私個人としても、ドラえもん映画を彩った存在として、武田鉄矢の存在は大きいと思うし、「25周年記念」と銘打たれたCDに彼の楽曲がほとんど収録されていないのは致命的かと。
まぁね、「この星のどこかで」を始めとする後期ドラえもんソングが収録されているのは良いんだけどさ、もう一度ドラえもん映画25作全ての主題歌を収録したCDを出してくれないかな?とは思うんだよね。
どうかな?そこのとこ。
あ、そういえば「銀河超特急」の主題歌「私のなかの銀河」と「ねじ巻き都市冒険記」の主題歌「Love is you」はどちらのCDにも収録されてないぞ(^^;
こうなったら、「DORA THE BEST」の再販を頼む他無いのかな?
まぁ、このCD自体、ファンには「買い」だとは思うんだけどね。
※「風のマジカル」が収録されないワケ
84年に公開された映画「ドラえもん のび太の魔界大冒険」の主題歌には本来小泉今日子が歌う「風のマジカル」が付けられていたが、曲自体が期間限定のタイアップだったため、著作権の問題などから、現在ではどの「ドラえもん」CDにも歌付きの「風のマジカル」は収録されていない(ちなみに、映画「のび太の魔界大冒険」のセルソフトには前作の主題歌である岩淵まことの「だからみんなで」が事実上流用されている)
(※この日記に掲載されている「少年期」「天までとどけ」の歌詞は、著作権者の許諾を受けておりません。
著作権者からのご連絡があった場合は、この日記を直ちに削除いたします)
今日はこの「映画ドラえもん25周年 ドラえもん映画主題歌篇」について。
<曲目>
・ポケットの中に(歌:大山のぶ代・ヤングフレッシュ)「のび太の恐竜」より)
・心をゆらして(歌:岩淵まこと「のび太の宇宙開拓史」より)
・だからみんなで(歌:岩淵まこと「のび太の大魔境」より)
・海はぼくらと(歌:岩淵まこと「のび太の海底鬼岩城」より)
・少年期(歌:武田鉄矢「のび太の宇宙小戦争」より)
・わたしが不思議(歌:大杉久美子「のび太と鉄人兵団より)
・友達だから(歌:大山のぶ代・森の木児童合唱団「のび太と竜の騎士」より)
・君がいるから(歌:堀江美都子・こおろぎ’73「のび太のパラレル西遊記」より)
・天までとどけ(歌:武田鉄矢「のび太のアニマル惑星」より)
・何かいい事きっとある(歌:島崎和歌子「のび太とブリキの迷宮より)
・友達なのに(歌:KUMIKO「ドラミちゃん 青いストローハット」より)
・愛しのニャーオ(歌:横山智佐「2112年ドラえもん誕生」
・ホットミルク(歌:吉川ひなの「のび太の南海大冒険」より)
・幸せのドア(歌:中西保志・沢田知可子「のび太の結婚前夜」より)
・ドラえもんのうた(歌:ウィーン少年合唱団「のび太の太陽王伝説」より)
・この星のどこかで(歌:由紀さおり・安田祥子「のび太の太陽王伝説」より)
・ハグしよう(歌:タケカワユキヒデ&T’s COMPANY「おばあちゃんの思い出」より)
・「さよならとは言わないで」(歌:ダ・カーポ「がんばれ!!ジャイアン」より)
・キミに会いたくて(歌:小坂明子「ぼくの生まれた日」より)
・いっしょに歩こう walking into sunshine(歌:KONISHIKI「のび太のロボット王国」より)
昨日書いた「ゴジラ FINAL WARS オリジナルサウンドトラック」が正直期待ハズレの内容だったので、こっちには期待していた。
実を言うと、ホントのところは「DORA THE BEST」(ドラえもん誕生30周年である1999年に発売された二枚組みの映画「ドラえもん主題歌集」)が欲しかったのだが、そちらがもう既に絶版になっているらしく、「仕方なく」といったカンジで買ってきたのがこのソフトだったのだが、ところがどっこい、なかなか良いじゃないか。
まず初期の映画「ドラえもん」主題歌をほとんど収録しているのが嬉しい(※「風のマジカル」が収録されていないのは仕方ないが)。特に武田鉄矢が歌った「少年期」が収録されているのが感涙モノ。
悲しい時には街の外れで 電信柱の灯り見てた
七つの僕には不思議だった 涙浮かべて見上げたら
虹のかけらがキラキラ光る 瞬きするたびに形を変えて
夕闇に一人夢見るようで 叱られるまで佇んでいた
僕はどうして大人になるんだろう
僕はいつごろ大人になるんだろう
という武田鉄矢作詞の「少年期」の歌詞を久々に聞いた時は、本当に涙が出た。
映画の感動が蘇ってくるというのは、まさにこのことを言うのだろう。その他武田鉄矢が歌っている曲で収録されている名曲を挙げるとするならば、「のび太とアニマル惑星」の主題歌となった「天までとどけ」か。
流れる涙は人間だから
弱い貴方は人間らしい
迷っていいのさ人間だもの
いつかは強くなる 人間だから
といった一連の歌詞は、幼いころ見た映画の感動を呼び起こしてくれて心地よい。
またその他にもドラえもん自身が歌った「ポケットの中に」や「友達だから」が収録されていたり、武田鉄矢が作詞し島崎和歌子が歌った「何かいい事きっとある」が収録されているなど、なかなか良い。
「金八先生」の主題歌でもそうだけど、やっぱり武田鉄矢が書く歌詞というのは、人の心を揺れ動かす力があると思う。
ところが。
95年に発売された「ドラえもん映画主題歌集」と被るためか、武田鉄矢自身が歌った一連の曲である「さよならにさよなら」「夢の人」「世界はグー・チョキ・パー」「雲がゆくのは」「時の旅人」(この曲のみ歌ったのは西田敏行)が収録されていないのは、結構痛い。
私個人としても、ドラえもん映画を彩った存在として、武田鉄矢の存在は大きいと思うし、「25周年記念」と銘打たれたCDに彼の楽曲がほとんど収録されていないのは致命的かと。
まぁね、「この星のどこかで」を始めとする後期ドラえもんソングが収録されているのは良いんだけどさ、もう一度ドラえもん映画25作全ての主題歌を収録したCDを出してくれないかな?とは思うんだよね。
どうかな?そこのとこ。
あ、そういえば「銀河超特急」の主題歌「私のなかの銀河」と「ねじ巻き都市冒険記」の主題歌「Love is you」はどちらのCDにも収録されてないぞ(^^;
こうなったら、「DORA THE BEST」の再販を頼む他無いのかな?
まぁ、このCD自体、ファンには「買い」だとは思うんだけどね。
※「風のマジカル」が収録されないワケ
84年に公開された映画「ドラえもん のび太の魔界大冒険」の主題歌には本来小泉今日子が歌う「風のマジカル」が付けられていたが、曲自体が期間限定のタイアップだったため、著作権の問題などから、現在ではどの「ドラえもん」CDにも歌付きの「風のマジカル」は収録されていない(ちなみに、映画「のび太の魔界大冒険」のセルソフトには前作の主題歌である岩淵まことの「だからみんなで」が事実上流用されている)
(※この日記に掲載されている「少年期」「天までとどけ」の歌詞は、著作権者の許諾を受けておりません。
著作権者からのご連絡があった場合は、この日記を直ちに削除いたします)
ゴジラ FINAL WARS オリジナル・サウンドトラック
2005年1月14日 音楽
学校が始まると、どうしてもネタが尽きるんだよね、やっぱり。
こう、毎朝単調な毎日が続くので、日記を書く気にもなれなくなってくるのは、致し方ないものか。
んで、そんなこんなで今日は、某ネットショップに注文していた「ゴジラ FINAL WARS オリジナルサウンドトラック」が届いたので、そのレビューを。
とりあえず、ひととおり聞いてみた感想を述べるとう〜ん・・・orz。
サントラとしての出来はあまり宜しくないな。正直。
私は99年の「ゴジラ2000 ミレニアム」の頃から毎年サントラを買い続けてるんだけど、その中でも最低のシロモノかもしれない。残念ながら。
何でこんなこと言うかっていうとね見せ場のシーンの音楽が入ってない!
南極のゴジラと轟天号のバトルシーンの音楽や、メインタイトルが入ってるのはまあ良いとして、ガイガン起動のシーンやゴジラとカイザーギドラのバトルシーンだったり、一連のバトルシーンの音楽が全然収録されてない。これは痛いんじゃないか?
だからね、聞き終わってからどーしても地味な印象しか残らない。
それでも前半はまだ良いんだよ。
さっきも言ったようにメインタイトルのシーンだったり、ラドン、アンギラス、ジラ、キングシーサー、カマキラスの都市破壊シーン、X星人円盤が地球防衛軍本部に飛来するシーンなどの見せ場のシーンが入ってるからまだマシなんだけど、後半の方の曲目はかなりカットされてて、気付いたらエンディングが流れていた。これ、ホントに拍子抜け。
にも関わらず、未使用曲が6曲も入っているという、何だかワケのわからないことをしているんだな。
それで、その未使用曲の中に伊福部先生の「ゴジラのテーマ」と「怪獣大戦争マーチ」のアレンジ曲が入っているんだが、コチラも何ていうか・・・の出来。別にアレンジするのは悪くないんだけどさ、タイトルが「怪獣大戦争マーチ」なのに途中で「メーサーマーチ」(92年「ゴジラVSモスラ」で使用された楽曲)の旋律が流れてくるなど、正直「?」な部分多し。
実際、ネット上でも私と同じような感想を持たれた方がかなりいるようで、通常のサウンドトラックよりも若干値段が安め、ということ以外、魅力の無いサントラだったな、と正直感じてしまった。
別に曲自体は悪くないんだけど、この構成ではねぇ。。。
もうこうなったら、今年の夏に発売されるであろうDVDソフトに、「完全版サウンドトラック」を付属してもらいたい。
それか、もう少し高いお金出すからさぁ、きちんとしたサントラ作ってね。いや、マジで(汗
「ゴジラ FINAL WARS オリジナルサウンドトラック」
音楽:キース・エマーソン、森野宣彦、矢野大介、伊福部昭
ビクターエンターテイメントより発売中。
こう、毎朝単調な毎日が続くので、日記を書く気にもなれなくなってくるのは、致し方ないものか。
んで、そんなこんなで今日は、某ネットショップに注文していた「ゴジラ FINAL WARS オリジナルサウンドトラック」が届いたので、そのレビューを。
<曲目>
ゴジラのテーマ
ザ・キング・オブ・モンスターズ
ザ・ビギニング・オブ・ジ・エンド
マンダ vs 轟天号
マンダ vs 轟天号(パート2)
トレイニング・ファシリティ・ファイト
EDF ミュージアム
インファント・アイランド
ラドン・アタックス・NYC
ジ・アライヴァル
ザ・プルーフ
リヴィール
ハイ・バトル
オペレーション:ファイナル・ウォー
エリア G
リターン・オブ・ザ・キング
レディ・フォー・ランブル
風間の犠牲
バック・イン・アクション
アウェイクン
ファイト・バック
ザ・ライジング
エンディング・タイトル
アウェイクニング G(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))
リスペクト G(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))
ファースト・ミーティング(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))
怪獣大戦争マーチ(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))
クルージング・ザ・シロウストレイタス(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))
ゴジラ・メイン・テーマ(ボーナス・トラック(劇中未使用楽曲))
とりあえず、ひととおり聞いてみた感想を述べるとう〜ん・・・orz。
サントラとしての出来はあまり宜しくないな。正直。
私は99年の「ゴジラ2000 ミレニアム」の頃から毎年サントラを買い続けてるんだけど、その中でも最低のシロモノかもしれない。残念ながら。
何でこんなこと言うかっていうとね見せ場のシーンの音楽が入ってない!
南極のゴジラと轟天号のバトルシーンの音楽や、メインタイトルが入ってるのはまあ良いとして、ガイガン起動のシーンやゴジラとカイザーギドラのバトルシーンだったり、一連のバトルシーンの音楽が全然収録されてない。これは痛いんじゃないか?
だからね、聞き終わってからどーしても地味な印象しか残らない。
それでも前半はまだ良いんだよ。
さっきも言ったようにメインタイトルのシーンだったり、ラドン、アンギラス、ジラ、キングシーサー、カマキラスの都市破壊シーン、X星人円盤が地球防衛軍本部に飛来するシーンなどの見せ場のシーンが入ってるからまだマシなんだけど、後半の方の曲目はかなりカットされてて、気付いたらエンディングが流れていた。これ、ホントに拍子抜け。
にも関わらず、未使用曲が6曲も入っているという、何だかワケのわからないことをしているんだな。
それで、その未使用曲の中に伊福部先生の「ゴジラのテーマ」と「怪獣大戦争マーチ」のアレンジ曲が入っているんだが、コチラも何ていうか・・・の出来。別にアレンジするのは悪くないんだけどさ、タイトルが「怪獣大戦争マーチ」なのに途中で「メーサーマーチ」(92年「ゴジラVSモスラ」で使用された楽曲)の旋律が流れてくるなど、正直「?」な部分多し。
実際、ネット上でも私と同じような感想を持たれた方がかなりいるようで、通常のサウンドトラックよりも若干値段が安め、ということ以外、魅力の無いサントラだったな、と正直感じてしまった。
別に曲自体は悪くないんだけど、この構成ではねぇ。。。
もうこうなったら、今年の夏に発売されるであろうDVDソフトに、「完全版サウンドトラック」を付属してもらいたい。
それか、もう少し高いお金出すからさぁ、きちんとしたサントラ作ってね。いや、マジで(汗
「ゴジラ FINAL WARS オリジナルサウンドトラック」
音楽:キース・エマーソン、森野宣彦、矢野大介、伊福部昭
ビクターエンターテイメントより発売中。
杉田かおる、結婚していた! [日刊スポーツ]
2005年1月13日 時事ニュースクイズ!ヘキサゴン 打倒!紳助スペシャル
2005年1月12日 クイズ・TVネタ魚住りえ恐るべし(^^;
えっと、今回の「クイズ!ヘキサゴン」は、事実上の紳助復帰第1弾の放送となったワケだけど・・・。
やっぱり、この「ヘキサゴン」は情けをかけてはいけない番組なのね、魚住りえ恐るべし。(^^;
えっと、今回の「クイズ!ヘキサゴン」は、事実上の紳助復帰第1弾の放送となったワケだけど・・・。
やっぱり、この「ヘキサゴン」は情けをかけてはいけない番組なのね、魚住りえ恐るべし。(^^;
「ゴジラ FINAL WARS」3回目っ!^^;(ネタバレ)
2005年1月11日 ゴジラ FINAL WARS
えーと、今日から私も学校が始まったワケなんだけど・・・。
だいたい始業式というのは、午前中で学校が終わるものなので、午後の開いた時間を利用して、三度「ゴジラ FINAL WARS」を見てきたのであります。
うんと、今回は3回目なので、いつもと違ってストーリーは割愛。
本編のハナシの前に、ちょっと蛇足的なことを。
最初出かける時から、こりゃ空いてるだろうなぁ、と思って見に行ったのだが、見事に空いていた。
というか、映画館自体ほとんど人がいないんだもの。まぁ、平日なんてこんなモンか。しかも時間帯が昼だしね。
そんな状況だから、ひょっとしたら「貸切状態」になるんじゃないかと思っていたんだが、家族連れが数組、あと私と同じ考え(^^;の中高生や大人が見に来てらっしゃった。
ってなワケで、映画館は静かだったんだけど、それはそれで良いかというとそうでもないんだな、コレが。
やっぱり、映画というのは大衆娯楽だから、大勢で見たほうが楽しめる。例えば笑えるシーンなんかは、他の人の笑い声があるからこそ、笑いの度合いが増すものなのだ(海外の「ピンクパンサー」や「Mr.ビーン」に人の笑い声が録音されているのは、そういう相乗効果を狙ったものかな?と思うんだけど)。
だから、統制官の「やっぱりマグロなんか食ってるようなのはダメだな」に筆頭されるシーンで、笑いがちょこっとしか起こらないのは、何か寂しいんだよな。それでも、見に来てた子供たちが、ミニラの動きを見て笑ったり、素直にアンギラスやラドンの破壊シーンや、ゴジラと怪獣たちの戦いを見て「すごい!」と言っているのを聞いた時は、例え観客が少なくても、嬉しくなってしまったなぁ。
あ、個人的なことはこれぐらいにして、本編についての話を進めていこう。
さすがに3回目になってくると、細かい部分まで見ることが出来るね。
でもその分、やっぱり気になるところが増えてくるのもまた事実かもしれないな。
今回一番気になったのは、何といっても音無杏奈(水野真紀)の扱いかな。別にキャラ的には悪くないし、必要なキャラだとは思うんだ。例えば、自分の番組を利用して、醍醐事務総長(宝田明)に変装したX星人の正体を暴くところなんか、東宝シンデレラの意地、というぐらいに見事な演技だったよね。
でもね、だからなのか、彼女の扱いがちと理不尽にも見えたんだよな。
彼女は物語では途中まで活躍するんだけど、轟天号が出撃した後は、ゴードン大佐(ドン・フライ)から授かったカメラを使って、後世に伝えるために愛犬のキャンディと共に単身取材に出かけ、そのまま画面に出てこない。
んで、全ての戦いが終わった後に、ひょっこりと現れる。コレにはちょっと拍子抜けか。せめて、ゴジラとモンスターXの戦いのシークエンスをカメラで収める彼女のシーンがあっても良かったんじゃないかな?だって、ゴジラが熱線を宇宙へと放った衝撃で、かなりの範囲がクレーターと化したんだよ?しかも、ラストのゴジラとカイザーギドラのバトルで、ビル街は完全に壊滅したワケだから、最後にひょっこり生きてました、ってのはご都合主義っぽくて気になる。
カメラを構えるシーンが一つあるだけで済む問題なのにねぇ・・・。
その上、彼女の場合はまだまだ「?」なシーンが多い。だって、最後にゴードン大佐と恋仲になってしまうんだもの。何で?って思う人も多いハズ。しかも最初から脚を強調して登場するし、彼女の扱いはもう少し何とかならなかったの?とは思うなぁ。
まぁ、気になったのはそれぐらいか。
やっぱり3回目であっても、相変わらずラドンやアンギラスの破壊シーンは「おーっと」いう風に思ったし、ジラが思いっきりゴジラに吹っ飛ばされ、オペラハウスに激突するシーンは、何度見ても爽快感がある。
何ていうか、この映画の最大の武器は飽きないことにあるのかもしれないな、と改めて感じたなぁ。最初からいきなり南極でゴジラと初代轟天号の戦いがあり、往年の人気怪獣がライブで登場し、多くの怪獣の破壊シーンがある。それで、その後ゴジラが復活し、ガイガンをなぎ倒し、迎え撃つX星人の刺客である、ジラ、クモンガ、カマキラス、ラドン&アンギラス&キングシーサー、ヘドラ&エビラを次々となぎ倒していく・・・。
豪華だよね、やっぱし。
また、従来の怪獣映画では単調に成りがちだった人間ドラマを、統制官のキャラをああいう風にコミカルかつ、ブラックなキャラにしたために、上手くストーリーに引き込んでいく。あと、小橋賢児や松尾貴史などの著名人を、実名の役で登場させたのも勝利だと。
確かにね、ヘドラの扱いはどうなのよとか、熊坂教官が息絶えるシーンが、ビジュアルとしていまひとつわかりにくいとか、さらに細かいこと言い出すとキリが無いし、ストーリーがスカスカだという方もいるんだけど、最終的に総合して見ると、過去のゴジラ映画の全てのエッセンスを凝縮した素晴らしい作品だっただろうね。
最後の最後に、こういう作品に出会えたことを、私としては歓迎したい。
ところで、観賞後に本作品の台本を読み返してみたんだけど、かなり人間ドラマでカットしている部分があるね。その一部は最後のエンディングに挿入されているけど、監督曰く「当初は2時間半あった」そうな。
んで、そのシークエンスがカットするにはもったいないシーンばっかりなんだよね。例えば「メガギラス」の時にもカットされた、火事場泥棒のシーンとか、美雪(菊川怜)による轟天号に装備されている「G粒子砲」のシーンだとか。特に「G粒子砲」のシーンは、クライマックスのシーンの伏線になってたから、なおさらもったいない。
こうなったら、後々発売されるDVDにディレクターズカット版を付けて貰いたい。そしたら、絶対買いますよ。東宝さん。
ま、そんなモン付かなくても、どうせ買ってしまうんだろうな、私は(^^;
「ゴジラ FINAL WARS」
製作:富山省吾 脚本:桐山勲・三村渉
音楽:キース・エマーソン 特殊技術:浅田英一 監督:北村龍平
尾崎真一:松岡昌宏 音無美雪:菊川怜
ダグラス・ゴードン:ドン・フライ 風間勝範:ケイン・コスギ
音無杏奈:水野真紀 熊坂:船木誠勝 小美人:長澤まさみ・大塚ちひろ
神宮司八郎:佐原健二 波川玲子:水野久美 田口健太:須賀健太
田口左門:泉谷しげる X星人参謀:北村一輝 同・司令官:伊武雅刀
小室:国村準 醍醐直太郎:宝田明
挿入歌:「WE’RE AII TO BLAME」(歌:SUM41)
全国東宝系にて2005年1月14まで公開中。
だいたい始業式というのは、午前中で学校が終わるものなので、午後の開いた時間を利用して、三度「ゴジラ FINAL WARS」を見てきたのであります。
うんと、今回は3回目なので、いつもと違ってストーリーは割愛。
本編のハナシの前に、ちょっと蛇足的なことを。
最初出かける時から、こりゃ空いてるだろうなぁ、と思って見に行ったのだが、見事に空いていた。
というか、映画館自体ほとんど人がいないんだもの。まぁ、平日なんてこんなモンか。しかも時間帯が昼だしね。
そんな状況だから、ひょっとしたら「貸切状態」になるんじゃないかと思っていたんだが、家族連れが数組、あと私と同じ考え(^^;の中高生や大人が見に来てらっしゃった。
ってなワケで、映画館は静かだったんだけど、それはそれで良いかというとそうでもないんだな、コレが。
やっぱり、映画というのは大衆娯楽だから、大勢で見たほうが楽しめる。例えば笑えるシーンなんかは、他の人の笑い声があるからこそ、笑いの度合いが増すものなのだ(海外の「ピンクパンサー」や「Mr.ビーン」に人の笑い声が録音されているのは、そういう相乗効果を狙ったものかな?と思うんだけど)。
だから、統制官の「やっぱりマグロなんか食ってるようなのはダメだな」に筆頭されるシーンで、笑いがちょこっとしか起こらないのは、何か寂しいんだよな。それでも、見に来てた子供たちが、ミニラの動きを見て笑ったり、素直にアンギラスやラドンの破壊シーンや、ゴジラと怪獣たちの戦いを見て「すごい!」と言っているのを聞いた時は、例え観客が少なくても、嬉しくなってしまったなぁ。
あ、個人的なことはこれぐらいにして、本編についての話を進めていこう。
さすがに3回目になってくると、細かい部分まで見ることが出来るね。
でもその分、やっぱり気になるところが増えてくるのもまた事実かもしれないな。
今回一番気になったのは、何といっても音無杏奈(水野真紀)の扱いかな。別にキャラ的には悪くないし、必要なキャラだとは思うんだ。例えば、自分の番組を利用して、醍醐事務総長(宝田明)に変装したX星人の正体を暴くところなんか、東宝シンデレラの意地、というぐらいに見事な演技だったよね。
でもね、だからなのか、彼女の扱いがちと理不尽にも見えたんだよな。
彼女は物語では途中まで活躍するんだけど、轟天号が出撃した後は、ゴードン大佐(ドン・フライ)から授かったカメラを使って、後世に伝えるために愛犬のキャンディと共に単身取材に出かけ、そのまま画面に出てこない。
んで、全ての戦いが終わった後に、ひょっこりと現れる。コレにはちょっと拍子抜けか。せめて、ゴジラとモンスターXの戦いのシークエンスをカメラで収める彼女のシーンがあっても良かったんじゃないかな?だって、ゴジラが熱線を宇宙へと放った衝撃で、かなりの範囲がクレーターと化したんだよ?しかも、ラストのゴジラとカイザーギドラのバトルで、ビル街は完全に壊滅したワケだから、最後にひょっこり生きてました、ってのはご都合主義っぽくて気になる。
カメラを構えるシーンが一つあるだけで済む問題なのにねぇ・・・。
その上、彼女の場合はまだまだ「?」なシーンが多い。だって、最後にゴードン大佐と恋仲になってしまうんだもの。何で?って思う人も多いハズ。しかも最初から脚を強調して登場するし、彼女の扱いはもう少し何とかならなかったの?とは思うなぁ。
まぁ、気になったのはそれぐらいか。
やっぱり3回目であっても、相変わらずラドンやアンギラスの破壊シーンは「おーっと」いう風に思ったし、ジラが思いっきりゴジラに吹っ飛ばされ、オペラハウスに激突するシーンは、何度見ても爽快感がある。
何ていうか、この映画の最大の武器は飽きないことにあるのかもしれないな、と改めて感じたなぁ。最初からいきなり南極でゴジラと初代轟天号の戦いがあり、往年の人気怪獣がライブで登場し、多くの怪獣の破壊シーンがある。それで、その後ゴジラが復活し、ガイガンをなぎ倒し、迎え撃つX星人の刺客である、ジラ、クモンガ、カマキラス、ラドン&アンギラス&キングシーサー、ヘドラ&エビラを次々となぎ倒していく・・・。
豪華だよね、やっぱし。
また、従来の怪獣映画では単調に成りがちだった人間ドラマを、統制官のキャラをああいう風にコミカルかつ、ブラックなキャラにしたために、上手くストーリーに引き込んでいく。あと、小橋賢児や松尾貴史などの著名人を、実名の役で登場させたのも勝利だと。
確かにね、ヘドラの扱いはどうなのよとか、熊坂教官が息絶えるシーンが、ビジュアルとしていまひとつわかりにくいとか、さらに細かいこと言い出すとキリが無いし、ストーリーがスカスカだという方もいるんだけど、最終的に総合して見ると、過去のゴジラ映画の全てのエッセンスを凝縮した素晴らしい作品だっただろうね。
最後の最後に、こういう作品に出会えたことを、私としては歓迎したい。
ところで、観賞後に本作品の台本を読み返してみたんだけど、かなり人間ドラマでカットしている部分があるね。その一部は最後のエンディングに挿入されているけど、監督曰く「当初は2時間半あった」そうな。
んで、そのシークエンスがカットするにはもったいないシーンばっかりなんだよね。例えば「メガギラス」の時にもカットされた、火事場泥棒のシーンとか、美雪(菊川怜)による轟天号に装備されている「G粒子砲」のシーンだとか。特に「G粒子砲」のシーンは、クライマックスのシーンの伏線になってたから、なおさらもったいない。
こうなったら、後々発売されるDVDにディレクターズカット版を付けて貰いたい。そしたら、絶対買いますよ。東宝さん。
ま、そんなモン付かなくても、どうせ買ってしまうんだろうな、私は(^^;
「ゴジラ FINAL WARS」
製作:富山省吾 脚本:桐山勲・三村渉
音楽:キース・エマーソン 特殊技術:浅田英一 監督:北村龍平
尾崎真一:松岡昌宏 音無美雪:菊川怜
ダグラス・ゴードン:ドン・フライ 風間勝範:ケイン・コスギ
音無杏奈:水野真紀 熊坂:船木誠勝 小美人:長澤まさみ・大塚ちひろ
神宮司八郎:佐原健二 波川玲子:水野久美 田口健太:須賀健太
田口左門:泉谷しげる X星人参謀:北村一輝 同・司令官:伊武雅刀
小室:国村準 醍醐直太郎:宝田明
挿入歌:「WE’RE AII TO BLAME」(歌:SUM41)
全国東宝系にて2005年1月14まで公開中。
「ハウルの動く城」感想(ネタバレ)
2005年1月9日 映画
えっと(^^;
当初の予定では、ハシゴして映画見るつもりだったんだけど、結局1本だけになってしまったです、ハイ。
んで、今日のハナシは本日鑑賞した「ハウルの動く城」のレビュー。
(※「ハウルの動く城」公式HP http://www.howl-movie.com/より抜粋)
11月20日に公開されて以来、記録的な快進撃を続けている「ハウルの動く城」。観客動員数は先頃1000万人を越し、「千と千尋の神隠し」の記録を超えるのも時間の問題だといわれている。
さて、そんなこんなでやっとこさこの作品を見ることが出来た。
それで、まず率直な感想。
まぁ、素直に面白いかな、というカンジかな。
ただね、個人的にはジブリ作品はやっぱり80年代の頃のものの方が良かったかな、とは思うなぁ。
何ていうか、何度も繰り返して見たいとは思わなかった。「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」は末永く楽しめる印象があるんだけど、これはそれとはちょっと違うな、とは感じたね。
ただそう思った原因は、やっぱり前情報を聞いた時の違和感から来ているのかも知れない。
だってさ、声優人が悪い意味で濃すぎ。
主人公のハウルに木村拓哉、ヒロイン・ソフィーに倍賞千恵子、そして荒地の魔女役に美輪明宏。みなさんTVやドラマの印象が強すぎて、アニメの声優には不向きだと思ったんだよな。実際、映画本編を見てる時も、彼ら本人の顔が浮かんできてしまったんだよね、どうしても。特に倍賞さんは「男はつらいよ」のさくらの顔ばかりが浮かんでしまう(まぁ、さくらが浮かぶ方は少数派だろうけど^^;)。確かに、一歩譲って考えると、荒地の魔女のデザインが美輪さんに良く似ていたので、美輪さんに関しては思ったより違和感は無かったな。「おもひでぽろぽろ」の時に吹き替えをやっていた柳場敏郎さんも、キャラのデザイン自体が本人に似ていたので、違和感は無かった。この辺りは成功かな、とは思う。
ただね、倍賞さんに関してはムリがありすぎなんだな。最初の少女時代からおばあちゃんに変身するまで、全部倍賞さんがソフィーの声を演じているんだもの。さすがに役者の意地、というか、少女の時の声とおばあちゃんの声を変えて演じてはいるが、倍賞さんに関してはミスキャストとまでは言わないものの、少女時代のソフィーの声は別の声優さんに演じてもらうべきだったのではないだろうか。
一方のストーリーの方だけど、こっちはさすがジブリというカンジ。
脚本はホントによく練られている。細かい矛盾点はほとんど気にならないし、そもそもアラなんてものが無い。というか、脚本にアラがないことは当たり前なんだけど、映画の脚本というのはどうしてもアラが出てきてしまうんだな。だから、アラが無いって言うのは偉業と言っていいんじゃない?
あと、キャラクターに魅力があるのがイイ。
個人的には神木隆之助くんが演じているマルクルがお気に入り。(^^;「待たれよ」の台詞なんかはなかなか可愛かった。あ、あと「火の悪魔」ことカルシファーか。あーいう、キャラクターって何かイイ。
あ、そういえば「夕刊フジ」には、『となりのトトロ』や千尋に出てくるようなかわいいキャラクターもいないと書かれていたが、おやおや、充分いるじゃないか。
ただね、確かにいろんなところで言われているように、ストーリーの難解さはあるね。
結構わかりにくい部分があったのも事実だとは思うんだな。ソフィーがいつのまにかおばあちゃんから少女に戻ってたり、母親が老婆になったソフィーを一発でわかる上に、ソフィーを裏切っていたりするのに、後で何故そうしたのかという説明がないなどわかりにくい部分が結構多い。結局、ハウルが何者だったのかも、よーく考えてみなければわからないので、わかりやすさというものは欠けていた。要するに、脚本にアラは無いとは書いたものの、説明不足が目立ったのも、また事実だったかもしれないかな。
何より、原作を読まないとストーリーを全て理解出来ない、というのは、この作品最大の欠点だろう。やっぱし。
だから100%満足したとはいえないし、行き詰まり感があったことも否めない。これはもう、次回作に期待するしかないのかもしれないな。
とはいっても、出来としてはまずまずかな、とは思う。
最終的には面白かったと言えるだろうしね。(^。^)y-.。o○
「ハウルの動く城」
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(「魔法使いと火の悪魔」より)
脚本:宮崎駿 音楽:久石譲 監督:宮崎駿
ハウル:木村拓哉 ソフィー:倍賞千恵子
荒地の魔女:美輪明宏 カルシファー:我修院達也 マルクル:神木隆之助
ヒン:原田大二郎 サリマン:加藤治子
主題歌:「世界の約束」(作詞:谷川俊太郎 作曲:木村弓 歌:倍賞千恵子)
全国東宝系で公開中。
当初の予定では、ハシゴして映画見るつもりだったんだけど、結局1本だけになってしまったです、ハイ。
んで、今日のハナシは本日鑑賞した「ハウルの動く城」のレビュー。
愛国主義全盛の時代。王国の兵士たちが今まさに、戦地に赴こうとしている。銃には花が飾られ、歓呼の中を行進する兵士たち。荒地には、美女の心臓をとって喰らうという魔法使い、ハウルの動く城まで現れた。
そんな町から離れて歩く、ひとりの少女がいた。主人公ソフィーは18才。荒地の裾野に広がる町で生まれ育ち、亡き父の残した帽子屋を切り盛りしている。妹のレティーは八方美人で人当たりも良く、街一番のカフェ、チェザーリの看板娘。ソフィーは妹に言われる。「本当に帽子屋になりたいの?」でも、生真面目なソフィーはコツコツと働くしかない。たまにひとりになると、自分が本当になにをやりたいのか、考えてしまう娘だった。
ソフィーはある日、街で美貌の青年・ハウルと出会う。何かに追われているらしい青年は、ソフィーと共に天へ舞い上がったかと思うと、束の間の空中散歩にいざなう。夢のような出来事に心を奪われるソフィー。しかしその夜、ソフィーは、荒地の魔女と名乗る魔女に呪いをかけられ、90才のおばあちゃんに姿を変えられてしまう。
このままでは家にはいられない!ソフィーは荷物をまとめ、人里離れた荒地を目指し、ハウルの動く城に潜り込むのだが……。
(※「ハウルの動く城」公式HP http://www.howl-movie.com/より抜粋)
11月20日に公開されて以来、記録的な快進撃を続けている「ハウルの動く城」。観客動員数は先頃1000万人を越し、「千と千尋の神隠し」の記録を超えるのも時間の問題だといわれている。
さて、そんなこんなでやっとこさこの作品を見ることが出来た。
それで、まず率直な感想。
まぁ、素直に面白いかな、というカンジかな。
ただね、個人的にはジブリ作品はやっぱり80年代の頃のものの方が良かったかな、とは思うなぁ。
何ていうか、何度も繰り返して見たいとは思わなかった。「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」は末永く楽しめる印象があるんだけど、これはそれとはちょっと違うな、とは感じたね。
ただそう思った原因は、やっぱり前情報を聞いた時の違和感から来ているのかも知れない。
だってさ、声優人が悪い意味で濃すぎ。
主人公のハウルに木村拓哉、ヒロイン・ソフィーに倍賞千恵子、そして荒地の魔女役に美輪明宏。みなさんTVやドラマの印象が強すぎて、アニメの声優には不向きだと思ったんだよな。実際、映画本編を見てる時も、彼ら本人の顔が浮かんできてしまったんだよね、どうしても。特に倍賞さんは「男はつらいよ」のさくらの顔ばかりが浮かんでしまう(まぁ、さくらが浮かぶ方は少数派だろうけど^^;)。確かに、一歩譲って考えると、荒地の魔女のデザインが美輪さんに良く似ていたので、美輪さんに関しては思ったより違和感は無かったな。「おもひでぽろぽろ」の時に吹き替えをやっていた柳場敏郎さんも、キャラのデザイン自体が本人に似ていたので、違和感は無かった。この辺りは成功かな、とは思う。
ただね、倍賞さんに関してはムリがありすぎなんだな。最初の少女時代からおばあちゃんに変身するまで、全部倍賞さんがソフィーの声を演じているんだもの。さすがに役者の意地、というか、少女の時の声とおばあちゃんの声を変えて演じてはいるが、倍賞さんに関してはミスキャストとまでは言わないものの、少女時代のソフィーの声は別の声優さんに演じてもらうべきだったのではないだろうか。
一方のストーリーの方だけど、こっちはさすがジブリというカンジ。
脚本はホントによく練られている。細かい矛盾点はほとんど気にならないし、そもそもアラなんてものが無い。というか、脚本にアラがないことは当たり前なんだけど、映画の脚本というのはどうしてもアラが出てきてしまうんだな。だから、アラが無いって言うのは偉業と言っていいんじゃない?
あと、キャラクターに魅力があるのがイイ。
個人的には神木隆之助くんが演じているマルクルがお気に入り。(^^;「待たれよ」の台詞なんかはなかなか可愛かった。あ、あと「火の悪魔」ことカルシファーか。あーいう、キャラクターって何かイイ。
あ、そういえば「夕刊フジ」には、『となりのトトロ』や千尋に出てくるようなかわいいキャラクターもいないと書かれていたが、おやおや、充分いるじゃないか。
ただね、確かにいろんなところで言われているように、ストーリーの難解さはあるね。
結構わかりにくい部分があったのも事実だとは思うんだな。ソフィーがいつのまにかおばあちゃんから少女に戻ってたり、母親が老婆になったソフィーを一発でわかる上に、ソフィーを裏切っていたりするのに、後で何故そうしたのかという説明がないなどわかりにくい部分が結構多い。結局、ハウルが何者だったのかも、よーく考えてみなければわからないので、わかりやすさというものは欠けていた。要するに、脚本にアラは無いとは書いたものの、説明不足が目立ったのも、また事実だったかもしれないかな。
何より、原作を読まないとストーリーを全て理解出来ない、というのは、この作品最大の欠点だろう。やっぱし。
だから100%満足したとはいえないし、行き詰まり感があったことも否めない。これはもう、次回作に期待するしかないのかもしれないな。
とはいっても、出来としてはまずまずかな、とは思う。
最終的には面白かったと言えるだろうしね。(^。^)y-.。o○
「ハウルの動く城」
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(「魔法使いと火の悪魔」より)
脚本:宮崎駿 音楽:久石譲 監督:宮崎駿
ハウル:木村拓哉 ソフィー:倍賞千恵子
荒地の魔女:美輪明宏 カルシファー:我修院達也 マルクル:神木隆之助
ヒン:原田大二郎 サリマン:加藤治子
主題歌:「世界の約束」(作詞:谷川俊太郎 作曲:木村弓 歌:倍賞千恵子)
全国東宝系で公開中。
ハウルの動く城に海賊版
2005年1月8日 時事ニュース
ふーん、随分とセコいコトをする人がいるのね。
まぁ、昔から人気のキャラクターや映画を使って、裏で儲けるなんてことはあったからねぇ。そのはしりか。
・・・って、のんきなこと言ってる場合ではないんだよな。これは立派な犯罪なんだから。
にも関わらず、法律大国アメリカにおいても、こんなことがされているから驚きだよね。
何のことかといえば、米・連邦通信委員会のHPのことなんだな。
既にYAHOO!のエンタメ記事に掲載されている
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041228-00000161-kyodo-ent)から、ご存知の方も多いだろうね。何とあの「ドラえもん」が、こともあろうに連邦通信委員会のHP
(http://www.fcc.gov/)のキッズページ
(http://www.fcc.gov/cgb/kidszone/)に姿を現しているのだ。
全く、セコいことを考える脳みそってのは、万国共通なのかね。
あ、まぁ要するに何が言いたいかっていうと悪いことはやめましょうってこと。
んで、明日は海賊版が出回っている、その「ハウルの動く城」を他の映画とハシゴして見てきますです、ハイ。
えっと、つまり、今までのハナシはこれを言うためだけの伏線だったんだな(爆
まぁ、昔から人気のキャラクターや映画を使って、裏で儲けるなんてことはあったからねぇ。そのはしりか。
・・・って、のんきなこと言ってる場合ではないんだよな。これは立派な犯罪なんだから。
にも関わらず、法律大国アメリカにおいても、こんなことがされているから驚きだよね。
何のことかといえば、米・連邦通信委員会のHPのことなんだな。
既にYAHOO!のエンタメ記事に掲載されている
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041228-00000161-kyodo-ent)から、ご存知の方も多いだろうね。何とあの「ドラえもん」が、こともあろうに連邦通信委員会のHP
(http://www.fcc.gov/)のキッズページ
(http://www.fcc.gov/cgb/kidszone/)に姿を現しているのだ。
全く、セコいことを考える脳みそってのは、万国共通なのかね。
あ、まぁ要するに何が言いたいかっていうと悪いことはやめましょうってこと。
んで、明日は海賊版が出回っている、その「ハウルの動く城」を他の映画とハシゴして見てきますです、ハイ。
えっと、つまり、今までのハナシはこれを言うためだけの伏線だったんだな(爆
新春最初の「ドラえもん」
2005年1月7日 ドラえもん
やっぱりエンディングはアレのままか・・・orz
何ていうか、期待した私が馬鹿だったね(^^;
それにしても、もう「ぼくドラえもん2112」をブラウン管で聞くコトは出来ないのかなァ?
以上、ファンのわがままでした。
何ていうか、期待した私が馬鹿だったね(^^;
それにしても、もう「ぼくドラえもん2112」をブラウン管で聞くコトは出来ないのかなァ?
以上、ファンのわがままでした。
「カンフー・ハッスル」感想(ネタバレ)
2005年1月5日 映画
正月休みもそろそろ大詰め。
今日は友人3人と共に見てきましたよ。「カンフー・ハッスル」を。
(※YAHOO!ムービー http://movies.yahoo.co.jp/より抜粋)
う〜ん、個人的にはダメだな。この映画。
何ていうか、全くもって肌に合わない。コレ。
見る前はチャウ・シンチー監督の前作「少林サッカー」を見ていなかったから、そのイメージとダブらないで楽しめるだろう、と期待していたが、期待するんじゃなかったな。まったく。
これは怪獣映画でも味わったことがあるんだけど、映画ってあんまり期待してみると、いともカンタンに裏切られるんだよな。特にこの「カンフーハッスル」は、吹き替え版の主役の声を担当している山寺宏一さんのナレーションによるTVスポットの「ありえねー」の台詞が印象的だったので、久々に良い意味での馬鹿映画が見られる、と期待してたんだけどね・・・。
何がどうダメだったかというとさ、人がどんどん死んでいくのがどうもいただけなかった。しかも、その殺し方が残酷なんだよな。だって斧で叩き殺すんだもの。どっかの妖怪か、ってんだ。これだったらいっそのこと銃で撃ち殺せよな、って見てる間ずっと思ってた。銃で撃ち殺すんだったら、血が吹き出すシーンだったり、倒れ方だったりして俗に言う「殺しの美学」を披露出来て、ビジュアル的にも美しいものが出来上がるんだよな(もちろん「映画」として、だからね。念のため)。でも、斧を武器に戦うってのは、いくらなんでもちょっと・・・。しかも、斧で殺された後の人間の体が(ほんのちょっとだけど)映されるっていう描写は、私個人としては見るに耐えなかったなぁ。何ていうか。
あと、あの変な三味線の二人が繰り出す刀で、猫の体が真っ二つになるシーンなんかは最悪だな。このシーン、猫自体は写してないんだけど、影で猫の体が切れているのがわかるから、余計に生々しい。
おっと、最初から悪いコトを書いてしまったが、別にこういう「お馬鹿映画」は嫌いではないんだよ。
従来のように、中途半端なお馬鹿映画になるより、こういう風に最初から「お馬鹿映画を作ろう」っていう意気込みで作ってる映画のほうが見ていて心地が良いってのは事実だとは思うんだ。だから、バトルシーンで繰り広げられる、過剰なリアクションだったり、破壊シーンは爽快感を得られて良かったかな、とは感じた。寧ろどちらかといえば、最新のCG技術を使用したバーの破壊シーンだったり、ラストのビル吹き飛ばしシーンなんかはハリウッドやなんかにも負けないクオリティでなかなか。
特撮意外でも、脚本的にはしっかりしているし、主人公のキャラクターも悪くない。ああいう風に、悪人になろうとしても成りきれないキャラクター設定というのは好感が持てるなぁ。まぁ、何だか昔どっかで見たような設定ではあるけど、途中にきちんと伏線があったりして登場人物のキャラはイイ。寮の大家の二人が実はカンフーの達人だった、なんていうのは意外性があって驚かされたしね。
でも、全体的にはどーしてもグロさが目立つんだよな。特に前半からそういうグロいシーンが続くし。笑いのシーンもあるけれど、こう、腹の底から笑えたシーンってのは無かった。TVスポットを見る限りでは、爆笑シーンが満載だと予想していたんだけど、実際のところは全然。映画館の観客の方々も、決して爆笑はせずにクスっと笑う程度だったなぁ。
あ、そうそう映画館の観客といえば、この映画の観客は何故か小さな子供たちが多かったんだよね。ぶっちゃけ、「ゴジラ」よりも年齢層が低かったのは驚き。見る限りでは別に子供向けでは無いんだよなぁ。確かに子供が見て退屈する映画では無いと思うけど、ちょっと疑問だったな。個人的には。
こういうコトを言うと、様々な議論を呼びそうだけど、私個人としては知り合いの子供たちにこの映画を見せたいとは思わないなぁ・・・。
ってなことで、この「カンフーハッスル」。私的にはイマイチ。何でかなぁって考えてみたんだけど、それはやっぱり、幼い頃から「ドラえもん」で育ってきたからなのかなァ、って思うんだよね。
あ、最後に一つ。
エンディングクレジットには日本語吹き替え版の出演者たちの名前が当然テロップで表示されるんだけど、山寺宏一さんや屋良有作さん、山口勝平さんなど名だたる方たちに紛れて蝶ネクタイこと軽部真一アナとアヤパンこと高島彩アナが出てたのには驚き。
一体、ドコに出てたんだろうね?
「カンフーハッスル」
監督・製作・脚本:チャウ・シンチー
製作総指揮:ビル・ボーデン/デヴィッド・ハン/ジャオ・ハイチェン
脚本:ツァン・カンチョン/チャン・マンキョン 音楽:レイモンド・ウォン
出演:チャウ・シンチー/ユン・ワー/ユン・チウ/ブルース・リャン
日本語吹き替え版主題歌:nobnady knows+
ソニー・ピクチャーズ系列にて絶賛公開中
今日は友人3人と共に見てきましたよ。「カンフー・ハッスル」を。
冷酷無情なギャング団“斧頭会”のメンバーを目指すシン(チャウ・シンチー)とその相棒(ラム・ジーチョン)は、貧困地区の豚小屋砦で小金を騙し取ろうとするが……。
(※YAHOO!ムービー http://movies.yahoo.co.jp/より抜粋)
う〜ん、個人的にはダメだな。この映画。
何ていうか、全くもって肌に合わない。コレ。
見る前はチャウ・シンチー監督の前作「少林サッカー」を見ていなかったから、そのイメージとダブらないで楽しめるだろう、と期待していたが、期待するんじゃなかったな。まったく。
これは怪獣映画でも味わったことがあるんだけど、映画ってあんまり期待してみると、いともカンタンに裏切られるんだよな。特にこの「カンフーハッスル」は、吹き替え版の主役の声を担当している山寺宏一さんのナレーションによるTVスポットの「ありえねー」の台詞が印象的だったので、久々に良い意味での馬鹿映画が見られる、と期待してたんだけどね・・・。
何がどうダメだったかというとさ、人がどんどん死んでいくのがどうもいただけなかった。しかも、その殺し方が残酷なんだよな。だって斧で叩き殺すんだもの。どっかの妖怪か、ってんだ。これだったらいっそのこと銃で撃ち殺せよな、って見てる間ずっと思ってた。銃で撃ち殺すんだったら、血が吹き出すシーンだったり、倒れ方だったりして俗に言う「殺しの美学」を披露出来て、ビジュアル的にも美しいものが出来上がるんだよな(もちろん「映画」として、だからね。念のため)。でも、斧を武器に戦うってのは、いくらなんでもちょっと・・・。しかも、斧で殺された後の人間の体が(ほんのちょっとだけど)映されるっていう描写は、私個人としては見るに耐えなかったなぁ。何ていうか。
あと、あの変な三味線の二人が繰り出す刀で、猫の体が真っ二つになるシーンなんかは最悪だな。このシーン、猫自体は写してないんだけど、影で猫の体が切れているのがわかるから、余計に生々しい。
おっと、最初から悪いコトを書いてしまったが、別にこういう「お馬鹿映画」は嫌いではないんだよ。
従来のように、中途半端なお馬鹿映画になるより、こういう風に最初から「お馬鹿映画を作ろう」っていう意気込みで作ってる映画のほうが見ていて心地が良いってのは事実だとは思うんだ。だから、バトルシーンで繰り広げられる、過剰なリアクションだったり、破壊シーンは爽快感を得られて良かったかな、とは感じた。寧ろどちらかといえば、最新のCG技術を使用したバーの破壊シーンだったり、ラストのビル吹き飛ばしシーンなんかはハリウッドやなんかにも負けないクオリティでなかなか。
特撮意外でも、脚本的にはしっかりしているし、主人公のキャラクターも悪くない。ああいう風に、悪人になろうとしても成りきれないキャラクター設定というのは好感が持てるなぁ。まぁ、何だか昔どっかで見たような設定ではあるけど、途中にきちんと伏線があったりして登場人物のキャラはイイ。寮の大家の二人が実はカンフーの達人だった、なんていうのは意外性があって驚かされたしね。
でも、全体的にはどーしてもグロさが目立つんだよな。特に前半からそういうグロいシーンが続くし。笑いのシーンもあるけれど、こう、腹の底から笑えたシーンってのは無かった。TVスポットを見る限りでは、爆笑シーンが満載だと予想していたんだけど、実際のところは全然。映画館の観客の方々も、決して爆笑はせずにクスっと笑う程度だったなぁ。
あ、そうそう映画館の観客といえば、この映画の観客は何故か小さな子供たちが多かったんだよね。ぶっちゃけ、「ゴジラ」よりも年齢層が低かったのは驚き。見る限りでは別に子供向けでは無いんだよなぁ。確かに子供が見て退屈する映画では無いと思うけど、ちょっと疑問だったな。個人的には。
こういうコトを言うと、様々な議論を呼びそうだけど、私個人としては知り合いの子供たちにこの映画を見せたいとは思わないなぁ・・・。
ってなことで、この「カンフーハッスル」。私的にはイマイチ。何でかなぁって考えてみたんだけど、それはやっぱり、幼い頃から「ドラえもん」で育ってきたからなのかなァ、って思うんだよね。
あ、最後に一つ。
エンディングクレジットには日本語吹き替え版の出演者たちの名前が当然テロップで表示されるんだけど、山寺宏一さんや屋良有作さん、山口勝平さんなど名だたる方たちに紛れて蝶ネクタイこと軽部真一アナとアヤパンこと高島彩アナが出てたのには驚き。
一体、ドコに出てたんだろうね?
「カンフーハッスル」
監督・製作・脚本:チャウ・シンチー
製作総指揮:ビル・ボーデン/デヴィッド・ハン/ジャオ・ハイチェン
脚本:ツァン・カンチョン/チャン・マンキョン 音楽:レイモンド・ウォン
出演:チャウ・シンチー/ユン・ワー/ユン・チウ/ブルース・リャン
日本語吹き替え版主題歌:nobnady knows+
ソニー・ピクチャーズ系列にて絶賛公開中
正月休みを利用してもう一度見てまいりました。「ゴジラ FINAL WARS」。前回の感想はあまりにもまとまりが無い文章になってしまったので、今回はもう少しまとまりのある感想を。
二度目の鑑賞というものは、いろんな意味で落ち着いて作品を見ることが出来るモンである。例えば、気になっていたところをじっくり考えて見ることも出来るし、一度目の鑑賞では見逃してしまった部分などを、改めて確認することも出来る。
そんなこんなで、改めてこの「ゴジラ FINAL WARS」を見てみたんだけれど、二度目でもなかなか面白い映画だと思った。
二度目だからストーリーは全部把握出来てるんだけれど、特撮シーンは何度見ても凄いの一言。やっぱり映画はDVDで見るより大スクリーンで見た方が良いと改めて実感させられた。その中でも、2回目の鑑賞ながら引き付けられたのは、やはりシドニーでのゴジラ対ジラの戦いのシークエンス。劇中では、ゴジラが尻尾の一振りでジラをオペラハウスにふっ飛ばし、熱線で瞬殺するのだが、バックにかかるSUM41の曲と相まってかなり盛り上がる。
あ、そのSUM41の曲なんだけど、「挿入歌」と銘打っているワリには、劇中で一回しか使われてなかったね(^^; 最初はゴジラ映画に合うかどうか心配だったSUM41の曲だけど、意外とマッチしていて良かったのに残念だ。ただ後で考えてみると、ゴジラ対ジラのシーン以外に相応の場所が無かったのも事実か。あ、あと意外にも評判の悪いキース・エマーソンの音楽だけど、個人的には良かったね。まぁ、伊福部先生を越えられたかと聞かれると微妙ではあるが。
その他のバトルシーンだと、やっぱり最終決戦のゴジラ対カイザーギドラのシーンか?あ、えっと、カイザーギドラのことってもう言っちゃっても良いんだよね?確か公開まで存在はシークレットだったハズなんだけど、大晦日のTVスポットにはカイザーギドラのシーンが挿入されてたんだけど、どうなの東宝さん?(^−^; んで、そのカイザーギドラの着ぐるみがまたでかいんだな。軽くゴジラの2倍はあると思うんだけど、それがゴジラを全重量で踏みつけるシーンは迫力満点だよね。
でもね、ちょっと気になったのがゴジラと他の怪獣の絡み。初見の時はあんまり気にならなかったんだけど、ゴジラとクモンガ、カマキラス、エビラ、ヘドラのバトルシーンがあまりにも短かったカンジがしたなぁ。まぁ、その分クモンガとカマキラスのバトルシーンは印象に残ったけど、ヘドラはあんまりにもあっけなさ過ぎ。冒頭の怪獣大暴れシーンで、ロンドン辺りに出現させて暴れさせても良かったんじゃない?
ところで、本来怪獣バトルが主軸の「ゴジラ FINAL WARS」なんだけど、人間アクションが結構長かったような気がする。尾崎(松岡昌宏)や風間(ケイン・コスギ)のバイクアクションや、X星人参謀(北村一輝)の格闘シーンは北村監督の演出も相まって素晴らしい出来だけど、やたら長いのも考え物か。確かにこれだけキャラが多いのによくまとめたよな、ってカンジもするし、ダグラス・ゴードン(ドン・フライ)の日本刀さばきがあまりにもカッコよかったので別に良しだけど。
最後にエンディングのお話。
エンディングはこの作品の名場面が次々と映し出される構成になってるんだけど、結構コレが見所かもしんない。
例えば、劇中ではほとんど見せ場のなかったヘドラの東京破壊シーンがあったり、劇中に登場するアメリカの子供(アンギラスのソフビを持ちながらTVに映るアンギラスを見て「本物のアンギラスだ」というあの子)の周りにちらかっているソフビ人形は、今作品で登場することの出来なかったゴジラ映画の歴大怪獣が全ているらしい。また、作品ではカットされた、尾崎が懲罰房の護衛兵を手刀で殴り倒して、ゴードンに会いに行くシーンが挿入されていたりと、なかなか面白い。
もしこれから「ゴジラ FINAL WARS」を見に行く方がいたら、絶対にエンドロールが始まっても席を立たないで欲しいな。
まぁ、実際のところ、エンドロールが始まっても誰も席を立っていなかったけど。
ということで、今回も大満足の「ゴジラ FINAL WARS」鑑賞記でした。
「ゴジラ FINAL WARS」
製作:富山省吾 脚本:桐山勲・三村渉
音楽:キース・エマーソン 特殊技術:浅田英一 監督:北村龍平
尾崎真一:松岡昌宏 音無美雪:菊川怜
ダグラス・ゴードン:ドン・フライ 風間勝範:ケイン・コスギ
音無杏奈:水野真紀 熊坂:船木誠勝 小美人:長澤まさみ・大塚ちひろ
神宮司八郎:佐原健二 波川玲子:水野久美 田口健太:須賀健太
田口左門:泉谷しげる X星人参謀:北村一輝 同・司令官:伊武雅刀
小室:国村準 醍醐直太郎:宝田明
挿入歌:「WE’RE AII TO BLAME」(歌:SUM41)
全国東宝系にて2005年1月14まで公開中。
度重なる戦争と核実験は、眠っていた巨大怪獣を呼び覚ましてしまった。それに対抗するため、人類は地球防衛軍を設立。また同時に、特殊人類・ミュータントを集めた、対怪獣用防衛組織「M機関」を組織した。
そんな中、北海道沖で巨大怪獣のミイラが発見され、防衛博物館に運ばれる。調査に向かった分子生物学者音無美雪(菊川怜)と、M機関のミュータント兵・尾崎真一(松岡昌宏)は、インファント島の小美人から、ミイラ怪獣が1万2000年前にモスラと戦ったガイガンであると知らされる。
そしてその時、世界中に突如巨大怪獣が現れた。ニューヨークにラドン、上海にアンギラス、パリにカマキラス、アリゾナにクモンガ、沖縄にキングシーサー、さらにシドニーにはトカゲに似た巨大生物が現れた。その巨大怪獣の数に、防戦一方となる地球防衛軍。
だが突然現れた円盤が光線で怪獣たちを消滅させた。怪獣たちを消滅させたのは、x星人と名乗る異星人だった。彼らは地球に友好を求めるが、彼らの思惑を知った美雪の姉・杏奈(水野真紀)がX星人の正体を明かす。
遂に本性を表したX星人は世界中に怪獣たちを投下。破壊の限りを尽くす。
もはや、X星人によって地球は滅びてしまうのか?
しかし、万能戦艦・轟天号の艦長、ゴードン(ドン・フライ)はある作戦を思いついた。それは、南極に眠るゴジラを目覚めさせることだった。
今、人類の希望を担ったファイナル・ウォーズが始まる!
二度目の鑑賞というものは、いろんな意味で落ち着いて作品を見ることが出来るモンである。例えば、気になっていたところをじっくり考えて見ることも出来るし、一度目の鑑賞では見逃してしまった部分などを、改めて確認することも出来る。
そんなこんなで、改めてこの「ゴジラ FINAL WARS」を見てみたんだけれど、二度目でもなかなか面白い映画だと思った。
二度目だからストーリーは全部把握出来てるんだけれど、特撮シーンは何度見ても凄いの一言。やっぱり映画はDVDで見るより大スクリーンで見た方が良いと改めて実感させられた。その中でも、2回目の鑑賞ながら引き付けられたのは、やはりシドニーでのゴジラ対ジラの戦いのシークエンス。劇中では、ゴジラが尻尾の一振りでジラをオペラハウスにふっ飛ばし、熱線で瞬殺するのだが、バックにかかるSUM41の曲と相まってかなり盛り上がる。
あ、そのSUM41の曲なんだけど、「挿入歌」と銘打っているワリには、劇中で一回しか使われてなかったね(^^; 最初はゴジラ映画に合うかどうか心配だったSUM41の曲だけど、意外とマッチしていて良かったのに残念だ。ただ後で考えてみると、ゴジラ対ジラのシーン以外に相応の場所が無かったのも事実か。あ、あと意外にも評判の悪いキース・エマーソンの音楽だけど、個人的には良かったね。まぁ、伊福部先生を越えられたかと聞かれると微妙ではあるが。
その他のバトルシーンだと、やっぱり最終決戦のゴジラ対カイザーギドラのシーンか?あ、えっと、カイザーギドラのことってもう言っちゃっても良いんだよね?確か公開まで存在はシークレットだったハズなんだけど、大晦日のTVスポットにはカイザーギドラのシーンが挿入されてたんだけど、どうなの東宝さん?(^−^; んで、そのカイザーギドラの着ぐるみがまたでかいんだな。軽くゴジラの2倍はあると思うんだけど、それがゴジラを全重量で踏みつけるシーンは迫力満点だよね。
でもね、ちょっと気になったのがゴジラと他の怪獣の絡み。初見の時はあんまり気にならなかったんだけど、ゴジラとクモンガ、カマキラス、エビラ、ヘドラのバトルシーンがあまりにも短かったカンジがしたなぁ。まぁ、その分クモンガとカマキラスのバトルシーンは印象に残ったけど、ヘドラはあんまりにもあっけなさ過ぎ。冒頭の怪獣大暴れシーンで、ロンドン辺りに出現させて暴れさせても良かったんじゃない?
ところで、本来怪獣バトルが主軸の「ゴジラ FINAL WARS」なんだけど、人間アクションが結構長かったような気がする。尾崎(松岡昌宏)や風間(ケイン・コスギ)のバイクアクションや、X星人参謀(北村一輝)の格闘シーンは北村監督の演出も相まって素晴らしい出来だけど、やたら長いのも考え物か。確かにこれだけキャラが多いのによくまとめたよな、ってカンジもするし、ダグラス・ゴードン(ドン・フライ)の日本刀さばきがあまりにもカッコよかったので別に良しだけど。
最後にエンディングのお話。
エンディングはこの作品の名場面が次々と映し出される構成になってるんだけど、結構コレが見所かもしんない。
例えば、劇中ではほとんど見せ場のなかったヘドラの東京破壊シーンがあったり、劇中に登場するアメリカの子供(アンギラスのソフビを持ちながらTVに映るアンギラスを見て「本物のアンギラスだ」というあの子)の周りにちらかっているソフビ人形は、今作品で登場することの出来なかったゴジラ映画の歴大怪獣が全ているらしい。また、作品ではカットされた、尾崎が懲罰房の護衛兵を手刀で殴り倒して、ゴードンに会いに行くシーンが挿入されていたりと、なかなか面白い。
もしこれから「ゴジラ FINAL WARS」を見に行く方がいたら、絶対にエンドロールが始まっても席を立たないで欲しいな。
まぁ、実際のところ、エンドロールが始まっても誰も席を立っていなかったけど。
ということで、今回も大満足の「ゴジラ FINAL WARS」鑑賞記でした。
「ゴジラ FINAL WARS」
製作:富山省吾 脚本:桐山勲・三村渉
音楽:キース・エマーソン 特殊技術:浅田英一 監督:北村龍平
尾崎真一:松岡昌宏 音無美雪:菊川怜
ダグラス・ゴードン:ドン・フライ 風間勝範:ケイン・コスギ
音無杏奈:水野真紀 熊坂:船木誠勝 小美人:長澤まさみ・大塚ちひろ
神宮司八郎:佐原健二 波川玲子:水野久美 田口健太:須賀健太
田口左門:泉谷しげる X星人参謀:北村一輝 同・司令官:伊武雅刀
小室:国村準 醍醐直太郎:宝田明
挿入歌:「WE’RE AII TO BLAME」(歌:SUM41)
全国東宝系にて2005年1月14まで公開中。